
数学は科学の女王にして奴隷〈2〉科学の下働きもまた楽しからずや (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)
- 作者: E.T.ベル,Eric Temple Bell,河野繁雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/10/01
- メディア: 文庫
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もっとも著者は米国籍だがイギリスのスコットランド出身だから、同じイギリス人のアダムズ寄りの記述をしているのかも知れず、ルヴェリエにはルヴェリエのドラマがあったのかも知れない。
なお、マクスウェル(本書での表記はマックスウェル)による電磁波の予言は、本書では第17章で登場する。第16章にはハミルトンによる円錐屈折という光学現象の予言に関する言及があるが、私はこちらは全く知らなかった。残念ながら本書からはあまり詳しいことはわからない。