半日ほど中途半端にスケジュールが空いた。
私の主な仕事の話は、ブログやSNSでは一応伏せている。一応というのは、一部の「はてな」相互さんやツイッターのFFさんには漏らしているので。
事情をボカして書くと、次の業務で使うデータの入力締め切りが今日(7/14)の午前中だったので、それを待つ必要があった。締め切りといってもわりと緩く、夕方の5時と解釈する奴がいたり、甚だしくは日付が変わる直前に入力する奴までいる。それらも処理しないわけにはいかないが、自分の手戻りを減らすためにも長めに待つことにしている。
そんなで久しぶりに映画を観に行こうと思った。『岸辺露伴ルーヴルへ行く』を選んだのは、NHK総合TVの地上波ドラマで登場人物になじみがあったことと、最寄りのショッピングモール併設のシネマコンプレックスにおける上映時間がちょうどよかったというのが理由である。
公式サイトはブログカードが表示されなかったので、映画.comのリンクを貼る。あらかじめ言っておきますが、弊ブログの常で私のレビューは詳細ではありません。
ところが金曜日の上映プログラム切り替えで、同作はレイトショーになってしまった。いくらなんでも待ち過ぎだ。
ネットで検索したら、拙宅からだと中川コロナシネマワールドというところの上映時間が都合よさそうだった。
中川コロナシネマワールドは入ったことないが、場所はわかる。つか国道1号線で名古屋市から出ようとしたら、嫌でも建物が目に入る。1度くらい行ってみるのも悪くないと思った。
これは上映終了後、徒歩で歩道から撮ったスマホ写真だが、こんなところ。
拙宅から車で1時間もかからず行けるだろうと思ったら、経由するR23が事故渋滞していたからギリギリの時間になってしまった。間に合ったからいいけど。
R1から駐車場に下りる坂のところにあった、印象的な看板。やはり徒歩で撮ってます。
無料立体駐車場。1Fに停められた。
エントランスは「アパートかい?」と思うくらい地味だった。
総合アミューズメントというのか、いろんな施設が揃っていた。
これは「コロナの湯」。今さらながら、気の毒な名称の後被りである。
ゲーセン。右手前の向こうを向いているのはアンパンマンで磯野波平ではない(言わなくてもわかる
フードコート。メニューを見たが食指が動かなかったので、食事は別のところで済ませた。これも言わなくていいことだったかなすみません。
どこもあまり人影がないな。大きめの施設はボーリング場とパチンコ&スロットで、それらはそこそこ客が入っていたが、無関係な他人の写り込みを恐れてスマホ写真は撮らなかった。
シネコンのチケット売り場。写り込んでるやんけ! このくらいなら特定されないと思うのでご容赦ください。
どうでもいいけどシネコンは施設によってチケット販売システムが微妙に違うから、初見にはちょっとだけつらい。有人カウンターに声を掛けたら「自販機で買ってください」と言われた。
チケットもぎりを通過した後の写真を1枚だけ。おお、『春に散る』が映画化されるんだった! 予告編も上映されていた!
数ある予告編&予告ポスターで、なんでこれに反応したかというと、主演の一人である 佐藤浩市 さんの髪型が、抑え気味とはいえ『あしたのジョー』の矢吹丈のそれを彷彿とさせるものだったからだ! 異論は認めない。
『春に散る』は「もし矢吹丈が生きていて老境に差し掛かっていたら」だという説は、新聞連載時から主張していた私説である。今の若い人は『あしたのジョー』知らないだろうけど、知らなくても楽しめる、知っていたらよけいに楽しめるという作りになっていたらいいなと希望的予想。
ラストシーンはきっとあのポーズだ、という大胆予想もつけ加えておこう。
『岸辺露伴』どうなった?
予告の通り、このエントリーでのレビューは雑なものに留める。つか、たまにやるアフォリズム風で。もし私の内部で発酵したら、別エントリーを仕立てるかも知れない。
ヘブンズドア
必殺技が通じないのか!
「黒い絵」の作者名モリス・ルグランというのは、聞いたことあるなと思った。あとで考えたら主人公の名前が 露伴 で相棒の名前が いずみきょうか だった。
映画に出てきた「世界で最も黒い鳥」は、ネットで話題になったことを覚えていた。あと「世界で最も黒い染料」というのもネットで話題になったはずだが、こちらは映画では言及がなかった。
なかなか舞台がルーヴルに移動しないと思っていたら、ルーヴルに舞台を移してからのゴージャスさは見ものだった。モナ・リザは出てくる、ニケは出てくる…
あとでウィキペを見たら「BD(バンド・デシネ)プロジェクト」というルーヴル側の企画だったのか!
岸辺露伴モノ初の劇場映画ということで、決めゼリフ「だが断る!」出てくるかなと思ったら出なかった(TV版では原作と異なるシチュエーションで出てきた
超常現象と現実の人間の悪意の2重写しというのは、JOJOワールドでは定番。ただし現実の人間の方が雑魚キャラに見えるのは、いたしかたない。
ラスボス(?)には通用しなかったヘブンズドアだが、雑魚キャラ相手には当然通用した。だが技をかけたはいいが邪魔が入ったため相手を失神させるにとどまり、内容までは読まなかった。もし読んでいたら、真相は序盤で解明されていたわけか。少なくとも現実の人間が関わる部分は。
本作中でヘブンズドアの最大の効力は、物語の全容が解明される場面で発揮された。だがラスボスに通じなかったのと同じ理由で、技をかけた相手にも通じないのではないのかと突っ込みたくなった。相手が協力してくれたのだろう(読ませてくれたのだろう)と解釈することは可能だが。
怪談的な恐怖が、真相を知るに至って別の感情に変わるという創作は、できることなら自分でもやってみたいもんだ。手前味噌な話ですが、けっこういい線行ってたんじゃないかと思うのは、この件。
だけどこの物語は実体験者である からす さんのもので、私はネット経由でいっちょ噛みしただけだしなぁ…
しかし妄想はそれからさらに膨らんで、これだけでは尺が足りないから(何の尺だよ?)からす さんをモデルにした主人公を想定して、真相が判明するきっかけは主人公自身が激甚災害に遭遇し、本人は無事だったが大切な初めて仕立てた巫女装束が水没したことで…
やっぱり他人の私がやっちゃいけないよね。
若き日の主人公が、奈々瀬というゲストキャラをモデルに描いたマンガが作中に登場する。その絵柄が、明らかに主人公のモデルである 荒木飛呂彦 氏自身のタッチと、まるで違っていた。原作マンガは未読で観たので、そちらはどんな絵柄だったのだろうと猛烈に見たくなった。
あとで検索したらAmazon他で試し読みができた。