「プロローグ」によると、本書は「高校の数学はそこそこでき、大学でも二つか三つくらいは数学の授業をとったという水準の人を対象に」(p18)したという。
実際、高校レベルの数学を思い出させるために、かなり丁寧に説明をしてくれていて、ありがたい。こういうギャップを埋めるような本が、もっと出版されないものか。
リーマンのゼータ関数
ζ(s) | =1+ | 1 | + | 1 | + | 1 | + | 1 | + | 1 | +… |
― | ― | ― | ― | ― | |||||||
2s | 3s | 4s | 5s | 6s |
Σ | n-s = | Π | (1-p-s)-1 |
n | p |
実に鮮やかで見事だったから引用して紹介したかったけど、残念!
なおこの本にはスピン(栞紐)が二本ついている。巻末に原注(かなり分量が多い!)と索引がついているので、この心遣いはありがたい。つかスピン二本と索引は、どんな本でもつけてほしいくらいだ。
スポンサーリンク