
- 作者: ジョン・ダービーシャー,松浦俊輔
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2008/04/03
- メディア: 単行本
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前回のエントリーで「位数4(=要素数4)の有限群は2種類ある(2種類しかない)」旨を書いたが、本書P253には、位数1から15までの群の数の表が掲げられている。
n | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
群の数 | 1 | 1 | 1 | 2 | 1 | 2 | 1 | 5 | 2 | 2 | 1 | 5 | 1 | 2 | 1 |
つか天才たちが探究心をかきたてられる心理が、想像できるような気がする。
本書後半では、リー群のリーであるとか、グロタンディークであるとか、近年の話題が次々と出てくる。圏論であるとか関手であるとかいった用語は、恥ずかしながら本書で見るまで名前も知らなかったぞ。フェルマーの最終定理の名前を見かけると「ああ、あれか」とすら思えてしまう。いや私なんぞの手が届くものではないことは、わかっているつもりなんだけどね。
しかし身の丈に合わせてでも、数学とは少しずつ付き合っていきたいという意思はあるのだが、その付き合い方がよくわからない。専門書をちょっとずつでも眺めていくしかないのかな。まあじたばたしてみよう。
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