米酒というのを買ってしまったではないかぁ
正しくは「米」と「酒」の間に「だけの」という小さい文字が入っていて「米だけの酒」という感じのパック酒(500ml)。沢の鶴。
こういうのってなんて言うんだろう?刷り込み??サブリミナル??まあいいんだけどさ。普通に飲む。
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魯迅、竹内好(訳)『故事新編』(岩波文庫)
短編集。短いし筋が波乱に飛んでいるので、読んでいて楽しい。岩波文庫にしては(失礼!)翻訳も読みやすいし。なんとなく芥川龍之介の王朝物を連想した。あちらの史記の時代はこちらの平安時代のような感じなのだろうか。
(「阿Q正伝」を含む代表的短編集『阿Q正伝・狂人日記 他十二篇(吶喊) (岩波文庫)』はどちらかというと地味な作品が並ぶが、本書は奇想天外なものばかりなのだ。王を仇と狙う少年と正体不明の不気味な協力者の話「剣を鍛える話」とか。協力者は物語の前半で少年の首をぶった切ってしまう)
いつも疑問に思うのだが、魯迅はもともと医学生だったが「今治療すべきは中国人の体ではなく(封建主義にどっぷりと浸かった)精神」と悟って文学に身を投じたというのは有名な話だが、このような小説を読むことによって我々の精神は治療されているのだろうか?