三泊四日の3日目午前。
宿の周辺が、投宿した時には暗くてわからなかったが、朝目が覚めたらこんなところだった。天人峡温泉と言うんだそうだ。
ロープウェイで大雪山系の最高峰・旭岳へ。この時期、北海道は名古屋近郊と比べて私の体感で季節が一か月ほど早いなと思ったが、ここまで来ると一か月どころではなかった。一応、毛糸物は用意していたが、面倒くさがってバスの中に置いて行ったことをちょっと後悔した。
ロープウェイ山上駅。ガスで覆われた旭岳山頂が見えてきたときには、ゴンドラ内で「おおっ!」という声が上がった。
振り向いて山上駅を撮ったところ。右奥に忠別湖というダム湖が見える。黒部ダムより大きいんだそうだ(念のためぐぐったら、大きいというのは湛水面積のことらしく、ダム堤高と総貯水容量は黒部ダムの方が上だった)。
第一展望台から旭岳山頂を望む。本格的な登山者でなくても楽しめる散策コースが用意されていたが、こちらは足弱の高齢者のお供の身。多くは望まず、山頂に最も近いという「姿見の池」なるところを目指す。
これが「姿見の池」。あとでパンフレットを確認したら、ロープウェイ山上駅にはここの名前を取って「姿見駅」という名前がついているのに気がついた。
旭岳山頂と姿見の池。植物限界がこの付近にあるのがわかる。なお森林限界は姿見の池とロープウェイ山上駅の間にあって、散策コースの帰途を辿っているとハイマツやクマザサがみるみる戻ってくる。すごい!
山上駅にロープウェイが着くところ。散策コースでは、本格的な装備の登山者と何人もすれ違った。装備も何もないのにこんなすごいところを見せてもらって、ちょっと申し訳ないような気分。
ロープウェイ山麓駅。出発時には曇っていたが、戻った時には晴れていた。
バスで移動して「青い池」。ガイドさんによると『ナニコレ珍百景』というTV番組で取り上げられてから観光地化したそうだ。バスクリンみたいに青かった。火山性の色素が溶けこんでこんな色になったらしいとのこと。
ここは降りただけ。
別角度。
さらに移動。「四季彩の丘〔しきさいのおか〕」という観光施設。お花畑だ。
有料だがトラクターバスのサービスがあった。「ノロッコ号」という名前がついていた。私だけだったら乗らなかったが、前述のとおり高齢者のお供なので利用した。
花の名前のわからぬ身が悲しい。
北海道ならではの大地の褶曲がすごいが、これも写真ではなかなか伝わらない。
続きます。