しいたげられたしいたけ

空気を読まない、他人に空気を読むことを求めない

個人特許を書いてみた(その4)

「その3」からもう10ヶ月も経ってしまっていた! ぐぢぐぢです。読んでもらって気持ちのよい記事ではないことを、あらかじめお断りしておきます。

watto.hatenablog.com

ときどきやる三行要約から。

  • 仕事を進めるうち、だんだん弁理士と合わないことがわかった。つかこちらの主観では、相手がとんでもねー奴だった
  • 文句を言ったら、向こうから担当を降りると言い出した。渡りに船と、手付金を返してもらい契約を打ち切った
  • 半年ほど冷却期間を置いて、ネットで別の弁理士を見つけ、依頼した。目下その弁理士の力を借りて、改めて申請準備中

…と始めてみたが、まだ特許自体の内容を明かせる段階ではないので、それほど詳しく書けるわけではない。権利が成立しようがしまいが、内容は後日、弊ブログでも必ず公開しますので、しばしご容赦を。

 

ネットで見つけた弁理士について、「その2」と「その3」では比較的好意的な書き方をした。私が知らない情報を、いろいろ教えてくれたからだ。PCT国際出願制度なるものについてであるとか。

ところが仕事を進めるにつれ、どうも違和感が募るようになった。エージェントにしては、自己主張が強すぎるのだ。

もともとは地元の有名企業に勤めていた人だということだが、 何かにつけ自分の専門の方に話を持って行きたがる。「その3」では “思ってもいなかった応用分野への請求項のサジェストもいただいた” と書いたのがそれだ。こちらはその専門分野に対する知識を持ち合わせていないので、あいまいな返事しかできなかったが、不満そうな様子だった。だけど自分の専門外に対しては、誰しもそんな応対しかできないものじゃないかしら?

何かにつけ上から目線で、上司を雇っているみたいだな、と思うことも、しばしばあった。

そのくらいで済んだら、最後まで我慢できたかも知れない。

スポンサーリンク

 

決定打だったのは、弁理士が作った申請書の原稿を見たときだ。

こちらの意図を、みごとに曲解していた!

再三繰り返しているように、まだ特許の内容を明かすわけにはいかない。喩えで書くしかない。すみません。

昔のスポーツメーカーのCMソングに「早く、高く、たくましく」という一節があった。今でもあるのかな? 仮にこれを特許の効果だとしてみる。

当方の意図は「早く」と「高く」がメインで、「たくましく」はそれに付随するものだと考えていた。

悪乗りして架空の例をでっち上げると、斬新なスポーツシューズとして、靴底が踵とつま先の部分にしかない製品を考案したとする。

それによって軽量化が実現でき、「早く」と「高く」という効果が期待できる、というのが私の考えだったとしよう。

「たくましく」は付随的なものだ。ユーザーが「早く」と「高く」という効果を得られたとしたら、それに伴って「たくましく」もなるだろうという程度だった。

弁理士は、何を勘違いしたのか、その「たくましく」の部分だけに異様なこだわりを持った。「たくましく」こそが特許のメインだと言い出したのだ。

そして勝手に、省略した靴底の部分に鉛のカタマリをはめ込んだような考案に書き換えてしまったのだ!

そりゃそうすれば、「たくましく」に関してはより大きな効果が得られるだろう。しかし私の意図としてはメインだった「早く」と「高く」が、台無しになってしまうではないか! もっと言うと、靴底に鉛を仕込んだシューズは、とっくに製品化されているではないか!

念のために繰り返しますが、これはあくまで架空の例です。踵とつま先にしか靴底のないシューズが特許申請できるかどうかは知りません。

 

さすがにこれには文句を言った。「これは私の考案ではありません」と、はっきり言った。

そうしたら相手は、ぐじぐじ言い始めた。「もっと早く言ってくれれば」と掛けた手間を惜しむようなことを言ったり、「誤解があった」と、あたかもこちらが誤解していたようなことを言ったり、私の人格評価というか、人格批判みたいなことを始めたり、よくまあこれだけ相手の神経を逆撫ですることが並べられるものだということを、立て板に水と並べ立てた。

あげく「watto さんの言うように書き直してもいいですが、どうしますか?」と抜かしやがった。人の特許を人質にとるような言い草だったので、これもそうはっきり返して抗議したが、「人質と言われるのは不本意だ」とかなんとか何倍もの口数を返してきた。

 

「考えさせてください」と、話を引き取った。こちらとしては、この弁理士に依頼を続けるつもりはなかった。ただ手付金としてすでに20万円ばかり支払ってしまっている。その20万円を、返ってこないものと思い切るのに時間が必要だと考えたのだ。

そうしたら翌日、弁理士からメールが来た。1週間の猶予をやるから契約を続けるかやめるか決めてくれ、契約をやめるなら手付金は返金する、ただしこちらが作成した原稿の文章は一切使わないでくれ、という内容だった。どこまでもウエメセな奴だ。

1週間も猶予はいらない。即日、解約と返金要求の返信メールを送った。

手付金はその後、無事、振り込まれた。何から何まで悪いことばかりではなかった。

 

この弁理士は初対面の際、別のクライアントから弁理士協会宛に懲戒請求が出ていて、それに弁明するため私への対応が遅れるかもしれないと言っていた。その時は、正直にそう伝えてくれたことに、むしろ好感を持った。私も客商売の経験があるから、クライアントとのトラブルが避けられないことはわかっているつもりだったのだ。

しかし自分でこういう体験をしてみると、おそらく他のクライアントに対しても、同じような態度で接していたんだろうなと想像せざるを得ない。

 

さて肝心の特許をどうしよう。私は基本暇人であるが、それでも比較的仕事が忙しい時期がある。ちょうどその時期に差し掛かったため、半年ばかり放置してしまった。

少し悩んで、結局またネットに広告を出している別の弁理士事務所に電話してみた。それからの話は「その5」以降に書く予定。

私怨まる出しの記事で、お目汚し失礼しました。

スポンサーリンク