週一か二週間に一度、実家の様子を見に行っている。春秋の気候のいい時季には、高齢の身内の無聊をまぎらわすため車でどこかに連れ出すことにしている。だが身内は行ったことのないところに行きたがる。そりゃそうだろうけど、行ったことのない場所を探すのにだんだん苦労するようになってきた。
愛知県のJA直売所には何度か行ったことがあるが、そういえば実家のある県の直売所はノーチェックだったことに気づいた。身内は直売所や道の駅が大好きなのに、うっかりしていた。
検索したら、何か所か候補が見つかった。そのうちの一つは何度か行ったことのある「神戸町ばら公園いこいの広場」と同じ方角にあった。万が一ハズレだったとしても、秋バラが見られればいいやと考えた。
折よく身内は「そろそろ柿を買いたい」と言い出した。去年の自ブログを検索すると柿を買いに行ったのは11月下旬だったからちょっと早いと思ったが、チェックするだけすればよかろう。
というわけで今回行ったのは、JAいび川農林畜産物直売所「よってみーな池田」というところであった。
JAいび川池田東支店というところに隣接している。建物の壁面に「JAいび川池田低温倉庫」という文字が読める。
入口に「富有柿」の幟が立てられていたが…
並んでいた柿は、値段こそ安かったものの、サイズが小さく色も美味しそうではなかった。早生とはいえ、やはり時期尚早だったようだ。
こちらは渋柿。身内も同じ感想を抱いたようで、いくつか手に取ってためつすがめつしていたが、結局買わなかった。
ミカン。身内は「蒲郡ミカンがあればいいがスーパーに置いてない」と言っていたこともあった。ここには置いてあったが、やはり買わなかった。小ぶりなものばかりで、こちらも時季が早い気がしたのだろう。
しいたけ。意味もなくいつも撮っている。
店内で目立っていた大漁旗。海なし県なのにと思ったが、よく見たら北海道の漁協からの寄贈品だった。
北海道の海産物が、冷凍ケースに並んでいた。
「なんで北海道?」と思っていたら、沖縄商品販売のコーナーもあった。
その隣には千葉県産。
JAやまがた。要するに何でもありってことか。
ニンジン。ラベルには「北海道産」と書いてあった。
もちろんメインは地産の商品だったのだろうけど。「岐阜名産あゆ甘露煮」。
今回の身内の買い物。なんとなく無理やり買ったという印象を受けた。「買いたくなければ買わなくてもいいのに」と言いかけて、言わなかった。
ところが意外なことに、この甘露煮がたいへん美味しかった!
身がホロホロに柔らかく、箸で持ち上げたら崩れるほどだった。
味付けも甘露煮の名の通りの甘めで、好みだった。生臭さも全くなかった。
以前、身内が「甘露煮が食べたい」と言い出したので道の駅に買いに行ったことがあるが、その時は身が硬すぎてイマイチだった。
ニンジンはまだ食べていない。
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帰途、神戸町ばら公園いこいの広場に立ち寄った。
秋バラは咲いていた。だが春と比べると、どうしても寂しい印象を受けた。
以下、スマホ写真を淡々と貼っていく。
「淡々と」と言ったのをさっそく食言する。スマホ写真はどうしても再現性に不満が出る。
この写真奥の赤バラは、赤が深くベルベットのようでひときわ目を引いたが…
ズーム機能を使ってみたりしたけど、肉眼で見えたものとはほど遠かった。
どの写真にも、程度の差こそあれその傾向はあるとは言え…
赤バラ。
ピンクのバラ。
黄バラ。
公園中央の噴水。
噴水周辺のバラたち。
公園西方の入口を望む。
公園周囲の遊歩道沿いに植えられていたバラたち。
春と比べると秋バラは寂しげだったことを象徴するような情景だと思ったのは、アーチに蔓バラが絡んでいなかったことだった。
辛うじてアーチに花を添えていたピンクのバラ。花だけど。
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