- 作者: 子母沢寛
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/12/18
- メディア: 文庫
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読んでみた。我々の知っている坂本龍馬像は実は司馬遼太郎氏が描いたものであるように、新選組の『竜馬が行く』に当たるものが子母澤氏の新選組三部作なのだそうだ。そう言えば黒鉄ヒロシ氏のマンガ『新選組』(PHP文庫)は、読み比べてみると明らかにこの本を踏まえていると思われるシーンが数々ある。
古い本(初版は昭和3年)なので読みづらいかなと思ったが、文章自体はきびきびと簡潔でかつ章立てが短いので、むしろ読みやすかった。ただし近藤勇の書簡の引用など、いわゆる候文が大量に出てくるので面食らう。
どうでもいいが中公文庫、昔に比べて本の作りがなんとなく雑になってないか?
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