しいたげられたしいたけ

空気を読まない、他人に空気を読むことを要求しない

収集癖

母集団ごとに認知度が違いそうな各種緊急コールについて

今回は阿豆らいち(id:AzuLitchi)さんの、こちらの記事に便乗させていただきます。 azulitchi.hatenablog.jp スマートコンセントの PR 記事ですが、らいち さんのエントリーの常で、仕込みがいっぱいあって油断なりません。 青銅のファンデーションなど他の…

特定の人物の代名詞と化している敬称について

言葉の収集癖がある。モノを集めるのと違って、金もかからないし場所も取らないので、貧乏人にはもってこいの趣味だと思っている。 こんな人気増田があった。 anond.hatelabo.jp タイトルを見たとき、古い戯言 google:大師は弘法に奪われ、太閤は秀吉に奪わ…

京都府宮津市「つかずの鐘」の物語が韓国慶州「エミレの鐘」のそれにそっくりな件

物語の相似や古形を見つけると、保存したくなる性癖がある。ただし今回のものは、読んで楽しいものじゃないです。 京都府宮津市の古刹成相寺〔なりあいじ〕の梵鐘に、こんな物語が伝わっている。 つかずの鐘 京都府の民話 <福娘童話集 きょうの百物語> 長…

1970年代後半に始まった「終わらない物語」序論

誰もが自分の青年期を送った時代を、特別な時期だと感じるものだろう。だが1970年代に始まり40年も経った今に至るまで完結していない物語のリストを作ってみたら、けっこうな数が集まって、どの時代を同じくらいの厚みに切り取っても、同じくらいのリストが…

タイトルでネタバレ他ネタバレコレクション

今回は純然たるネタです。「はてな匿名ダイアリー」(通称「増田」)と、そこに投入した自分のブコメなどから収集、保存しておきたくなったので。 まずはこちらの増田。埋め込みリンクから全文が読めてしまうというのも珍しい。 anond.hatelabo.jp つい反応…

異なる仏典に同じ仏名や似たようなエピソードがしばしば登場することについて(その3:完結)

3回もかけてやるネタでなかったかも知れない。今日では一般にあまり知られている内容とは言えないから、拙い説明を加えながら書いていたので、長くなってしまった。たいした結論ではないが一旦結論づけて、そのあとでまだ結論がつかないで温めているネタを、…

異なる仏典に同じ仏名や似たようなエピソードがしばしば登場することについて(その2)

『維摩経』「菩薩品」に続く「問疾品」では、結局断り切れなかったマンジュシュリー(文殊)菩薩が、維摩詰居士の病気見舞いに行くことになった。すると断ったはずの八千の菩薩衆、五百の声聞すなわち仏弟子、さらには百千の神、天人、天女など人ならぬ者た…

異なる仏典に同じ仏名や似たようなエピソードがしばしば登場することについて(その1)

仏典をちびりちびりと読む趣味がある。8月4日のエントリー を書いたのがきっかけで、以前からまとまったらネタにしようと思いつつ、まとまらなかったのでまだ書いていなかったネタがあったことを思い出した。まとまるのを待っていたら、いつのことになるやら…

10大弟子+紅一点という法則または系譜

今回はすべて敬称略です。敬称の付け方のルールの一つとして「生者は敬称つき、故人は敬称なし」という単純明快なものがあり、弊ブログはだいたいそれに則っていますが、今回の話題では、そうするとかえって不自然に感じたので。 『総務部総務課山口六平太』…

自称「日本三大何とか」の三つめがうちの地元になぜか多い件または郷土愛は自己憐憫の形をとりがちなのだろうか?

前々回のエントリー には、多くのコメントやブックマークコメントをいただき感謝しています。ありがとうございました。例によって、そのうちの一件を、今回のエントリーのマクラにさせていただきます。ぴょん (id:e_pyonpyon21)さんブコメありがとうござい…

そう言えば最近印象的なあだ名もしくは二つ名前を持つプロスポーツ選手や有名アスリートというと誰がいるだろう?

前回のエントリーで静電気の話をする際に、NOBO (id:rise_more)さんの四コマ「じゃじゃ嫁日記」のサブタイトル「サンマルチノ」を、しょうもないくすぐりに使わせてもらいました。ウィキペによるとブルーノ・サンマルチノが活躍したのは1960~80年代のこと…

二分法に関連して知的遊戯としての「仏語人」「独語人」分類

前回のエントリーで述べた「二分法」に関連する、まあネタ記事です。結論を先取りして書くと、次の二点だ。「我々が二分法を用いるとき、すでに前提として二分法がいくつも用いられており、そしてその前提となる二分法の存在はややもするとと見逃されがちな…

プラトンの『饗宴』と仏典『法華経』の構造が似てるんじゃないかと思っている

1月12日のエントリー に、オチが同じじゃないかと思っているフィクションを何組か挙げた。ちょっと昔のエントリーだが、2008年1月27日のエントリー には、源信『往生要集』の構造がダンテ『神曲』と似ていると言われることの他に、仏典『観無量寿経』の構造…

今のどこが面白かったかというと…

タイトルはわざとやってます。つかシリーズ化しちゃってます ⇒ 『今のどこが面白かったかというと…』 この『スーとお花ばたけ』という童話(のようなもの)は、「三島由紀夫はなぜ『卵』を好んだか?」を書いた直後に思いついて、パソコン通信の同じフォーラ…

思ったほど集められなかった言葉のコレクション二題

形容矛盾 C++プログラミング〈Vol.1〉 (Computer Science Textbook)作者: ハーベイ M.ダイテル,ポール J.ダイテル,Harvey M. Deitel,Paul J. Deitel,小嶋隆一出版社/メーカー: ピアソン・エデュケーション発売日: 1999/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック…

日本語におけるドイツ語起源と英語起源の外来語の奇妙な混交について

最初ブックマークコメントに書いたのだが、100字では収まらなかったので、更新が滞っている自分のブログのエントリーにします。 発端はこれ。 “ビール飲まない世代”が飛びついた「ホワイトベルグ」 異例のヒットにはワケがある | RBB TODAY 私の場合よくある…

日本語には肯定と否定がほぼ同じ意味で用いられる言葉がわりとある

ときどき頭をもたげる収集癖です。 「極まりない」≒「極まる」 失礼極まりない奴も失礼極まる奴も、失礼な奴には違いがない。 「ぞっとしない」≒「ぞっとする」 ぞっとするような廃墟に立ち入るのはぞっとしない。 「感に堪えない」≒「感に堪えた」 老齢の理…

日本語の翻訳名が説明的な漢字一文字をつけたがる傾向

ときどき発生する収集癖です。『21世紀の資本論』という本が、日本語版はまだ出ていないにもかかわらずメディアやネットでわりと話題になっている。日本語版翻訳者の山形浩生氏は「はてなー」だ。2か月ほど前になるが、こんなエントリーがホッテントリ入りし…

「夏」+「会えなくなった友達」の源流さがし

この増田経由です。思うと、僕の夏には必ず君がいたし、君の夏にも僕がいた。 それは、これか..でいつもの大喜利感覚で、『google:渡辺美里 夏が来た!』『google:ZONE secret base~君がくれたもの~』というブコメを投入した。他の人のブコメに『google:DE…