蔵書の電子化(いわゆる自炊)用に大活躍していたスキャナ ScanSnap S1500 が突然不調になり、修理取次を依頼したら部品保有期間が過ぎていると言われた旨を、10月13日付拙記事に書いた。
あれこれ考えて、同じメーカである富士通製の新品 ScanSnap iX500 というのを Amazon で発注した。
実際にアマポチしたのはマーケットプレイスの iX500A-P という型式であったことは、同日記事中に書いた通り。
それが届いたので、開封とセッティングをやった。自分用メモとして記事に残す。
運送業者は佐川急便だった。
PPバンドって言うんだっけ、黄色い荷造りバンドを取り除いたところ。あんまり変わんないか。
開封。備品が入った段ボールケースをずらして、本体が見えるようにしたところ。
本体と備品を取り出して並べてみた。
ScanSnap S1500 と並べてみた。上の銀色のが S1500、下の黒いのが iX500。
最初の印象では iX500 のほうがだいぶ大きいかなと思ったが、iX500 のほうが背が1cmくらい高かっただけで、サイズはほとんど変わらなかった。正確なサイズが知りたければメーカのHPに行けばよかっただけだけど。
可動部が粘着テープで固定されていたので、取り除いた。固定テープがオレンジ色というのは各社共通のようだが、規格で決まっているのだろうか?
USBポートには黄色いシールが貼ってあった。
写真からは文字が読めないので文字起こしすると「スキャナをパソコンに接続する前に ソフトウェアをインストールしてください。」と書いてあった。
セッティングに先立って、S1500用のアプリをアンインストールした。大丈夫だろうとは思うけど、どんな悪さをするかわからないので。
(多分)デバイスドライバに相当する ScanSnap Manager と、スキャンしたファイルの管理ソフトである ScanSnap Organizer 。
それから一緒にインストールされてしまった ABBYY FineReader というのと、
名詞ファイリングOCR。この二つはけっきょく使わなかった。
「アプリと機能」画面をざっと眺めて、おそらくこれだけアンインストールすればよかろうと思った。「アプリと機能」画面ではアプリ名がアルファベット&50音順に表示されるので、表示される位置がばらばらでわかりづらいのは何とかならないものか。
「はじめにお読みください」というA3判4つ折りのドキュメントを読みながら、付属の DVD-DOM を咥えさえアプリのインストールを始めた。
「インストール」ボタンをクリックしたところ。なんで Dropbox やEvernote がインストールできるようになっているのだろう? クラウド保存用にってこと?
ScanSnap ボタンをクリックした。
「○セットアップディスクからインストールする(高速、おすすめ)」と「○インターネットからインストールする(最新)」が選べるようになっていた。
後者を選択したが、あとで述べるように、どうせアップデートを要求してきたので、どちらでもかまわないようだった。
続いて「インストール先の選択」「使用許諾契約」「インストール内容確認」などのダイアログボックスが表示されたが、全部は示さない。
インストールが始まると、プログレスバーがデスクトップの2か所に表示されたので「あれっ?」と思った。このくらい、いいけど。
インストール、無事、完了。
「ScanSnapの電源の自動OFFについて」というダイアログボックスが表示された。
S1500 にはなかった機能だからかな?
「次へ(N)>」をクリックすると、本体への接続方法を示す画面が表示された。
言われたとおりにACアダプタとUSBケーブルを接続して「次へ(N)>」をクリックした。
スキャナのフタを開けると、画面にある通りスキャナの「Scanボタン」が青く点灯し、デスクトップの通知領域の上に「iX500 が読取り可能です」と表示された。
さらに「次へ(N)>」をクリックすると、タスクバーの「ScanSnap Manager」アイコンがグレーでなく青で表示されているか確認してくれと言われた。
確かに青くなっていた。
「次へ(N)>」をクリックすると「ScanSnapの接続を完了しました」と表示されたが、まだこれで終わりではなかった。まだまだ道は遠かった。
「完了(F)」をクリックすると、無線LANに接続するかと尋ねてきた。有線でいいやと思っているので「後で(L)」をクリックした。
オンラインアップデートの使用許諾契約が表示された。
「○使用許諾契約の全条項に同意します(A)」を選択するしかなかった。
「ScanSnap お知らせ一覧」なる画面が表示されたが、「アップデートをインストール」をクリックするしかない。
ScanSnap Manager アップデートとともに、ここでようやく ScanSnap Organizer のインストールが選択できるようになる。
わかりにくくないか、これ?
その他オプションで「OCRパック」なるものが表示された。ドイツ語、フランス語はまれに使うかもしれないから、チェックを入れた。
インストール完了。さっき ABBYY FineReader と名詞ファイリングソフトは結局使わなかったと書いたが、だからこういう手順になっているのだろうか?
しかし ScanSnap Organizer は使わないわけにはいくまい。初めて ScanSnap を使う人にはわかんないぞ、こんなの。
この後も、おせっかいなポップアップが表示されて、ユーザ登録をすすめられたりした。登録するとメーカ保障期間が3ヶ月延長されるらしい。実はやったけど省略。
ScanSnap Organizer の UI の見た目は、以前とあまり変わっていなかった。
試しにドキュメントの一部をスキャンしてみた。これまでの S1500 と全く変わらぬ使い勝手でスキャンできた。めでたしめでたし。なんの不思議もなけれども。
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