asahi.com関西に、こんな記事が。
asahi.com(朝日新聞社):【てっちゃん】ヘーイ うちらも大好きよ - 関西
練りもの業界で先駆けてテレビ進出したてっちゃん。51年生まれだから、「還暦」なの。そのころ、かまぼこの広告は歌舞伎調が多かった。それが、キューピーさんみたいに愛らしいキャラクターとは! 宣伝担当者が「かわいい魚屋さん」の歌にヒントを得てデザイン。当時の副社長の子ども時代の顔を重ねたとか。
このころ、不二家のペコちゃん(50年)も生まれた。こちらは「永遠の6歳」。ヤンマーのヤン坊とマー坊(59年)はちょっと年下ね。
東海地方のテレビ界は昔から関西の植民地化されていて、関西ローカルの番組やCMがばんばん流れている。
「てっちゃん てっちゃん かねてっちゃん♪」というCMソングも、昔から耳になじんでいた。
実は全国的な知名度は低いんだよね。
てっちゃんて、サングラスをかけたとうちゃんがいるよね。
そう、生みの親は中島らもさん。路地裏タイプの月刊誌「宝島」に82年、カネテツの広告「啓蒙かまぼこ新聞」の連載を始めた。11月号からとうちゃんも登場。てことはもうすぐ29歳。てっちゃんより若いじゃん。
広告会社員だったらもさんは、いまの村上健社長(58)と灘中高の同級生。そんな縁もあって見開き2ページ広告をとり、奔放に展開した。肝心の商品紹介はほとんどないわ、漫画にはヘンなとうちゃんを出すわ。カネテツを架空の会社と勘違いする読者が続出したが、てっちゃん親子の人気はうなぎ登り。
この昔からあるキャラクターをいじり倒してイメージを激変させた鬼才=中島らものセンスには、驚愕したものだ。また自社のキャラクターをこんなに好き勝手にするのを許したカネテツデリカフーズの太っ腹も、すごいと思った。こういう事情があったのか。
ちなみに、てっちゃんには「かねちゃん」というガールフレンドがいるが、なぜかこの子は中島らもからは気の毒にもガン無視されていた。
で、asahi.com記事の末尾にカネテツデリカフーズのページへのリンクが載っていたので、飛んでみた。
「てっちゃんねる」というのだそうだ。
http://www.kanetetsu.com/techanel/index.html
お父さんの顔が違う!Σ(゚Д゚;
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: ビレッジプレス
- 発売日: 1987/12
- メディア: 単行本
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (52件) を見る
- 作者: 中島らも
- 出版社/メーカー: ビレッジプレス
- 発売日: 1991/08
- メディア: 単行本
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (45件) を見る