近所の安い台湾料理店でランチを食べた。うちの市内には、従業員がみな外国出身とおぼしき中国料理店・台湾料理店が、なぜか何軒もある。
食事後、伝票をレジに持って行きお勘定を済ませた時、レジの若い女店員さんが、伝票の裏に「当たり」と書いて私に示し、「すみません、お客さん…?」と言った。
最初「えっ、何か当たったの?何かもらえるの?」と思った。
しばしの沈黙。
店員さんは、ボールペンの先で「当たり」という文字のところを叩き、私の顔を見る。日本語がまだ自由ではないようだ。
あっ、これは、日本語で何と読むのかを尋ねているのだな、と気づいた。
ゆっくりと「あ・た・り…です」と答える。
「あたり?」と復唱する店員さん。ボールペンで、「当」の文字のそばに「あ」というひらがなを書く。今にして思えば、けっこう達者な字だった。
「そう、あたり、です。くじにあたる、のあたり、くじにあたる、くじにはずれる」通じてるかな?
「ありがとう」
何ももらえなかった(当たりまえだ
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