しいたげられたしいたけ

空気を読まない 他人に空気を読むことを要求しない

「近代の東アジアイメージ」展@豊田市美術館

三週連続で木曜日は美術館めぐりとなった。ただし今回は、午前中は足ふきマットの洗濯とか家事をやり、午後から。電車で乗り継ぎがあるにもかかわらず40分程度と近場なのに、なぜかこれまで一度も足を運んだことがなかった。

館内の説明書きによると、明治から戦前にかけての多くはパリに学んだ日本の美術家たちは、西洋と日本という二項対立の中で押しつぶされるような悩みを抱え込んだが、アジアという西洋でも日本でもない第三極に出会ったとき、自由な才能を発揮する方向を見出したんだそうだ。
日本画・西洋画・写真が出品されているが、中国なのか朝鮮半島なのかそれ以外かはだいたいわかるのが不思議。特に人物が描かれているか写っているかすると、まず間違えることはない。欧米人には日本・中国・韓国を区別できる人は少ないそうだ。まあそりゃそうだろう。例えばイギリスはよく「ヨーロッパでなない」とまで言われるが、私にはイギリスと他のヨーロッパ諸国は区別できない。
ほとんどの作品は明治〜戦前だが、最後の会場はいきなり時代を現代に移し、在日韓国人の女性と結婚した日本人作家の、実際の結婚式の写真を使った作品が会場の壁四面をぐるりと埋めていたのが印象的。

常設展は現代美術が多い。現代美術はわからないな〜、いつものことながら。鉄の針金で編んだ高さ1mほどのカゴのような作品とか…建物を出たら、庭園にどんぐりがいっぱい落ちていた。拾って眺めると、茶色い地肌に薄い緑色の筋が何本も浮かんで、実に可憐で美しいと感じる。自分に美しさを感じ取る力がないとは思いたくないのだが…

追記:
チケットをスキャンして残していたので参考のため貼ります。
f:id:watto:20180416011548j:plain