私が加入している地域労組が原告側を全面支援し、また私も個人的立場から原告側を全力応援している鈴鹿大学裁判関連のエントリーです。前回はこちら。
第9回期日の内容を伝えるメールニュースが発行されましたので、これまで通り弊ブログにも転載します。
以下、最後まで引用です。
鈴鹿大学無期転換後のクビ切り撤回裁判メールニュース No.046
みなさん
本日鈴鹿大学裁判の原告側証人尋問が実施され、2人の原告が証言に立ちました。
被告側弁護士が原告から引き出したかった証言とは、どうも今日の反対尋問を聞いていたら、次のようです。
第1に留学生対象の非常勤講師の担当コマがなくなってもその後継として有期契約の常勤講師の仕事が用意されていたにもかかわらず、原告2名は自分の意思で応募しなかったことにより、せっかく大学側が募集していた仕事を自分の責任で無にした、ということ。
第2に、原告2名が無期転換する前から見て担当コマ数は年々変動していたことから、非常勤講師の授業担当コマは毎年変動するものであり、したがって仕事がなくなることも原告2名は重々承知していたはずである、ということ。
そして第3に、前年度の担当数7コマから4コマに減らされた(つまりその分の賃下げにつながった)年度の契約書にサインしたというのはコマ数減をみずから受け入れたのである、ということ。
この3つくらいを裁判官に対して、いかにも原告が無理筋の要求をしてきたかのように強く印象づけたかったようです。
しかしながら第1の点については、「もしも応募したら『契約の終了』をみずから認めるものである」ことから、またせっかく無期転換したのに有期雇用の仕事に応募するとしたら、再び仕事が不安定化すると反論し、第2の点については「変動するにしても直前のコマ数の周辺で変動するのであり、大幅なコマ減はないはずであると考えていた」とし、さらに第3の点については、サインしないと担当が求められた4コマ分についての仕事もできなくなるおそれがあることから、減らされた3コマ分についての合意を留保したままサインしたと、それぞれ明快に反論しました。次回結審。7月11日11:00から。そして秋には判決が予想されます。いよいよクライマックス。多くのみなさんの傍聴をお願いします。
また、27日(月)には13:00から四日市じばさんセンターで、東海圏大学非常勤講師組合が学校法人享栄学園と団体交渉を実施します。可能な方はご協力ください。
非正規労働者の安定した雇用を支援する会事務局
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(フォロワーになってください)2024年5月23日23時23分58秒 木曜日
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