自己満足的数独(ナンプレ)プレイ記録である。前回はこちら。
3日前のこの拙記事は、単なる購入記録であってプレイ記録ではない。
と言いつつ1月28日付のほうの記事に、「激辛」は100問、難易度Level2~10中Level10を超えてようやく難しくなったと書いた。
だがその要因は主に初期値の数が減って空白マス1つあたりの候補が増えたことによるもので、解法テクニック的には
- 飛車にらみ(ローカル呼称)
- 一気通貫(ローカル呼称)
- 総消去法(ローカル呼称)
- 2国同盟
- 3国同盟
- 2の2の3(ローカル呼称)
までを駆使すれば、解けてしまうものばかりであった。それぞれの内容については拙過去記事参照。
名高いX-Wingだって数えるほどしか使っていないし、それらもほとんどはX-Wingを使わなくても解けた。
例えば1月24日付のほうの記事にX-Wingが鮮やかに決まったと書いた89だって…同記事から画像を再掲
同じことが一気通貫を使ってもできたのだった。X-Wing言いたかったからX-Wing言ったまでで後悔はしていないが。
そんなで、さらに上級テクニックとされるY-WingやSwordfish(メカジキ)法もネットで調べて準備しているものの、使う機会には恵まれていない。
どの問題にも作者がいて、作者が「Y-Wingを使わせよう」「メカジキ法を使わせよう」と意図した問題を作っていても不思議ではないと想像するのだが。
なおY-WingとSwordfish法の解説は、私の感想としてはこちらのサイトがわかりやすかったのでブログカードを貼らせていただきます。XY-wingと表記されていますが他サイトのY-Wingと同内容のはずです。またメカジキ法は他サイトの「三連井形」が同じもののようです。
さて、タネ本『激辛数独1』も、とうとう最後の105(Level10)まで来てしまった。
いつもの通り初期値を背景色黄色で示す。
最後の問題にしては初期状態で埋まっているマスが多めだったことに、不安のような感情を覚えた。なんでだ? 取って食われるわけじゃないのに。
相手がどんな問題でも、まずはローカル呼称「2択先書き法・改」を適用するのみ。自己肯定感ゲロ低の私にしては珍しい、自慢の解法アルゴリズムである。
上図で、右から3列目上から2行目と下から4行目の4と5による2国同盟には、すぐ気づいた。よって左から3列目の他の空白マスの候補から4と5を除外した。5しかなかったけど。
除外した数字のメモ書きは、ローカル呼称「候補メモ最後まで残す法」に基づきフォントの色を目立たなくして残している。
しかし、ここからしばし手が止まった。
多重選択が4択どまり、しかも2択や3択多めというのは、『激辛』Level10の中で珍しく少ないほうだった。
そのため返って深読みをしてしまった。これは作者がY-Wingかソードフィッシュを使わせようとしてるんじゃないかと。
かなり時間をかけて探したが、いずれも見つからなかった。
そんなで解くのによけいな時間がかかってしまった。
残念ながらその思考プロセスを再現して文字にすることはできない。したってたぶんつまらないと思う。
決定打は上から3行目左から1列目、2列目、4列目の6、7、8による(変形)3国同盟だった。
これにより最右列の候補から6と7が除外できた。
そうすると最右列上から3行目と下から2行目の2と5が2国同盟を構成するため、下から4行目の4が確定した。
この4はもともと右から3列目下から4行目の5と2国同盟を構成していたので、同マスに5が確定する。
さらにこの5を起点に、他の多重選択が連鎖的に解消してゆく。
ほぼこれまでのルーチン通りの解決方法だった。
最終形。SOLUTIONS P124 と一致している。
考えてみればY-WingはX-WingよりレアだからYとついているのだろうし、3連井桁のソードフィッシュが単純な井桁のX-Wingより希少なことは明白だ。
X-Wingを使わなくても解ける問題がほとんどだったら、Y-Wingやソードフィッシュはなおさら使わなくて済んでも不自然ではない。
最後の問題が、新しい解法を必要とするものであったら、劇的だっただろうけど。
どうでもいい自分語りを。私は常々「空気の読めない人間」を自称している。しかしHSPチェックリストを自己採点すると、かなり高めのスコアが出る。どうやら空気がまったく読めないのではなくて、読もうとしすぎて大きく外すというのが実情に近いのではないかと、この年になってようやくうすうす気づきはじめた。他人の目から見たら、どっちでも変わらない。
さて次はこいつ。Y-Wingやソードフィッシュ、出てくるかな?