今年は郵便局のほうから電話がかかってきた。
それも、人事担当者ではなく現場の責任者から。バイトに入ったときには上司にあたる人である。
なんでも今年は勤務期間を延ばす代わりに採用人数を大幅に減らすので、経験のある人を確保したいんだと。
「勤務期間を延ばすって、どんなふうになるんですか?」と訊いてみた。
例年より勤務開始日が1週間ほど早くなるようだ。終了日は同じ。
あと、勤務時間帯もいろいろいじってるみたい。
私が3年連続でこのバイトに応募しているのは、経験上、本業も副業も仕事が途絶するのがほぼ学校が冬休みの期間に相当するからだ。前倒しされると、どっちか(多分両方)に差し障りが出る。
今わかっている分だけ「この日とこの日とこの日はダメっぽいんですけど?」と訊いてみたところ、バイト同士でペアを作るので相方さんの同意を得られれば休めるとのこと。
とりあえず、スケジュール確認の上やるかどうか追って返事します、と伝えた。希望者が決まってしまうかも知れないから早めに回答してほしいと言われた。
別の人に決まったらそれはそれで仕方がない。郵便局のバイトがないと食えないわけじゃない。バイトする動機は、年末年始とはいえスケジュールが長期間空白になるのがもったいないという、要するに貧乏性によるものだ。貧乏なんだけど。
それは置いといて、なんとなく想像がつくのだが、日本郵便さんは、えらい勢いで仕事のシステムをいじってるみたい。年末年始の短い期間でも、この3年でやることが全部違った。
まあ素人目にも郵便局の業務はカイゼンの余地満載だということは、弊ブログでも二〜三度くらい書いたと思う。不完全とはいえ民営化からこっち、カイゼンによって一握りの幹部職員と経営コンサルの報酬が跳ね上がるくらいの効果を挙げていることは想像に難くない。張り切っちゃってやってるんだろうな。
一方で、その百倍くらいの人数の現場管理職が、心をぶっ壊していることだろう。現場は変化を嫌うのだ。
そして利用者の立場からは、カイゼンによるサービスとかの変化を体感することは、ほとんどないだろう。カイゼンってのは、そういうものだ。
ふと思ったのだが、バイトの期間変更ってのは「学生排除」が主目的なんじゃなかろうか?あんなに冬休みをはみ出したんじゃ、学生はバイトできない。年末年始の郵便局のバイトは「本来学生のもの」というイメージが強烈なんだけど、「学生」と「カイゼン」って相性は悪そうだ。なんとなくそんな気がした。
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