🍉しいたげられたしいたけ

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養老公園へ紅葉を見に行った(ただし滝は見なかった

実家から車で30分では行けないけど1時間はかからないところを、あれこれ探して出かけている。高齢の身内は暑い時寒い時には外出したがらないから、どうしても春秋に集中する。

そう言えば今年の11月は、暖かくて穏やかな日が多かったな。ありがたい。

 

温暖なうちの地方にも紅葉前線が下りてきて、町中の街路樹などもめっきり色づいた。

どこか気軽に出かけられる近場で、紅葉の名所と言われるところはないかと検索して、ここがヒットした。ちょうど今が見頃だそうだ。

www.kankou-gifu.jp

足弱の身内に滝まで歩けというのは酷だが、散策路の紅葉だけを見たって誰からもとがめられることはあるまい。

何より検索結果に無料駐車場があるという情報がヒットしたことが大きかった。

 

これがその無料駐車場。養老公園と言ってもいささか広くて、有名なあたおかテーマパークもといモダンアートとテーマパーク奇跡の融合「養老天命反転地」などがあるメインスペースからは、やや遠い。

それを言ったら養老の滝からもやや遠く、ゆえに無料なのだろうけど、今回は紅葉を見るのが目的だからいい。

 

養老の滝案内MAP。現在地の駐車場が下のほうに赤字で示されている。

マップ中に表記はないが、滝のある川の名を検索すると滝谷または滝谷川というそうで、下流で津谷川と、さらに揖斐川と合流するとのこと。

 

駐車場を右手に、滝谷川を左手に見ながら、滝の方向に歩きはじめる。

 

太陽のある西に向かって歩いているので、光線の角度が悪い。振り向きざまにスマホ写真を撮ってみた。

 

これは北向き。「急傾斜地崩壊危険区略図」なる看板が立っている。山あいの土地は、どこもこういうものが目につく。

 

養老寺。

弊ブログ勝手に恒例文字起こし。改行位置、変更しています。以下同じ。

 お願い
永年の風雨により当寺堂宇の老朽化により各所破損が甚だしくなりました。由緒あるお寺ですが、当寺は門信徒がほとんど無く修繕を行う資金もなく この度有縁の方々のご浄財を賜り修復の一助にと願っております。何卒よろしくお願い申し上げます。
  養老寺住職

なんだかせつない。

 

地名の由来になった養老孝子伝説の看板。

 むかし元正天皇のころ、養老山麓に貧しい父子が住んでいました。息子は薪を採り、一生懸命年老いた父を養っていましたが、父の好きな酒までは十分に用意できませんでした。
 ある日、息子が山に働きに出て、滝を眺め「あの水が酒であったらなあ」と思ったとき、あやまって石の上ですべってしまいました。その時どこからともなく酒の香がただよってきたのでので、不思議に思いあたりを見回すと、石の間の泉から本当のお酒が湧き出ています。息子は大変喜び酒をひょうたんに汲み帰って父に飲ませたところ、父も大変喜びました。
 この話をお聞きなった天皇は、これは息子の感心な孝行の行いを天地の神々がおほめになったものであるとおおせになり、息子を役人にとりたて、このめでたい年を記念して元号を養老と、改めました。
 《養老孝子源丞内の会》

養老は西暦717-724年だから、たいへん古い物語である。

 

これは養老寺の反対側に並んだ休憩所や土産物店のうちの何軒か。有名神社仏閣の参道を思わせる風情があり、嫌いじゃない。だが滝までの道を参道とは呼ばないし、何と呼べばいいのだろうと内心少し戸惑う。

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この売店の少し上流あたり、滝谷川にかかる不動橋という橋。

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鮮やかな紅葉。

 

振り向きながら、ちょい接写。

 

ギャラリーかな?

 

人形展をやっているのだろうか? 入らなかったけど。

 

「親孝行のふるさと会館」。入場無料とのことだった。やはり入らなかったけど。

 

顔出し看板があった。滝やヒョウタンからも顔を出せるようになっていた。出してどうする?

 

河東碧梧桐という人の歌碑だそうだ。句碑じゃなくて歌碑? いいけど。

(7) 河東碧梧桐歌碑
 明るくて 桃の花に
   菜たね さしそぶる
 河東碧梧桐は明治六年(一八七三)、愛媛県松山市に生まれました。
 正岡子規に師事し俳句を学びましたが、子規の亡くなった後、あくまで写生が句作の中心と唱えた同門の高浜虚子と対立し、新しい傾向の俳句運動をおこし、季題や趣昧にとらわれず自然を個性的に表現することを主張し、全国を旅して碧門に所属する人をふやしました。
 この歌は、塩谷鵜平(岐阜市鏡島の人)の案内で養老を訪れた時に詠んだものです。

(7) があるということは(1)~(6)があり、(8)以降もあるかも知れないということだが、見かけなかった。

 

参道(?) がゆるくカーブするあたりに…

 

滝谷川に注ぐ支流にかかる橋があった。その上からの眺め。なんかいい!

 

振り向きざまに橋の全景を。

 

そのあたりにあった「ひょうたんらんぷ館」。

ようこそ
『ひょうたんらんぷ館』へ
 自家栽培の ひょうたんに
 穴をあけて
 らんぷを作りました

 その光は やわらかで
 それぞれが 違った輝きを
 持っています

 手作りの 灯りを
 心ゆくまで ご覧ください

入館料
 お一人様 100円

ヒョウタンの栽培と加工は、はてなブロガーの uribou(id:uribouwataru)さんがやっておられる。実を水に浸けて腐らせる工程が必要で、たいへん臭いとのことだった。突然の言及とリンク失礼します。

uribouwataru.com

 

もう少し歩いたところ、渡月橋という橋のたもとあたりで、紅葉とサザンカが競演しているスポットがあった。

 

渡月橋。

 

橋の上から濃尾平野を望む。安価なスマホのカメラにしては、いつも健闘しよく写してくれていると思うが、どうしても肉眼による視界の再現は困難だと感じざるを得ないことが、しばしばある。

今回いちばんそれを痛感したのが、この眺めを撮ったときだった。本格的なデカいカメラだったら、どんなふうに撮れるだろう?

 

橋のたもとの紅葉を、もう一度接写。

 

このあたりから山の影になって日が差さず暗くなったので、身内が引き返そうと言い出した。

マップを見ると道半ばだが、最初からそのつもりだったから問題ない。

 

引き返すあたりにあった、これまた風情ある土産物店&休憩所。

 

養老焼きだんご。身内が買いたいと言い出した。

 

クルミみそのヨモギを2本購入した。でかい…

 

店の向かいに、注意書きの張り紙があった。

お団子食べ歩きの方へ
ゴミ箱が公園内ありませんので
串と包む紙をお持ち帰り願います

はいはい (^_^;

駐車場まで持ち帰り、車の中で食しました。

 

ダンゴの皮はやや厚めで硬かったが、中身はしっとりと軟らかかった。

赤味噌ダレの味と香りは強烈だったが、それに負けないヨモギの風味があり、異質ながらお互い打ち消しあわずに共存するという不思議な味わいだった。

ダンゴ生地は、噛むほどにしっとりと甘みが出た。これも味噌ダレの濃厚な甘辛さと同時に味わうことができ、ナニコレ感あった。

褒めてます。念のため。

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たびたび書いている通り、同行者は道の駅が大好きである。遠からぬところに「道の駅月見の里南濃」というところがあるので、寄ってみた。

ここは 今年の2月に南濃梅園のウメを見に行った 帰りにも来たから、約9ヶ月ぶり2度目の訪問である。

 

幔幕の後ろには足湯があり、利用客でいっぱいだった。たしか前回来たときもそうだった。

 

農産物直売所。

 

カキとミカンがいっぱい並んでいた。

 

屋内もカキとミカンが主役だった。

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南濃産キウイフルーツ。

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ここにもあった顔出し看板。

 

地元銘菓。

 

しいたけ。

 

木酢ほか炭製品。養老の滝ともども養老山脈のふもとにあり、そんなに標高が高いわけじゃないが、林産品もPRしている。

 

カキその他は先週おおいに買い物した ためか、身内は今回は珍しく何も買わなかった。

駐車場に戻ろうとしたら、珍しく足湯コーナーの利用者が途切れていた。

 

ここぞとばかり内部を撮った。

 

案内書きも接写した。

源 泉 名 水晶の湯
温泉の泉質 ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
温泉の温度 足湯温度40度 源泉27.2度
温泉の成分 下記温泉の成分のとおり 
温泉の成分 2018年7月20日
分析年月日
登録分析機関の名称 財団法人 岐阜県公衆衛生検査センタ-
及び登録番号 岐阜県第2号

浴用の禁忌症
病気の活動期(特に熱のあるとき)、活動性の結核、進行した悪性腫瘍又は高度の貧血など、身体衰弱の著しい場合、少し動くと息苦しくなるような重い心臓又は肺の病気、むくみのあるような重い腎臓の病気、消化管出血、目に見える出血があるとき、慢性の病気の急性増悪期。

浴用の方法及び注意 下記浴用の方法及び注意による。
  海津市

「下記」という文言が2度出てくるけど、いずれも「上記」だよね。いいけど。

 

この足湯施設は岐阜県からの
補助金を受けて整備したものです
  平成16年11月20日
    海津市

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