洗面所の蛇口の温水の方が、少し前から、気をつけて締めないとしっかり締まってなくてピチョピチョ水滴が漏れるようになった。
パッキンが寿命なんだろうと思った。
蛇口パッキンの交換は、何度もやっていて、大した手間でないことは知っているのだが、なかなか手がつかなかった。
何でもやることの遅い悪癖という他に、洗面所の蛇口は、DIY で丸ごと自力交換した記憶が残っており、そうそう早めに劣化してもらってもかなわんという潜在意識があったのだ。
ブログに記事を残していた。6年前だった。
「パッキン 寿命」で検索すると「10年」と書いてあるサイトが多く出てくる。
しかし交換3年目のトイレタンクでチロチロ水漏れ発生し、パッキンだけ交換し直したこともあったのだった。去年の記事だ。
トイレタンクのボールタップを自力交換する奴はあんまりいないだろうから、新品と思っていたものがホームセンターの店頭在庫として経年劣化していたのかも知れないと書いた。
今回の洗面台の蛇口も、そうだったのかも知れないし、または、うちのアパートの給湯器は、かなり高温のお湯が出るから、単純に劣化が早かったのかも知れない。
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まあいいや。ようやく手をつける気になったので、手をつけてみた。なかなかやる気にならないが、一旦作業を始めてしまえば何とかなることが多い。作業興奮という奴だろう。
作業時間30分ほどかなと予測した。結論を先に書くと、だいたいそのくらいだった。
なお今回の写真は、実際の作業中に撮ったものではなく、あとから状況を再現したものです。実際の作業中は両手がふさがっていました。
洗面台と蛇口。2012年の交換完了直後 の写真と比べると、仕方がないといえ汚れている。これでも撮影に先立って掃除しました。
うちのアパートは、洗面台の下の扉を開くと蛇口がもう一つついていて、それを締めると水が止まって作業ができる。便利。
蛇口のカランのフタは、嵌まっているだけだったので、ペンチで簡単に外せた。
中のボルトは、ドライバーで外せた。
大型プライヤー「アンギラス」登場。うちのブログの DIY ネタでは、何度となくお世話になっている。逆に言うと、このアンギラスで何とかならなかったら、自力ではどうしょうもないので業者に頼むしかない。
アンギラスで捻れば水栓が取り出せるかなと思ったら取り出せた。
パッキンは 6年前に買ったもの がまだ残っていた。それこそ未使用のまま経時劣化してないか? ってことになるのだが、一応やってみようと思った。
水栓からパッキンを取り外すところの再現写真は撮りませんでした。実物は小さいうえに真っ黒で見づらいと思ったので、代わりに交換用パッキンの袋の裏側についていたイラストをスキャンしたものを示します。
今回は、このナットを外すのが、いちばん苦労したところだった。ナットが小さかったので、力が入らなかったのだ。
上の金属棒をアンギラスで挟み、ラジオペンチでナットを捻るように回したら、外れてくれた。
苦労といっても、たいしたことはなかった。
パッキンのサイズはぴったりだった。いつものことながら、標準化というもののありがたみを感じる瞬間である。
交換後、二、三日経ったが、現象は再発せず経過は良好のようだ。
こんなことならもっと早くやっておけばよかったとなるが、身の回りのモノの経時劣化は何でもじょじょに進むので、「まあいいや」から「やろう」に変わるまでには時間がかかるものだと考えることにしよう。
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