しいたげられたしいたけ

空気を読まない。他人に空気を読むことを要求しない

水害後片付けボランティア@常総市は、関東鉄道常総線が動いてなかったので移動に苦労した

この日を逃すと最低でも来週まで機会がない、ということで見切り出発してしまうことが多い。これまでの経験だと、災害からの日数が経てば経つほどニーズも減少するのだ。
ネットで検索して、「市内のみ」「県内のみ」等の制限がないボランティアセンターのうち、拙宅から一番近そうなのは常総市のボランティアセンターだったので、そこを目指すことにする。最寄り駅は、関東鉄道常総線の中妻か三妻という駅のようだ。
関東鉄道が止まっているというニュースは見聞きしていたけど、ネットニュースで「一部再開、ただし本数は三分の一」というのを見た記憶を頼りに、秋葉原つくばエクスプレスに乗ってしまう。

普通に乗ったので、途中駅で区間快速に追いつかれる。乗り換えはできた。あとで検索したら、八潮駅でなはかったような記憶があるので流山おおたかの森駅かな?

弊ブログにおける「ボランティア」タグがついた記事を見て、出てくる鉄道写真の多さに「あっ…(察し)」とか「本当は何がしたかったんだ?」とか思った人がいるかも知れないが、当方としては「それがどうした( ̄^ ̄)」と開き直る準備はある。
守谷駅で降車。乗り換えるつもりで関東鉄道のホームへ。
電光掲示板に「運転見合わせ」の文字!

これもあとで検索し直したら、一部再開区間というのは下妻−下館という今回とは全然関係のない区間だった! 地元じゃないと地名をみてもぜんぜんピンと来ない悲しさ。
守谷駅外景。

ホームに人待ち顔で停まっていた関東鉄道の車両。

ボランティアセンターとは反対の取手方面には代行バスが出ていたが、目的地方面には代行バスも用意されていなかった。駅員さんが他の乗客に説明しているのを側聞すると、道路状況が許さないとのこと。
2014年2月の雪かきボランティアとか、挫折は過去にもあること、ここで断念してもよかったが、駅前ロータリーにタクシーがいっぱい停まっていたので、半ばダメモトのつもりで行ってもらえないか尋ねてみた。
行ってくれた!
ただしタクシーのことで、料金はお安くない。なんのなんの、近年こそやらなくなったが、かつて飲みに行って終電を逃したときには、このくらいの額を払っていた(T▽T;
むしろ問題は、帰るときの足だ。レシートを貰ったときに「この電話番号に電話をしたら迎えに来てくれますか?」と尋ねたところ、難しいですねと断られた。水害のひどくない守谷市のタクシー業者さんだそうだ。
不安が頭をよぎったが、今第一に考えるべきことは、ボランティアセンターにたどり着くことだ。ちなみにこれは伏線で、今回のエントリーのラストで回収します。
ネットで検索した現地地図をプリントアウトしたものを示したのだが、運転手さんが他の市の人で土地勘がなかったため、ずいぶんと手前で降りてしまった。
なんだこのゴリラは?

被災地名物、大量の廃棄物。いやあとで見たのはこんなどころじゃなかった場所が何ヶ所も何ヶ所もあった。

ブラックアウトしたままの信号機が、まだたくさんあった。車同士の譲り合いに任せるしかない。こりゃ渋滞もするわ。

災害派遣自衛隊車両。今回はやたらと見かけたな。

ボランティアセンターの立て看! ここまで来りゃ一安心(←災害ボランティア何度かやってると、そういう感覚が身についてくる)。

登録を待つ長蛇の列。

作業中の写真はありません。災害ボランティアが被災地にカメラを向けることは、被災者をさらに傷つける絶対にやっちゃいけない行為の一つなので。
作業内容は、団地の敷地に流れ着いた大量のワラを、土嚢に詰めてまとめることだった。収穫の終わった田んぼにコンバインが排出したワラが流出したのだろう。
それと、作業中に団地の住人の方から依頼があった場合に、水に濡れた畳や布団やあらゆる家具を部屋から搬出するのも手伝った。
今回に限ったことじゃないけど、災害ボランティアの最大の課題は、ボランティア希望者とニーズのミスマッチだと思う。ボランティアをやりたいという人は決して少なくないと思う。また被災された方々の側にも、「これは絶対一人で抱え込むべきではないでしょ」という被害を受けた人も大変な数存在する。だけど両者のマッチングが、何より難しいのだ。
一つには被災者の方々の遠慮があると思う。片づけにしても何にしても「全部自分でやらなきゃ」と思ってしまうのだろう。そもそもボランティアに頼るという意識がない人も、多そうな気がする。
もう一つは、ボランティアスタッフの人数やスキルも不足しているように思う。まあ大規模な自然災害なんて何度もあるもんじゃないから仕方がないことではあるが、自治体同士でスタッフや知見を共有する制度って、あるのかな?
早く言えば、たまたま近所で作業しているボランティアに「うちもお願いできますか?」と声をかけるのと、自治体のボランティア要望窓口に依頼の連絡をするのとでは、心理的なハードルが違う、ということです。ホントは前者は混乱のタネになりかねないから後者推奨であるにもかかわらず、なんですよ。
作業そのものは大過なく済ませられたと思う。
現場は撮れないけど作業現場のすぐ隣に関東鉄道常総線の線路があったので。公共施設だからかまわないだろうと思って撮ったけど、もし怒られたら消します。

写真からはよくわからないけど、水をかぶって乾いた跡が白く生々しく残っていて、鉄路にはさっそく赤錆が浮いていて(列車が走らないレールにはすぐに錆が出る)、「あ、こりゃ復旧は簡単にはいかないな」ってことが素人目にもわかった。
写真は撮れなかったが、保線車両が何度かやって来て敷石を播いていた。とっさのことで撮りたいショットが撮れないというのも、いつものこと。
帰り際に撮ったボラセン正面。常総市心身障害者センターの場所を借りて開設されたとの由。

前半で埋めた伏線の回収。さて帰る足をどうするかだ。作業中は全然頭になかったけど、それを考えなきゃならない。
とりあえず最寄駅まで歩けば、そっからタクシーを拾うか呼ぶかできるだろうと思って、まずは中妻駅というところまで歩いてみることにした。
道すがらのコンビニに、こんな手書きの看板が。なに拡散嫌いの私に拡散しろと? 今回だけだぞ(偉そう

セブンイレブン水海道中妻店というところだそうです。微力ながら応援します。被災地におけるコンビニの存在はとても大きいです。

やあゴリラさんまた会ったね。

中妻駅。んー、タクシーが常駐してるという感じの駅ではなさそう(^_^;

右手にちらりと写っている電話ボックスの電話帳を見ながら、タクシー営業所に何ヶ所か電話してみたが、どこも呼び出し音ばかりでつながらなかった。

結局どうしたかというと、仕方がないから往路の道端で見た水海道駅というのがメイン駅っぽかったから、そこまで歩けばバス路線があるかタクシーが客待ちしてるだろうと予想し、歩いてみることにした。
一時間とちょっとかかったが、予想通りタクシーがつかまった。まあこのくらいの面倒は、旅先のトラブルのうちにも入らない。タクシー代の節約にもなったしといいとこ探し。
ただしさすがに疲れた。ついでにまた国会議事堂前の抗議行動を見てこようかとか、つくばエクスプレスに浅草駅というのがあるから、もし時間が早ければ浅草寺を見てこようかとか(ボランティアによっては、やたらと早い時間に終わることがある)、事前にはいろいろ考えたが、全て中止し新幹線でまっすぐ帰宅した。