在宅仕事をしていたら電話が鳴った。出てみたら、朝日新聞社の関連会社からだった。
「asahi.com の無料会員をご利用いただいている watto さんですね? 今、お電話してよろしかったでしょうか?」テレフォンオペレータさんは、もちろん watto ではなく本名を言ったのだが。
新聞社サイトの無料会員は、朝日のほか、日経と毎日を登録している。後二者からは登録したメアドに毎日のようにオプトインメールが届くが、朝日からは滅多に来ない。登録した個人情報は何に使うのかなと思ったら、こんなこともあるのだ。
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オペレータさん「asahi.com の無料会員で1日に読める記事の数が、3本から1本になったことはご存知ですか?」
私「はぁ、もちろん」けしからんと思っている。言わなかったけど。
オペレータさん「読める記事の数が無制限になる14日間無料お試しIDを、ご希望の方に配布しているのですが、watto さんはご希望なさいますか?」
なんでも1つのIDで家族4人まで利用でき、無料期間が過ぎたら希望があれば月500円だったかで有料会員に移行でき、希望しなければそのまま放置すればいいというような説明があった。他にもいくつかの説明があったが、忘れた。つか憶えきれるもんじゃないい。
オペレータさん「ところで watto さんは、新聞を購読されていますか?」
私「御社のですが」
オペレータさん「ありがとうございます!」
私が選定されたのは新聞販売店経由ではないってことか。
断る理由もないので、申し込んでみた。
オペレータさん「二、三日中に、黄色いA4サイズの封筒が届きます。その中に、IDとパスワードを記した紙と、関係書類が入っています」
こっちからも質問してみた。
私「実はブログをやっているんですが、このことをブログに書いていいですか?」
想定していなかった質問らしく、返答が一呼吸遅れたが、構いませんとの返事をもらった。
オペレータさん「なんというブログですか? ご本名で検索すれば出てきますか?」
オペレータさんが個人的に興味があるようだ。しかし当方としては、一部、身バレしているとは言え、リアルで『しいたげられたしいたけ』と口にするのは抵抗がある。メアドで検索すれば出てくるということで、お茶を濁しておいた。
果たして二、三日して、こんなのが本当に届いた。
開封するとA4一枚の送り状、ログインIDとパスワードが書かれたカラーの書類、「朝日新聞デジタルご購読のご案内」というカラー両面印刷のチラシ、有料会員申し込み方法のカラー3ページの手順書、「朝日新聞DIGITAL」というカラー8ページのパンフレット、「朝日新聞デジタルかんたん操作ガイド」というカラー16ページのパンフレットが入っていた。印刷代だけでも、だいぶかかってるぞコレ。
ログインIDとパスワードの書かれた書類と…
「朝日新聞デジタルかんたん操作ガイド」の表紙だけ、スキャンした画像を貼ってみる。
また、有料会員申し込み方法というのは、ネットではこれだな。
無料お試しIDでログインしてみた。
まず無料会員のログインを抜ける必要がある。右上の、楕円で囲まれた「ログイン中」というリンクをポイントすると、キャプションが「ログアウトする」に変わるので、クリックする。
すると、ログインIDとパスワードを入力する画面が表示されるので、無料お試しIDとパスワードを入力する。
見かけはほとんど変わらないが、右上の「ログイン中」が、無料会員の白地に赤文字から、無料お試しIDでは赤字に白抜き文字に変化している。
記事を二つ三つ読んでみた。これまで表示されていた「続きを読む」が表示されなくなり、いきなり記事の全文が読めるように変わっていた。確かにこれはストレスが軽減される。
専用アプリもいろいろあるようだけど、試していない。つかブラウザで済む分は極力ブラウザで済ませる主義。
紙の書籍や紙の雑誌の苦戦と同様、紙の新聞も大幅な部数減が、しばしば伝えられている。しかし「はてな」のホッテントリを見ている限りにおいては、ニュース系サイトでは asahi.com は、 nhk.or.jp と並んでダントツの pv を獲得しているように見受けられる。広告収入の期待できない nhk.or.jp と違って、asahi.com は相当に潤ってるんじゃないかと邪推するのだが、それでも有料会員を獲得しないと苦しいのかな? 逆に言えば、過去における「紙の新聞」というビジネスモデルが、いかに優れていたかという証左でもある。
しかしもし私が紙の新聞の購読をやめてデジタルに一本化したら、その分新聞社の収入は減ることになるんだけど、いいのか? ま、こっちの心配することではないけど。
ちなみに NHK はこんなことをやってるみたいなので、ご注意を(いつもこういう余計なことを書くから、私のところには企業からのレビューの依頼が来ないのであろう
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