名古屋市の 河村たかし 市長の言動に対しては、本気で腹を立てている。
新型コロナウイルス対策をなおざりにしてリコール騒動なんぞに血道を上げ、名古屋市部における感染の拡大を招いたり、昨春の特別定額給付金は一時期 支給率特別区と政令指定都市中ワースト2位 と報道されたりした。
あげくリコールで地方自治法違反の恐れのある不正署名が大量に存在することが発覚すると、責任の所在についてはあいまいな返答を繰り返しているという。
不正署名に関しては、選挙管理委員会の適正な調査を期待する以外にない。
それから以前にも言及したことがあるが、この件である。
仮にも市政の責任者の言葉としては論外中の論外であって、まともに批評する気にもなれない。これを聞いた市民が、分散参拝に協力しようという気になると思うだろうか?
話は少しそれるが、12月31日のこのニュースへのリンクも貼っておきたい。
ブログカードには古い記事タイトルしか表示されないが、更新後の記事タイトルは「東京都 新型コロナ 過去最多の1337人の感染確認 初の1000人超」である。
暮れも押し詰まって大台越え&過去最多が発表されたというのは「初詣には行くな」あるいは「分散参拝してくれ」という暗黙のメッセージだろうか、という深読みをしてしまった。そういう「言外の言」は、多くの場合、通じないものなのだけど。
果たして1月1日に、このニュースが「はてな」でホッテントリになった。
恥ずかしながら私は「これがあのバカ市長発言の答え合わせか?」と感情に任せたブックマークコメントを書いてしまったが、この件だけに限ってはトップブコメはじめいくつかのブコメにあるように「大喜利か?」「bokete?」と受けるのがスマートだったかも知れない。
ところが他のホッテントリや他の人のブコメ、それにツイッターなどを眺めていたら、おやおや即断するのは早計だったかと反省の必要を感じた。
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まずは他の有名神社でも、同様の現象が見られたことから。
太宰府天満宮@福岡県太宰府市。
湊川神社@兵庫県神戸市。
明治神宮は、夜間参拝を停止したにも関わらず、開門を待って参拝客が詰めかけたというニュースが報道されたのだった。
それぞれのブコメには「望遠レンズの圧縮効果を利用したトリック記事だろう」という批判も散見されたが、新聞社が全部違うし一斉にそんなことをやったとしたらよくよくの偶然であろう。
むしろ「混雑したとしても一時的だったのではないか?」というのが批判として当たっている可能性が高いのではないかと思った。
こんなトゥギャッターがまとめられていた。
はてなブロガーの id:hesocha さんは、元旦に諏訪大社本宮に参拝された記録をツイッターに投稿され、ブログにもまとめられていた。リンク失礼します。
諏訪大社はかつての官幣大社で全国に分社を持つ、選りすぐりの有名神社である。念のため。
熱田神宮に関しては、拝殿前の様子がライブカメラで公開されていることをブコメ経由で知った。
例年だと、三が日どころか松の内なら平日の昼間でも中日新聞記事のサムネイル並みの人出だろう。
他にもネットには様々な情報が公開されていて、すべてはとても拾いきれないが「分散初詣はあるていど達成されたのではないか?」「密集していたとしても(年越しや明治神宮の開門直後など)一時的だったのではないか?」というのが真相に近いように思えてきた。
例年のことで、初詣の参拝者数は三が日が終わるか松が明けるかの頃に、各社から報道されるだろう。
答え合わせというなら「例年を何割下回った」という数字が出て、それが今年の分散初詣に関する答え合わせになるかも知れない。
「何割以下だったら正解」という線引きはできないけど。
もっと言うなら、密だった瞬間がどの程度コロナ感染に悪影響を及ぼしたかに関しては、新規感染者数が毎日報道されているから、2週間ほど後の数字を観察すればそれが答え合わせになるかも知れない。
数字がピンと跳ね上がったら嫌だな。
初詣とは無関係に、年明け早々に数字がピンと跳ね上がりそうな予感がするのが、もっと嫌だけど。
分散初詣というのは今年が初めてだから瑕疵が目につくのは仕方がないことで、次の機会があれば改善を図るしかないのかも知れない。拝殿前のスペースに応じて定員を設定し、抽選とか。
次の機会があったら、それこそものすごく嫌だけど。
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