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【ゆる募】薬草成分の丸薬と言えば陀羅尼助でしたか?百草丸?萬金丹?反魂丹?それ以外??

日本中で知られていながら地方によって呼び名が違うものの代表格と言えば、関東で今川焼き、西日本で回転焼き、わが中部ほか多くの地方で大判焼きと呼ばれるお菓子であろう。

薬草成分を黒い丸薬にした家庭用常備薬といえば、みなさんのお住いの地域では何でしたでしょうか? ひょっとしたら大判焼きのように地方によって違うかも知れないと思ったので、ゆるく情報を募集したいと存じます。コメント、ブックマークコメント、SNS連携ポストへのリプなどでご教示いただければ幸いです。「収集癖」とカテゴリーした拙エントリーの常で、随時追記したいと考えます。

 

事の発端はわがX旧ツイッターのFFさんにしてツイートキャスターでもある ほんじょび@john_honjovi さんが、お住いの奈良県では「だらにすけ」が子どもが体調を崩したとき「これ飲んで寝とき」などと万能薬扱いされている、とキャスされていたことでした。念のため万能薬、何にでも効く薬というものはありません。蛇足ながら。

だらにすけ? なんだそれ?知らね~!

ほんじょび さんのキャスは在宅仕事のBGM代わりに流していたが、手を止めて検索してみた。

陀羅尼助と表記するらしい。

しかもそれが複数の製薬会社から販売されているようだった。ますます知らねぇぇぇぇっ!

 

だが思い当たることがあった。わが出身地である岐阜県南部では、同様に子どもが体調を崩したときの「これ飲んで寝とき」的な丸薬と言えば「おひゃくそう」こと百草丸が、すぐに思い浮かんだのである。

ツイキャスへのリプには「霊峰・伊吹の薬草が主成分」と書いてしまったが、記憶違いで検索したところ霊峰・御岳だった。岐阜県の西の端と東の端じゃないか。と言いつつ実は伊吹山は滋賀県、御岳山は長野県と、どちらも岐阜県内ではない。よその地方の人にしてみれば「知らね~よ」であろうが。

検索した。やはり同じ銘柄が、複数の異なるメーカーから出ていた。

これにより薬草成分の家庭用常備薬は、地域によってメーカーが住み分けており、その銘柄が地域ごとの呼称になっているのではないかという仮説が生じた。

 

まずは「萬金丹」という名前が思い浮かんだ。「ハナクソ丸めてマンキンタン」という極めて品のない俗諺により、謎の風評被害を受けている銘柄である。昭和世代の人間としては「どうせ赤塚不二夫あたりが言い出したことだろう」と思って検索したら、もっと昔からある言い回しらしい。

検索したら伊勢の薬と出た。赤塚は常に大判焼きを今川焼きと書いていたので、赤塚といえば東京だろうと思ったが、違うらしい。若い人には通じないけど、と赤塚に対する謎の風評被害。

www.isekusuri.co.jp

 

伝統的家庭用常備薬と言えば、越中富山の薬売りであろう。使った分だけ補充してお金を取っていくという独自の販売方法を聞いたことがあるが、拙宅や実家でそうしていたわけではない。

「富山 薬草 丸薬」で検索してみた。「反魂丹」という銘柄がヒットした。

反魂という言葉は、吉川幸次郎『漢の武帝 (岩波新書)』の章名にもなっている。漢の武帝が亡くなった愛妃の魂に「戻れ」と呼びかけたという、たいへん古い言葉である。

ただし反魂丹で検索し直すとそういう銘柄のお菓子もあるようで、ややこしい。

www.hangontan.co.jp

 

そうか、てっとり早く調べるには「地名+薬草+丸薬」で検索すればいいのか、と思いついた。

四十七都道府県全部でやるのは面倒なので、大くくりの地方名でやってみた。

北海道は、それらしい情報がヒットしなかった。

東北は「三光丸」という銘柄がヒットしたが、原材料が東北産ということらしく製薬会社の本社は奈良県だった。奈良県、強いよね。吉野山地を擁しているからだろうか?

sankogan.co.jp

関東はトップに百草丸が表示された。

中部は池田屋越中反魂丹。うちも中部なんだけどな、と思って東海で検索し直すと、百草丸が出た。

関西は陀羅尼助丸。ただし近畿で検索すると、萬金丹のほうが上位だった。

中国で検索すると中華人民共和国の情報ばかりがヒットするので、山陰、山陽でやってみた。山陰はそれらしい情報ヒットせず、山陽は百草丸がトップだった。

四国はそれらしい情報がヒットしなかった。

九州もそれらしい情報が…と言いたいところだが、わりと上の方に「樋屋奇応丸」という商品名が表示された。

「ひやひや ひやの ひや きおーがん♪」というCMソングが耳に浮かぶ、あの銘柄である。

あれって銀箔コーティングじゃなかったっけと思ったが、検索して確認したところ薬草成分のようだった。つか大阪本社の全国区だよね。

hiyakiogan.co.jp

沖縄は「沖縄長生薬草本社 福寿来」がヒットした。丸薬ではなく煎じ薬の分包のようだったが、思ったほど情報が集まらなかったからコレクションに加えてしまおう。

あと「薬草」に代えて「生薬」などで検索すると、結果が違ってくるかも知れない。

ただし地域名で検索しても、本当にその地域でトップシェアらしい銘柄が上位に表示されるとは限らないこともわかった。

なんとなく陀羅尼助丸、百草丸、萬金丹、反魂丹あたりが地域ごとに住み分けていそうな気がするが、検索だけでは日本地図を塗り分けるのは難しそうだ。

そんなで繰り返しになりますが、「うちの地方ではアレだったよ」という情報を教えていただけましたらありがたいです。順次、追記するつもりです。

追記:

さっそく情報をお寄せいただきました。まとめお礼で失礼します。ありがとうございました。

 

貯め代(id:tameyo)さん、チャーコ(id:harienikki)さんは、ご存知でないとのことでした。「そんなのなかった」という重要な選択肢を失念していました。

 

北海道出身のナツネコ(id:usayusadosa)さんからは、「高田一方精」というのを教えていただきました。

また知らない名前が出てきた…

検索したところ、佐渡島の万能薬で、現在は製造されていないとのことでした。

はてなブロガーさんなので通知が飛ぶと思います。お騒がせ失礼します。

ikkakinokinoha0401.hatenablog.com

 

ブルースカイに流した連携ポストへのリプで、Yo@鳥取県名探偵コナン町@yoshiya.bsky.social さんから厚生労働省が作成した資料を教えていただきました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002xyf3-att/2r9852000002xyho_1.pdf

https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/04/dl/s0428-7d.pdf

情報量が多いので、少しずつ読ませていただきます。

ごくごく一部のみ引用します。

・飛鳥時代・奈良時代(700年~)「陀羅尼助」「奇効丸」
・鎌倉時代・室町時代(1200~) 「豊心丹」「奇応丸」「混元丹」

えええっっ!??

 

北斗柄(id:hokuto-hei)さんからは、コメントとブコメの両方に情報を頂きました。

要約すると、関西ではやはり陀羅尼助と萬金丹の2強のようです。どんな要約や (^_^;