しいたげられたしいたけ

選択的夫婦別姓の早期実現を求める

意味が対となる漢字で互いに似ているセットを募集してみた

今回のきっかけは かあちゃん(id:kaatyann)さんのこちらのエントリーですが、記事の主題をまるで踏まえていません。ごめんなさい。

kaatyann.hatenablog.com

『鬼滅の刃』の登場人物・栗花落〔つゆり〕カナヲ の持ち物である表裏コインを、クッキーで再現しようというエントリーでした。

サムネイルにするため Amazon の商品紹介を貼ります。 

 かあちゃん さんのクッキーや画像検索で表示された元ネタの画像を見ていて「表」と「裏」って似てるな、という小学生並みの感想を抱きました。表と裏は対義語ですが、対義語だからって漢字の形が似ているとは限りませんよね。「前」と「後」とか。

対義語など意味が対となるような漢字で、互いに似ている組って他にもないかなと考え、まず「拾」と「捨」というのを思いつきました。10月9日付拙記事に書いた小論文添削の実技試験 に出てきた誤字というのが、「捨てる」と書くべきところを「×拾てる」と書いていたのです、たしか。

それから「右」と「左」、「上」と「下」というのを思いつきました。

もっとないかと思い、ツイッターで緩やかに募集してみました。

そうしたら、予想以上に多くのリプをいただきました。感謝します。ありがとうございました。

全部は引用できませんが、印象的だったものをいくつか引用したく存じます。

まずは はてなー でもある b:id:lieutar さんからのリプから。

そう、まさにそれ! そういうのを集めたかったのです! 

 

FF さんの yuncom @xyuncomx さんから。

これもそうだと思います。

 

やはり FF さんの 杉並太郎 @taro_sugi さんから。

いいなぁ、こういうの。「崇」と「祟」なんてのも思いつきました。 

 

coco @100nknk さんからです。

 「近」「遠」もアリでしょう。

 

ただ申し訳ないようですが、ここで少し疑問が浮かびました。「部首が共通していればいいのか?」という疑問です。

最初の「表」と「裏」の場合は、部首の脚〔あし〕が「衣」であるだけでなく冠〔かんむり〕に相当する部分が「亠」〔なべぶた〕に似ている(「表」はなべぶたではありませんが)というプラスアルファがあるように思います。

他に「姉」と「妹」というのも出ました。部首の女偏以外にも、旁〔つくり〕に「十」が含まれているという共通点があります。

「開」と「閉」が出たとき、そういう疑問を感じなかったのは、部首の「門」〔もんがまえ〕の存在感というか、漢字全体に占める面積というか画数というかが大きかったからかも知れません。

なお「凸」と「凹」の部首はなんだろうと思って検索しました。「凵 」〔うけばこ〕だそうです。

 

こんなことを思い出しました。大島正二『漢字と中国人―文化史をよみとく (岩波新書)』という本によると、部首による漢字の分類・整理が行われたのは、許慎の『説文解字』という字書(辞書)が最初で、なんと後漢の時代に遡るそうです(P89~)。

同書によると、春秋戦国時代の幕を引き中国を統一した始皇帝は漢字の字体も小篆〔しょうてん〕に統一したが、小篆は曲線が多すぎ行政文書には適さなかったため、漢代には直線を基本とした隷書〔れいしょ〕に取って代わられたそうです。

しかしそれによって古代文字が絶滅の危機に瀕し、それを憂いた許慎を『説文解字』の執筆に導いたとのことです。

ただし『漢字と中国人』には、現代に至る漢字辞典、漢和辞典が部首による索引を採用している理由が、なぜか記されていませんでした。発音や画数で索引すると同じ音や画数の候補が多すぎて不便なことは、誰もが経験することであらためて言及するまでもないのでしょうか?

もちろん部首による検索も問題なしとは思えません。私事ですが学校の授業で教師から「部首が氵〔さんずい〕の漢字を 挙げろ」と言われ、自信たっぷりに「酒」と答えたところ「酒の部首は酉〔よみのとり〕」だとダメ出しされた経験があります。知らなきゃわかんねーよ! 漢和辞典で「酒」を探すのに「氵」の部を探しても、「酉」部のページが示してあって見つかるようにはなっているんですけどね。

漢字と中国人―文化史をよみとく (岩波新書)

漢字と中国人―文化史をよみとく (岩波新書)

  • 作者:大島 正二
  • 発売日: 2003/01/21
  • メディア: 新書
 

とまれ私的な興味から発したコレクションなので、後付けのルールで縛る必要はないかなと思いました。

はてなブロガーでもある カラーひよこ(id:color-hiyoko)さんのツイートです。

 「火」と「水」は、漢字には珍しく全体の形状が三角形というか五角形というか、部首を念頭から離すと確かに似てますよね。

そういえば「右」と「左」だって、垂〔たれ〕に相当する部分は部首ではなく、また微妙に書き分けなければならないことは学校で習った通りでした。「形が似ている」というくくりでいいように思います。

また対義語にこだわらなければ、「鳥」と「烏」とか、まだまだ見つかりそうです。

最初の方で「小学生並み」と書いてしまいましたが、子どもでも楽しめるものは、大人だって楽しめるんですよね。

そんなわけで、引き続き緩く募集します。「こんなのがあるよ」と思われた方は、コメント欄、ブックマークコメント、ツイッターのリプなど、なんらかの方法で教えていただけると嬉しいです。

あ、「喜」と「嬉」も似てますね!

追記:

ブコメによるご教示ありがとうございます。一部の本文への転載をお許しください。ぶっちゃけ掛け合いを思いついたもののみです。

意味が対となる漢字で互いに似ているセットを募集してみた - しいたげられたしいたけ

「挑む」と「逃げる」うーむ。部首が一致しないのはなかなか思いつかない。

2020/11/08 07:00

b.hatena.ne.jp

これもいいですね! 本文で述べた通り「部首が一致しない」といった後付けのルールにこだわらず、まずは集めてみたいと思います。

と言いつつ「本」と「末」というのを思いついて、少し期待して検索したら部首はいずれも「木」と出て少しがっかりしたことは黙ってようっと。

 

意味が対となる漢字で互いに似ているセットを募集してみた - しいたげられたしいたけ

もう出たかもしれないけど、幸と辛。 小学生の頃、ある女の子が「ユニコーンの恋人」という漫画のイラストを展示してたんだけど、「ユニコーンの変人」と書いていたことをふと思い出した。

2020/11/08 09:08

b.hatena.ne.jp

未出です。ありがとうございます。関連して「若いという字は苦しい字に似てる」という古~い古~い歌謡曲の歌詞を思い出しましたが、年寄りしか覚えていません。

 

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検索してみて見つかったのは、強弱とか進退とかかな。

2020/11/08 09:23

b.hatena.ne.jp

「強」と「弱」の部首は「弓」で、弦の張りが語源でしたね(諸説あり)。強すぎても弱すぎても矢は失われる、なんちて。

 

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興味深いテーマだけど思いつくのがなかなか難しい。速い・遅い、鋭い・鈍いとか?

2020/11/08 13:06

b.hatena.ne.jp

「鋭」「鈍」いいですね。特に「つくり」の「し」に似た最後の撥ねが(個人的趣味

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