去年の6月に週一通い始めた英会話スクール、まだ続いている。つかもうしばらく続けるつもり。やればやるほど「英語できねーな」ということを痛感する。学校英語はスペクトルが限定されてる。抗議とか叱責とか、ネガティブな表現のトレーニングが欠落していると、よく言われる。結果、昔のTVの教育番組みたいな影のない不自然に明るい世界になりがちとか。
私が通っているスクールの教材は、その点を考慮してくれているのかいないのか、学校の教科書ではあまりお目にかかったことのないシチュエーションが出てくるので、新鮮な感じはする。今日やったのは病気の話だった。ビタミン発見のきっかけになったのは、キャプテン・クックの航海だったとか。当時は壊血病により多くの船員が命を落としていたが、クックがライムジュースを供するようになって生存率が劇的に改善したとか。なお壊血病のことを “scurvy” と言う。言えないよね。
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これが今回のエントリーの主題みたいなもんで、英語で病気の名前って、本当に言えないのだ。ネイティブ講師から「日本でも同じような問題はなかったか?」と尋ねられて、日本では食生活が野菜寄りだから壊血病が大問題になったことはなかったはずだが、代わりに脚気に長く悩まされた、みたいなことを言おうとした。「脚気」なんて単語、知ってるわけがない。スマホ持ち込んでも何も言われないところなので、手元でちょいと検索したら “beriberi” だって。スマホ画面の検索結果を講師に直接見てもらったけど「知らない」とのことだった。
壊血病がビタミンC不足、脚気がビタミンB不足によって起きると言われるのだから、このへんのところをサラっと説明できたら格好いいのだろうけど、現実は厳しい。
教材を踏まえたフリートークで、サプリメント飲んでるかとか効いた薬はあるかとか、そんな話になった。長年ヘルペスに悩まされていて、サプリはあまり効果がなかったが、抗生物質入り軟膏を使ったらすごく効いてくれて、嬉しくもあったが数十年にわたって悩まされたのは何なんだったのかと悔しくもあったと言おうとした。以前、弊ブログにも書いたことのある話題である。
言えるか―ヽ(`Д´)ノ
まずヘルペスが通じるかなと思ったら通じなかった。寒い時に唇の周りにできる炎症 “inflammation” だと言ったら、英語では “cold sore” と言うんだと教えてもらった。あと抗生物質は “antibiotics” でいいとして、軟膏 “ointment” を “ornament” と言い間違えて笑われたぞ。それは私が悪いのか。外国語の言い間違いというのは、時として挽回不能なほどひどいやらかしをやる恐れがあるのだが、“ornament” は「装飾品」だから傷は浅い方だったと自分を慰めるしかない。
一般的に言って医学ジャンルの英単語というのは難解なものが多くて、せいぜい “cold” と “cancer” くらいしか知らないのが普通じゃなかろうか。使うあてもなく覚えようとしたものならあるけど。“hey *1 hay fever” 「花粉症」、“eczema” 「湿疹」、“diarrhea” 「下痢」、 “constipation” 「便秘」、“high blood pressure” 「高血圧」、“ diabetes” 「糖尿病」…最初のものを除いて、実際に通じるかどうかは試してみないとわからない。今回の “herpes” みたいに通じると思った単語が通じないということが、よくあるのだ。
外国で体調を崩して英語わからないけど仕方ないから医者に行ったら、「cold」と言われて「わー通じた」と喜んで、「いや風邪ではない、熱はあるし痛みはあるけど咳もタンも出ないし…」と一生懸命説明して、そしたら「cancer」と言われて「わー通じた」と喜んで…という冗談を、昔考えたことがある。
ちなみにドン引きされる悪趣味な冗談のことを、英語で “sick joke” と言う。
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