1週間前の下記拙エントリーにて告知した通り、日本時間9月23日午前0時から48時間、X旧ツイッターにはアクセスしません。
こういうことを悪目立ちと言うのであろう、それから1週間という短い期間にイーロン・マスク氏の新たなお騒がせニュースを各メディアが伝えた。
訪米中のイスラエル首相との対談で、X旧ツイッターへの少額課金を検討していると漏らしたとのことだった。つまり有料化ということだ。
私はX旧ツイッターの有料化には反対です。
X旧ツイッターには、生活困窮世帯の利用者が多数存在します。
- 支援者や支援団体に援助を求めるため
- 支援活動の情報を得るため
- 懸賞に応募するため
などの目的です。
そのことが期せずして、現代日本に存在する困窮層の実情を可視化させています。
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デリケートな問題なので具体例を示すのは容易ではないですが、一例だけ。関西の会社経営者である「理事長」さんが主宰する「ひとり親支援『夢のなる木』@yumenonaruki87」は、YouTube、X旧ツイッター、Instagram 経由で、ひとり親家庭を対象に当選確率の高いプレゼント企画を毎週実施されています。
「拡散希望」とのことであり、また私は『夢のなる木』さんの理念と活動に賛同するので、最新のすなわち今週の企画のYouTubeとポスト旧ツイートへのリンクを貼ります。賛同対象には、理事長 さんの「本来こういうことは国や自治体がやるべき」という発言も含みます。
今日18時よりYouTube動画配信です😃
— ひとり親支援『夢のなる木』 (@yumenonaruki87) 2023年9月22日
今回のプレゼントはなかなかいいですよ♪😃@yumenonaruki87 #ひとり親家庭支援#プレゼント企画#switch#京丹後のコシヒカリ#関西旅行#YouTubeチャンネル登録希望#拡散希望 pic.twitter.com/7htgew9eJJ
他にも例えば 新宿ごはんプラス@gohanplus さんは、毎週土曜日に東京都庁前で実施している無料食料品配布と生活相談の告知を、X旧ツイッター経由で行われています。
支援情報をX旧ツイッター上で公表している団体は、多数存在します。
こういうことを言うのは慎むべきかもしれませんが、これらのアカウントへのリプライやリポスト旧リツイートを辿ると、現代日本社会が直面する恐るべき困窮の実態が可視化されます。曰く、家賃が払えない、曰く、電気代水道代ガス代通信代などインフラ費用が支払えずそれらが停止された…
言わなくていいことを言うのは、数ある私の悪癖の一つです。与党の政治家さんたちが海外研修の折の写真をSNSに投稿したことが批判を集めたとの報道がありました。
こうした行動自体は、なんら法に触れるものではないという擁護の言論も、多く見られました。
それは確かに私もそうだと思います。
しかしこの政治家さんたちや与党スタッフの皆さんには、現代日本の困窮家庭の実態が見えていないのではないか、そしてその実態は、まさにそのSNSに注意して視線を払うだけで容易にいくらでも見えるはずではないか、くらいは言いたいと思っています。
さらにデリケートなことを書きます。現代日本で深刻な困窮に直面しているのは、ひとり親家庭だけではありません。低年金者など困窮高齢者層の事情もまた、実に深刻です。SNSの発信が少ない分だけ可視化が比較的難しく、その分困難の度合いが高いと言えるかも知れません。
困窮者はみな困窮しているのであり困窮の度合いの比較は無意味という批判があれば、甘んじて受けなければならないかも知れませんが。
このことに関しては「はてなブログ」の相互さんである 赤とんぼ (id:yuyakekoyakeakatombo) さんのエントリーを紹介したく存じます。IDコールお騒がせします。
yuyakekoyakeakatombo.hatenablog.com
yuyakekoyakeakatombo.hatenablog.com
もし差し障りがありましたら、コメント、ブックマークコメント、メールなど何らかの手段にてお知らせください。ただちに削除します。
赤とんぼ さんのお母さまの場合は、ご親族の肩代わりにより無年金という事態は免れたとのことでした。しかし
- 配偶者が年金を払わなかった
- 頼れる親族がいなかった
- 配偶者が離婚調停に応じない
という悪条件が重なったときには、とんでもない困難な状況に陥ります。扶養照会という悪制度(と断言します)により、生活保護も受けられません。そしてこれらの悪条件が揃ってしまった方は、確実に多数存在します。
家父長制の影響を強く残す日本のセーフティーネット設計には、折につけ強い疑問を感じます。ましてや「家族は助け合うべき」という自民党改憲案には、断固反対と主張せざるを得ません。
X旧ツイッター批判なのか与党政治批判なのか、わからなくなってしまいました。話を戻します。
X旧ツイッターの有料化は、困窮世帯のX旧ツイッター上での支援につながろうとする活動を制限する結果に直結します。
たとえ月額1,000円程度であっても、支払いに困難をきたす世帯は少なくないはずです。
副次的なことではありますが、SNS上での日本社会の困窮状態をいくぶん見えづらくするとも考えられます。
よって私はX旧ツイッターの有料化に反対であると繰り返します。
#XTheXDay 提唱者の Sgt Pepper@MzSgtPepper さんの最新ツイートは、これかな?
Reminders:#TweetlessTuesday - tomorrow and every Tuesday#XTheXDay - Sunday, September 24th
— Sgt Pepper (@MzSgtPepper) 2023年9月19日
Silence is a powerful message - MzSgtPepper pic.twitter.com/B6KZmGAmrJ
新しいハッシュタグもできていました!
If Elon makes Twitter a paid site, where will you go?#NotPayingForTwitter
— Sgt Pepper (@MzSgtPepper) 2023年9月20日
ただしこの #NotPayingForTwitter タグの提唱者は Sgt Pepper さんではないようです。
この方かな?
If i have to pay to use Twitter, I may not use it. It will be a shame as I like to read tweets and see what others are concerned about. #paidtwitter #notpayingforX #notpayingfortwitter #notpayingtousetwitter
— cinbig (@ChaBiggy) 2023年9月19日
#NotPayingForTwitter タグにも乗っかりつつ、9月23~24日の #XTheXDay 直前エントリーとして本エントリーを公開します。そして連携ツイートを流すと同時に、25日午前0時までの48時間X旧ツイッター断ちに突入します。
48時間というのは、Sgt Pepper さんが世界のどの時間帯を想定しているかはわかりませんが(米国西海岸時間の可能性が高い?)、48時間であれば余裕でカバーしているであろうとの考えによります。
個人的事情を明かすと23~24日は日雇いバイトを入れているので、X旧ツイッターのみならずネットに触らないことは、そんなに困難ではないと思っています。
でも「はてな」や YouTube、Threads などには触ると思います。
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