それにしても、印象に残るのは登場する人名の夥しさである。羽柴、明智、柴田…あるいは浅井、朝倉、武田…などのビッグネームもあるが、大部分はなじみのないものである。考えてみれば当時の社会情勢はと言えば、今の市区町村かそれより小さいくらいのコミュニティにそれぞれ有力者がいて、彼らは武将だったり名主だったり有力社寺の住職や神官だったりするのだろうけど、それが織田側につくか対立する大名側につくかで戦をしていたわけである。今なら選挙でやっていることである。戦という力ずくで意思決定をするか、選挙というシステムがうまく機能しているかの違いがあるだけで、案外人間のやっていることは今も昔も大して変わらないのではないかという気が少しした。
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