🍉しいたげられたしいたけ

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思ったほど集められなかった言葉のコレクション二題

目次

形容矛盾

『C++プログラミング【第二版】vol.1』(ピアソン・エデュケーション)って本のP206〜207に、次のような文章がある。

定数変数は名前付き定数もしくは読み出し専用変数と呼ばれることがあります。お気づきのように、「定数変数」という用語は、「小さな大根」や「冷凍焼け」などと同様に形容矛盾です(あなたが気に入っている形容矛盾があったら、まえがきに挙げた筆者らの電子メールアドレスに送ってください。よろしく!)

この本は訳書でオリジナルの英文ではなんと書かれていたかは調べていない。「小さな大根」や「冷凍焼け」は訳者が考えた日本語の形容矛盾だろう。
もっとないか自分でも考えてみた。
「裏表紙」…同じ本を読んでいる他の人に話したら「表紙の表というのは表面と内部という対立を表すもので、裏というのは背面と前面という別の対立を表すものだから、矛盾しないのではないか」のような熱っぽい反論を受けた。
「明晩」「明夜」…「明」は「明けた」→「次の」の意だから、これはもっと熱っぽく反論されるかも。
「若年寄」…筒井康隆の『色眼鏡のラプソディ』という短編で指摘されていた。言われてみれば、確かにそうだ。
「変光恒星」…「変光星」とだけ言うことが多そうだけど、検索したら少しはあったのでコレクションに加える。
「黒朱肉」…増田「黒の朱肉ある?」より最近仕入れた。まあ「黒印肉」とか言うかな? 検索したら「黒肉〔こくにく〕」というのもあった(通じるのか?)。
「新古車」…これもわりと最近気づいた。
そしてBUNTENさんところの3日前のエントリー「 2015-02-25 」で、「新規解約」という言葉ができたのを知った。
もう何年も集めているのだが、当初の予想に反してなかなか思うように集まらない。
追記:
「古新聞」…シンプル過ぎて気づかなかった! こういうのがまだあるかも知れない。
「兄弟子」…これもシンプル過ぎてなかなか気づかなかったパターン。
「トゲアリトゲナシトゲトゲ」…たぶんネットで有名になって、テレビ番組のタイトルにまでなっているらしい。実在する。トゲナシトゲトゲですでに形容矛盾になっているので、二重否定ならぬ二重矛盾?
「サマージャンボミニ」肉q さんのエントリー「眠れない夜に… パート2」経由で知りました。出典は bokete.jp だそうです。検索したら確かに実在しました。「年末ジャンボミニ」というのもあるそうです。

同義反復

5日前のホッテントリ「http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1502/23/news053.html」より。

セガの名称は「サービスゲームズ(Service Games)」に由来し、英単語の最初の2文字を組み合わせたもの。「サービスゲームスゲームスになる。ゲームがだぶってるじゃん」「これじゃ、セガガだ」などの指摘が相次いだ。

ブコメでいろんなのが出ているが、実はこれもわりと以前から集めていた。
「サハラ砂漠」…「サハラ」はアラビア語で「砂漠」
「アイヌ人」…「アイヌ」はアイヌ語で「人間」
「シーア派」…「シーア」はアラビア語で「派閥」。元々は「アリー・シーア」すなわち「アリー派」と言ったらしい。
「ザーネクリーム」エーザイの商標だが Sahne(ドイツ語)も cream(英)もクリーム。独英混交 でもある。
以下は他の人のブコメで気づいた or 知った。
「チゲ鍋」… thanks to b:id:kotobukitaisha さん。「チゲ」は韓国語で「鍋」。
「フラダンス」… 同じくkotobukitaisha さんのブコメより。「フラ」はぐぐるとハワイ語で「踊り」を含む「歌舞音曲」だそうだ。
「IT技術」… thanks to b:id:doroyamada さん。なんとなくだが「ITテクノロジー」というのも誰か言ってそう。
「コーチャン島」… thanks to b:id:quick_past さん。これは知らなかった!「コー・チャン」はタイ語で「象の島」という意味だから「コー(象)チャン(島)島」=「象島島」になるんだそうだ。
あんまり自力で集めてないな(^^;
あと「毎日がエブリディ」(ルー大柴)、「エキセントリック少年ボウイ」(ダウンタウン他)、「キリン夢のドリーム」なんてのも、バカっぽくて好きだな〜(褒めてます、念のため
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