読者登録させてもらっている id:kyoumi_arukoto さんのブログに、こんなエントリーがありました。言及失礼します。
ブックマークコメントに
【料理】京都ではナマズ料理を食べることができる - 興味あること
岐阜県南部の有名神社である千代保稲荷の、参道の名物はナマズの蒲焼きです。
2020/01/30 21:10
というのを投入させていただいた。千代保稲荷の件は、コメント欄に他の方からの指摘もあった。
ちょうどその直後に実家にいたとき、身内から「外食がしたい」と要望があった。
このエントリーのことを覚えていたので、「だったら久しぶりにおちょぼさんに行きませんか?」と逆提案してみた。ぶっちゃけブログのネタになると思ったからだ。なお「おちょぼさん」というのは千代保稲荷の地元での呼び方である。
結論を先に書くと、首尾よくナマズの蒲焼定食にありつきました。こんなの。
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おちょぼさんは実家から車で30分程と至近にも関わらず、自ブログを検索すると前回参拝したのはもう足掛け4年も前のことになるのだった。
おちょぼさんの参道には東口と南口があり、私はいつも東口から入っている。社殿までの門前町は、南口から入ったほうが若干賑やかではあるのだが。
つかこの鳥居の写真、毎回貼ってるな。
周辺は田んぼばっかりで何もないところに、賑やかな門前町がとつぜん出現するのが、おちょぼさんの面白いところである。
近辺の農産物が並んだり。
このおもちゃ屋さんの写真は、2016年6月4日付拙エントリーにも貼ったな。
スマホ機種変更してから写真の解像度が格段に改善していることを、過去記事と比較するたびにいつも感じる。個人的事情ですみません。
この少し先に、川魚料理の「稲金」という店がある。最初に示した蒲焼定食の写真は、参詣帰りにここで食した。
なお4年前には、同じ店で「あゆ定食」というのを食したのであった。
ここの向かいには、やはり参道名物である串カツの有名店「玉家」というのがある。
16年6月4日付拙エントリーではここをスルーしたところブコメで盛大に突っ込まれ、再訪エントリーを同年10月28日付で上げたのであった。なんであんなことで炎上したのだろう??
社殿が見えてきた。
先走って書いてしまおう。このすぐあとA4三つ折りの「参拝のしおり」というのを入手した。こんなの初めて見た!
「参拝のしおり」より、千代保稲荷の縁起の部分だけを、弊ブログ勝手に恒例の文字起こし。ルビ省略しています。改行位置変更しています。以下同じ。
千代保稲荷神社
千代保稲荷神社の由緒は、約一千年前の平安時代に遡ります。
八幡太郎源義家の六男義隆が分家する際、森の姓を授かり、先祖の霊璽、宝剣、義家の肖像などを「千代代々に保っていけ」と賜りました。
その後、今から五百五十年ほど前の文明年間に、義隆の子孫森八海がこの里を開墾し、義家から伝わる霊璽を祀ったのが神社としての始まりです。
社名は「千代に保て」の言葉に由来します。
現在では、「おちょぼさん」の愛称で親しまれています。
絵地図の部分を拡大。上の鳥居は、絵地図では下部中央の「手水舎」という文字の真下あたり。
ここはなぜか油揚げとローソクをお供えするのが慣わしである。
ローソクはすぐに「燈明場」というところに捧げる。絵地図で「手水舎」の真上あたりにある。
油揚げは拝殿前の棚に捧げる。
拝殿。
「参拝のしおり」より。そゆえば祭神を知らなかった。
本 殿
大祖大神(おおみおやのおおかみ)
稲荷大神(いなりおおかみ)
祖 神(みおやのかみ)
をお祀リしています。
商売繁盛、家内安全などにご利益があると言われています。
拝殿の向かいにある「霊殿」。
6月4日付拙ブログに「どういうところなのかは、実はよく知らない」と書いてしまったが「参拝のしおり」によると、こういうところだったのだ。
霊 殿
古い眷属像(神の使いであるキツネの像)などを納めており、保食神(うけもちのかみ)をお祀リしています。
霊殿の右隣におみくじ置場がある。金属の筒をガチャガチャやって卦を出すのである。
「参拝のしおり」は、ここに一緒に置いてあった。
拝殿右隣にあるのは「古堂」というのだそうだ。知らなかった。
古 堂
かつての本殿の一部を保存し、源氏の御霊を祀る多田神社の御礼を納めています。
本殿左側にある社は「精霊殿」と言うのだそうで、これも知らなかった。
精霊殿
昭和期の信者さん方の御霊約百二十柱をお祀りしています。
子どものころからお参りに来ているのに、知らないことばっかりだな。「何事の おわしますかは 知らねども…」。
門前町の店頭に並ぶ縁起物。子どもの頃の話ついでに、昔はダルマの置物が多かったような記憶があるが、今回は見かけなかった。
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稲金まで戻った。なお川魚料理は海から遠い岐阜県の名物の一つで、参道にはここ以外にも川魚料理店がたくさんある。
店頭のサンプル。
値札に「1,300~2,000円」と書いてあるのは時価で、しっかり2,000円取られた。
店には立派な庭があるので、料理が出てくるのを待つ間に見せてもらった。
この説明書きは、以前からあったっけ?
こんな名石(?)もあった。
多くのコイを放った池は、以前からあった。こいつらは食われる運命である。
なまず定食の、ご飯とすまし汁のフタを取ったところを再掲。右上にあるのがコイのあらいで、酢味噌でいただく。
蒲焼といってもウナギと違って脂っ気のない淡白な白身である。ふっくらと柔らかく、蒲焼にしているためか身自体の匂いはほとんどない。皮まで柔らかくいただける。皮はウナギに似た食感である。背ビレの骨が気になる程度で、小骨はあまりない。背骨が噛み砕けるかどうかは試さなかった。
ちなみに同行した身内は2,100円のウナギの蒲焼定食を頼んだ。
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