熊本地震に関して「はてなトップ」に上がってくる記事は、読んでいい気持ちがしないものが多くなりがちです。4月24日現在、多くのブコメを集めている記事を、2件だけ貼らせてもらいます。記録のためということで、内容に関する評論は行いません。悪しからずご理解をお願いします。
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一方で、善意に基づくと思われるニュースは、どうしても可視化されにくくなります。簡単な話で、誰かが「寄付した」と言えば、ネットではそれに対するネガティブな反応が生じることがあります。しかし「寄付した」と言わず黙って寄付すれば、反応の起きようがないのです。
Amazonが「熊本地震災害ほしい物リスト | たすけあおうNippon」というキャンペーンをやっています。「はてなブログ」では、少なからぬブロガーさんたちが拡散していることは、前回のエントリーに上げた記事検索ツールを利用すれば、すぐに確認できます。
ウォッチをしていると、リストアップされたアイテムが、すぐになくなってしまうのです。
4月24日現在のスクリーンショットを貼ります。「ほしい物リスト」を公開しているのは8箇所の避難所です。
(名称にモザイクしようかと思ったのですが、公開情報ですし、掲載されている住所は全てAmazonの物流センターなので、手間を惜しませてもらいます)
武蔵中学校避難所
楡木小学校避難所
益城城南中学校避難所
龍田小学校避難所
龍田中学校避難所
武蔵小学校避難所
北区役所龍田出張所
西原地域コミュニティセンター
これらのリストに最初からアイテムがなかったわけではありません。私が閲覧した限りでは、金曜日の朝にどれかのリストにビブスのセットなど多数の項目が並んでいました。仕事に出る直前だったので帰ってからまた見ようと思い、実際にそうしたらなくなっていました。
同じところだったか別のところだったかは確認できませんが、「メトロノームが全滅したので」とのことでやや高価なメトロノームを含む多数の学用品が掲載されていたこともありました。それも、翌日に確認したらすべてなくなっていました。
(要するに私は一つも送っていません。すいません)
こういうことを絶対に「感動ポルノ」にしてはいけないと思っています。現実に被災された方は、元の生活を取り戻すために、長い地道な努力に取り組まなければなりません。
しかし、最初の方で述べたとおり、悪意は可視化されやすい一方、善意は可視化されにくい傾向が確かにあると考えます。こういう記録をwebの片隅に残しておくことを、どうか大目に見てやっていただきたいと思います。
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