- 作者: 永井均
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/05/20
- メディア: 新書
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追記:(2/24)
『〈子ども〉のための哲学』の中で永井氏が竹田氏に向けた「私はそんなことは言っていない」という批判は、ようするに永井氏の竹田氏に対する「道徳的であれ(道徳的でないこと=悪いことをするな)」という要求だったのではないのか?そして同じ本の中で永井氏が「なぜ悪いことをしてはいけないのか」が哲学的な問題だとして論じたのは、「悪いことをするな」という確固たる命題が自己の中のどこを探しても存在しないからではなかったのか?思うに「悪いことをするな」というのは、根源的(発生学的?)には他者への要求ではないのか。そして外部からの「悪いことをするな」という要求に、内発的な同意(「ああ、悪いことをしちゃいけなんだな」という理解。場合によっては迎合とか盲従もある)が伴った状態を、我々は道徳とか倫理とか呼ぶのではないだろうか。以上、備忘として。
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