元は ✩←ヒトデ (id:hitode99)さんの、このエントリーに投入したブコメです。自分の誤読に気づいたので削除しました。すまそ > ヒトデ さん
何をどう誤読したかというと、ヒトデ さんが引用した Amazon の紹介文が、こんな一文から始まっていたのです。
「書けないカギは書く前にあり」。毎月3,000本以上の記事を配信し続けるカルチャーニュースサイト「ナタリー」で実践されている文章の書き方を、一般向けに解説する初めての書籍です。
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一方、ヒトデ さんが引用した箇条書きを孫引きさせてもらうと…
自分がどんな時にラーメンを残すのかを思い浮かべてみましょう
・「多すぎる」
・「麵ののどこしが悪い」
・「味が濃すぎる」
・「味が薄過ぎる」
・「具が少なくて単調」
・「店内が不潔」
・「食べたい味じゃない」
こんな感じでしょうか?これを文章で置き換えるなら
・「長過ぎる」
・「リズムが悪くてつっかえる」
・「主張が強すぎる」
・「得られるものが無い」
・「繰り返しばかりで飽きる」
・「誤字だったり用語の不統一」
・「求めていない内容」
こんな感じになりますねつまりこれらの逆をいけば「完食されるラーメン」すなわち「完読される文章」に近付くという事です
上掲記事より
これはこれで、大変示唆に富む内容だと思います。ヒトデ さんのエントリーも、この内容に沿って論旨が展開されています。でもこれは「書けない理由」ではなくて、「読まれない理由」だよね。自分の誤読を棚に上げて言うのもなんだけど、Amazon の紹介文が不適切じゃないのかなぁ…?
そんなで私は最初、もう消しちゃったんで不正確だけど、次のような内容のブコメを書いた。
ん~、ブログ12年やってて未だに書けなくなることはよくあるけど、書けない理由は箇条書きのどれでもないなぁ。書けなくなるのは、頭の中にある結論と、書いたばかりで目の前にある文章がつながらなくて、詰まっちゃうのが原因であることが多い。
ブコメ制限の100字を超えているのは、ご愛敬ってことで。つまり、そもそも完読してもらえるよう推敲する以前の段階で、文章を完成させられなくて四苦八苦しているのだ。
具体例として…意外と思い浮かばないな。消した文章の内容なんて、忘れちゃうもんね。無理やり思い出すと、前々回の10月19日の記事を書いているとき、ポケットWi-Fiのくだりを書きかけて、Wi-Fiの機能自体には満足していたものの、解約がめっちゃやたらと面倒だったことや、それ以前に全く使わない有料オプションを解約するのも面倒だったことを思い出して、ついそのことも書いてしまったのだ。
そうすると、書けば書くほど結論からどんどん遠ざかってしまう。だから文章を完成させられる気がしなくなってしまう。まあ結論たって、あのエントリーの結論は「市の契約している業者の処分場へ持って行きました」ってことだけだけど。
そういう脱線が、一つのエントリーを書くときに、一度や二度じゃないのって、私だけ?
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そんな場合に、やるべきことは一つしか思い浮かばない。一旦、文章を完成させることを諦め、下書きに保存して、頭を冷やすことだ。
どうだ、すごいでしょ、この臨場感あふれるスクリーンキャプチャ。たった今ホントに下書き更新したのだ(自画自賛
脱線した文章は、削除するしかない。残しておいても、読む側からすると、冗長で読みづらくなるだけだからだ。しかし、書いたばかりの自分の文章を削除するのは抵抗がある。短い時間でも冷静になることによって、自分の文章をばっさり推敲できるようになるのだ。これが今回の結論。
本当は、文章が書けなくなる理由は、それ以外にもいっぱいいっぱいあるように思うのだが、とりあえず今、言語化できるのは、上述の一点だけである。
「こんなコツもあるよ」というのをご存知の方は、ぜひとも、ぜひとも教えてください(土下座