ということで、愛知ボランティアセンターさん主催のボランティアバスに乗って能登半島に行ってきた。愛知ボラセンさんがボラバスを出すの4回目、私が乗るのは2回目である。
あとで思いついたことがあったらまた記事を書くとして、まずは速報的にエントリーを公開する。
集合場所の東別院お茶所に行って、まず目に飛び込んできたのがこのテント式仮設トイレだった。デモ用に広げてあった。
被災地はまだ水道が復旧しておらず、トイレも使えない。
中に介護用ポータブル便座が設置されていて、黒ビニールでくるんであった。
使い方はその上からさらに凝固剤入り携帯トイレをかぶせて用を足し、できるだけ空気を抜いて別のビニール袋に入れ、厳重に封をしてそばにある段ボール箱に入れてくれとのことだった。
万一汚したら、自己責任でアルコール入り濡れティッシュで徹底的に清掃してくれと言われた。
ただし今回はこれではなく既存のトイレを改造した同等の施設を利用したが、男性が小用を足す場合に限っては、携帯トイレに「立ちション」するのがいっとう早かった。
Amazonで2セット4回分購入した携帯トイレだが、今回初めて1回分だけ使用したってことだ。
ボラバス。格安スマホの夜間撮影機能じゃ暗くてよくわからないけど。
弊ブログ勝手に恒例、乗らなきゃ撮れないバス内部の写真。
2週間前に第1回愛知ボラセンさん派遣のボラバスに乗った時には、トイレ休憩のひるがの高原SAには雪があった。
今回は雪はなかった。
現場の写真について、今回はこれまでと違うことを言われた。
曰く、撮影OKとのことだった。特に作業前、いわゆる「ビフォー」の写真は罹災証明に役立つことがあるそうだ。へぇ。
よってボランティア参加者用のLINEグループを作り、そちらに投稿するように言われた。
ただし弊ブログは不特定多数の目に触れる可能性があるので、いつも通り現場写真は貼りません。
いつも通りagain愛知ボランティアセンターさんの公式ブログに載ると思います。公開されたらブログカードを追記します。
ざっくり、午前中は被災宅の家具移動を、午後は清掃をやった。
地震の被災地には過去に何度か入ったことがあるが、ぺしゃんこに潰れている家屋と少なくとも外見上は無傷に見える家屋が隣接している光景は、これまで見てきた被災地と共通するものがあった。
毎度ながら、建築物の耐震基準がいかに大切かを実感する。
だが今次の被災地では、特定の区域にダメージの大きい家屋が集中しているようにも思われた。軒並み潰れた家屋の上に屋根瓦だけが乗っているような区画があったのだ。
ひょっとしたら断層のようなものが発生していたのかも知れない。
正確なところは専門家による検証を待つしかないのだが。
2週間前の拙記事 には書かなかったが、第1回ボランティアのとき派遣先に人懐れしたネコがいた。初対面のボランティア参加者に物怖じせず寄っていって、撫でられるままにされていた。
今回派遣されたのは別のお宅だったが、やはり懐っこいネコがいた。別の参加者に撫ぜ撫ぜされていた。
偶然なのか? ペットを大事にする土地柄なのか?
被災した飼いネコはトラウマからよけいに人間を頼りにする傾向があると、小耳に挟んだことがある。もしそうだとしたら、ちょっとつらい。
去年は全国的にカメムシが異常発生したという。
幸い拙宅周辺ではそういう現象が観測されなかったため「ヘンなニュースもあるものだ」と、人ごとで済んでいた。
ところが能登島は現象発生した地域だったようだ。派遣先から運び出した家財に、びっしりくっ付いているものがあった。
払い落としたものをうっかり踏み潰すと、猛烈に臭い!
いくつか踏み潰したのは仕方ないとして、残りは慎重にホウキで掃き集めた。
まだ生きてもぞもぞ動いてるように見えたが、何なんだありゃ??
追記:
b:id:machida77 さんからブックマークコメントで教えていただきました。ありがとうございます。通知お騒がせします。
あああああ、やっぱり大発生していたんですね!
カメムシって越冬するんですね (´Д`;;
追記おわり
給水車が、今回も出ていた。作業後に手を洗えることの、なんとありがたいことか!
おうちに帰るまでがボランティアです。
帰途、東海北陸道松ノ木峠PAでトイレ休憩した。
前日から一転、雪がびっしり積もっていた。ベチャベチャの雪ではあったが「何だこれ?」と思った。
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