出不精の引きこもり体質である。つか外出に限らず、何をするにも始めるのが遅い。最近知った言葉に「作業興奮」というのがある。例えば掃除でもなんでも、なかなか始められないが一旦始めたら徹底的にやりたくなる、ということであろう。外出もそうで、今回であれば「Peace展」であるが、何か理由があって出かければ、動き回ることもできる。
らーめ人間Z さんの昨日のエントリーに、ラーメン遠征するときは、できればその周りで観光を楽しめることが望ましいと書いてあった。まことにごもっとも。できれば真似したいのであるが、高血圧持ちの身としてはラーメンは控えねばならぬのが恨めしい。高血圧ネタとスマホカメラ不調ネタは聞き飽きましたねすいません。
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3日前の3月16日のエントリー に、箱根に行ったことを書いた。だが個人的な意見としては、箱根に限らず有名な観光地でなくても、行ったことのない土地、知らない場所はいくらでもある。そういうところに足を運ぶと、必ず何かしら目新しいものを見つけたり、歴史を調べたりして、楽しむことができると思っている。違いは土産物店があるかないかくらいだ。
しかし愛知県に住むようになって、もう30年くらいになるが、まだ県内に一度も足を踏み入れたことのない市が、いっぱい残っている。豊橋市は長らく愛知県2位の人口を誇った都市である。「平成の大合併」で人口こそ豊田市に抜かれたが、依然、愛知県東部の中心都市であることに変わりない。しかし私はこの街の、駅前くらいであれば訪れたことは何度かあるが、歩いたことのない路地は無数に残しているのだ。
そんなわけで、全くの無計画の行き当たりばったりに歩いてみた。
目次
豊橋市向山大池公園
「Peace展」の会場「ギャラリー珈琲茶房 縁六〔えんろく〕」をマップで検索したら、すぐそばに「第一号向山緑地」という、大きな池のある公園を見つけた。
行ってみた。そしたら、なんだこれは?
公園入り口正面からだと逆光になるので、ちょっと回り込んで撮り直してみた。
ピラミッド、スフィンクス、ラクダはいいとして、なんで遠景にモアイがあるんだ?
上の写真は公園入口を入って右手。そして左手を見ると、こんな感じ。
万里の長城(?)が造られた当時、日本は埴輪の時代だった、ということだろうか? 適当に言ってるだけだけど。
万里の長城の窓から馬の埴輪を覗いてみた。
よくわからないものもあった。凱旋門? じゃないよね?
ここは向山大池という池の周辺に整理された公園のようだ。ネットで検索したら「向山大池公園」というのが正式名称のようだったので、それを見出しに設定している。
上掲看板の、下側真ん中のコラムだけテキスト化してみる。
近年、向山大池は水質の悪化が進んでいます。豊橋市では平成11年度から環境庁の補助金(生態系を活用した水質浄化事業)を受けて水質浄化に取り組んでいます。
向山大池の水質浄化施設は接触酸化槽、水生植物水路、栽培籠、浮島の4つの方法で行っています。
池は縦長だったので、全景が撮れないかと公園の南端に移動して撮ってみた。
あずまやがあった。
あずまやから湖面つか池面を撮ってみた。いらんことだけど、湖面とは言うけど池面とは言わないよね。言うとしたら何て読むんだ?「イケメン」?
ぐぐったら「いけも」というのも出てきた。そっちの方がいいかな? 池面〔いけも〕に浮かぶ水鳥の糞…すんません。
池の周囲は遊歩道になっている。こんな看板が。
池の左手に見えていた白い建物は、接近すると「豊橋市民文化会館」なる施設だった。
正面。
用はないけど、ちょっと入ってみた。
親鸞聖人は840歳を超える高齢のはずだが、こんなところまで講演に来られるのか。
公園を一周して出ようとしたら、北西の出口、3枚目写真のモアイのすぐ向こうに…
これは酒の安売り店の看板であって、公園内の世界名所のミニチュアシリーズとは別物のようだ。どっちが先にできたかは知らない。
こういう期せずして(かどうかは知らないけど)成立した官民コラボは、うちの市にもある。全国的に展開している某有名チェーン店の社長の私邸が、市内にある。私邸と言いつつ、そこに人が出入りしているところは見たことないが。そこが何年も前から、クリスマスの時期にライトアップをするのだ。
その向かいに、うちの市の文化会館があって、そこもライトアップをするようになった。期間は完全に重なるわけではないが。また文化会館の方は、ちょっと密度が低く、言っちゃ悪いがショボい印象があるが。だが下にリンクを示すエントリーに書いた通り、こういう試みは個人的には大いに歓迎したいと思っている。
鶴松山寿泉禅寺
行きのバスの車窓から、コンパクトだが立派な山門と三重塔を見かけた。この造りは、この地方に多い浄土真宗系のものではない。たぶん禅宗系だろうと思った。
向山大池公園から徒歩で問題なく行ける距離だったので、行ってみた。
角度を変えて。山門の石碑には「鶴松山寿泉禅寺」とあった。あとで検索したら臨済宗 妙心寺派だそうだ。幼稚園も経営していた(いらんことを書かんでもええ
境内に入ってみた。本堂。寺院によっては中に自由に入れるところもあるが、ここは鍵がかかっていた。残念。もちろんちゃんと合掌礼拝しました。
三重塔のたもとには、こんな立看が立っていた。
市電(豊橋鉄道豊橋市内線)
少し歩かなきゃならなかったが、豊橋に来たからには、市電くらい見ておきたかった。見るだけだったら駅前でも見えるけど、市内を走ってるところを、ということで。
ぐぐると正式名称は「豊橋鉄道豊橋市内線」と言うんだそうだ。名鉄岐阜市内線が2005年に廃止されてからは、東海地方で唯一残っている市電のはず。北陸地方まで行けばあるんだけどね。
ホーム。狭い。だがそれがいい。生活感つか実用感がいいのだ。
ホームの時刻表。本数はかなり多く、朝のラッシュ時は5~7分間隔、日中も7分間隔で運行しているとのことだった。
だが経営は楽ではないのだろう。どの車両にも、派手なラッピング広告が施されていた。
行き違いでこっちに来る「ブラックサンダー」に乗った。
内部。向かい合わせに座った人の膝が当たるんじゃないかと思うくらい狭い。だがそれがいい。生活感つか実用感が…
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