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奈良長谷寺の本尊大観音尊像特別拝観と「ぼたんまつり」に行く

先日の 江場琳黌・琳觀展 で新しいものを観たから古いものも観たくなった、というわけじゃないけど、せっかくのGWでオフなのにどこにも行かないのはなんだから、と、例によってややもするとアパートに引きこもりたがっている自分自身の尻を叩くようにして外出。実は私にしては珍しく、今年のGWは他にも予定があるんだけど。

交通系ICカード全国共通化によって、手持ちのマナカで近鉄にも乗れるようになったから、便利といえば便利になった。

近鉄大阪線は、三重と奈良の県境あたりで、すげ~山の中に入る。山の緑が目に染みるほどみずみずしい。ところどころに野生のフジと思われる花が満開なのが目を引いた。人間が育てるフジは藤棚を這わせるが、当たり前のことだけど野生のフジは他の木に巻き付く。巻き付かれた木はさぞかし迷惑なことだろうと思った。

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長谷寺駅で降りたのは初めて。けっこう賑やかな門前町があった。近鉄大阪線で2駅違いの室生寺には、かなり以前に行ったことがあるのだが、あちらはもっと寂しかった記憶がある。

長谷寺は山腹にあり、境内は確かにボタンの花だらけだった。構内放送によると7000株とか。ボタンの花は大輪で色鮮やかなんだけど、花弁がだらりと垂れ下がり気味で、なんとなくだらしない印象を受ける。サクラやキクほど人気が出ないのはそれが理由かも知れない。まあボタンにしてみたら、人間がそんなふうに品種改良しておいて何を抜かすかと、文句の一つもあるかも知れないが。

追記1:

ちらし「総本山長谷寺 本尊大観音尊像 特別拝観」より、「長谷寺ぼたんまつり」の写真を引用します。

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追記1おわり

春季特別寺宝展というのもやっていた。真言宗らしくマンダラ、不動明王・地蔵菩薩・十一面観音・阿弥陀如来などの仏像、金泥で書かれた法華経もある。真言宗でも法華経を読むのかな?あれは天台宗や日蓮宗のものというイメージが強いのだが。

本堂の拝観の際に受付で、お清めということで手に塗香を摺り込んでくれ、手首に、何と言うんだろうあれ、5色の糸を撚り合わせたミサンガのような腕輪をはめてくれた。受付の人に「自然に切れるまではめておくんですか?」と尋ねたところ「いいえ、外して封筒に入れてもらえればいいですよ」という返事だった。入場券に入場印を押してもらった時に「特別拝観記念」と印刷された封筒を貰っていたのだ。

こんなふうに、ちょっとした物を貰ったり何かちょっとしてもらったりするのは、すげ~嬉しく感じるタイプである。と同時に、縁起物は処分に困るんだよな、と心配している部分もある。引き取ってくれるところに心当たりがないわけではないんだけどね。つくづく人間の心というものは矛盾しているものだ。

 

本堂に入ると、本尊十一面観世音菩薩立像の足に触ることができるのだ!これ国の重要文化財でしょ?いいのか?ただし全長12メートルの大立像のため、あまり近くからだと全体がよく見えない。あとで堂の外から改めて拝観したが、鑑賞という意味ではこちらの方がいいかも知れない。

追記2:

パンフレット「長谷寺」より、本尊十一面観音立像の写真を引用します。

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追記2おわり

境内が広いので、五重塔とかあちこち回っていたら、いい運動になった。

参道で名物という栃餅と草餅を買い食い。あと焼きタケノコというのを売っている出店があった。タレの焼ける匂いがめちゃ美味しそうだったのと、1本200円とお値打ちだったので、こちらも一本買ってしまった。原価がいくらかは考えまい。

買い歩き・食べ歩きは、間違いなく参詣の楽しみの一つなのだ。

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