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ニュージーランド短期語学留学7日目=帰途(完結)

3月27日付の1~2日目の記事 に、ホストマザーは猫を三匹、ホストマザーのパートナーさんは犬を一頭飼っている旨を書いた。その写真をまだ貼ってなかった。例によって、あまりいい写真が撮れなかったからだ。

ホストマザーの猫を撮った写真のうち、比較的写りのよかったものを一枚だけ貼る。

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上段の灰色のがボス格。下段の黒猫は♂♀のきょうだい。みんな保護猫だそうだ。

スマホカメラやコンデジで黒猫を撮ると、真っ黒になってしまうのが悲しい。偶然うまく写っていたのは、これだけだった。

 

みんな初対面からとても懐いてくれた。

一度なんか、ホストファミリー宅であてがわれた部屋の扉を開けベッドで仰向けに寝ていると、黒猫のうち一匹が入ってきて、あちこち嗅ぎまわったすえに、私の胸の上に乗って香箱組んで目を閉じてしまった! 本当に眠っていたかどうかはわからない。

仕方がないから、その姿勢のまましばらく本を読んでいた。スーツケースにしまって日本に持って帰るぞ!(いけません

 

ホストマザーが黒猫が子猫だった頃の写真をくれたので貼る。

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かわいい…つか、小さな命を粗末にする奴は許せない!

 

こちらがパートナーさんの愛犬。ボクサーだそうだ。

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やはり仔犬の頃の写真をもらった。品評会で賞をとったことがあるそうだ。

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この子は、夕食後にソファーでTVを観ながらくつろいでいると、膝の上に乗ってきて、顔を舐めるではないか! よその犬に顔を舐められたのは 10年ぶり2度目

飼い主さんから愛されてるんだろうなぁ、と、しみじみと思った。

 

夕食と言えば、2日目までのメニューは 3月28日付3日目の記事 に書いたので、3日目以降のメニューをメモ。

3日目は、牛肉をブラウンソースで煮込んだものに、野菜のスティックをフライにしたもの添え。野菜はパプリカとスイートポテトかなと思ったが、違ったようだ。英語名を教えてもらったが、ピンと来なかった。残念ながら忘れてしまった。

4日目は、オムレツとスイートポテトのマッシュポテト。マッシュポテトはサツマイモを使ったものだった。こういうのもアリなんだと思った。

5日目は、チキンの骨つき姿焼き。小さかったので雛鳥だと思う。ジャガイモのマッシュポテトが添えてあった。

6日目最終日は、金曜日だったからか、フィッシュアンドチップス。魚は白身で魚の名前を教えてくれたが、またしてもピンと来ないまま忘れてしまった。チップスのほうは、よくあるフレンチフライだった。

肉料理とイモの組み合わせには、記憶違いがあるかも知れない。

欧米食文化では、日本のごはんに相当するものはパンではなくイモだという知識はあった(確か林望氏のエッセイ経由)。それを実体験した印象。いや先に、ホストマザーの料理を称賛するべきだった! いずれもたいへん美味でした、お世辞抜きで。ごちそうさまでした!!

いずれもあとでお茶とお菓子が出た。お茶はいろんなティーバッグが用意してあって、好きなものを選ぶことができた。お菓子はティムタムが多かった。ハーゲンダッツが出たこともあった。

 

滞在中、不自由を感じたことは、ほとんどなかった。ホストファミリーには感謝以外にない。

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帰国のフライトは午前9時台発。3時間の余裕をとるためには、ホストファミリー宅を6時台に出発しなければならなかった。幸い送迎業者は、予定通りの時間にピックアップに来てくれた。一連の記事で何度も繰り返すことになるが、NZはまだサマータイムなので、道路は真っ暗だった。

往路と同様、空港では自動チェックイン機にパスポートの顔写真のページをスキャンさせて、荷物タグとチケットを発券、スーツケースはラゲッジドロップに預けた。

出国カードをどこで入手するか知らなかったので、ちょっと心配だったが、出国ゲートの手前に長机が置いてあって、ずらりと並んでいた。何の心配もいらなかったのだ。 

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手荷物検査を抜けたところ。

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お土産は重いから搭乗前ギリギリに買えばいいと思っていた。

実際、もらったオークランド空港の見取り図によると、搭乗ゲートの手前まで、売店はいくらでもあるようだった。

こんな感じで。

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上の写真の右隣の店。

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もうちょっと奥まったところにある店舗で、マヌカハニーの一番小さい瓶を買った。

こんなの。検疫の関係上、ビニール袋は最終目的地まで破いちゃいけないと言われた。

あと金属スプーンは使っちゃいけないと言われた。

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バラ撒き用の小物の入手には、少し困った。よくあるペンや鉛筆を売っているところが見つからなかったのだ。結局、木製のコースターを売っていたので、十何枚か、まとめて買った。

こんなの。なんとなくNZっぽくて、よくないですか?

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フードコートみたいなところがあったので、ここで朝食にした。

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スシや dumpling (ギョウザ) など日本食らしきものも売っていたが、NZ最後の食事なのだからと、サンドイッチにタピオカミルク、それにエスプレッソを選んでみた。

これは失敗だった。いずれもあまり美味しくなかった。

 

駐機中のNZ航空機。これに乗ったんじゃないけど。

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昼間のフライトだったので、あまり眠れなかった。仕方がないから映画を何本か観た。

『モアナと伝説の海』を観て、内心ディズニー映画を字幕なしでいっぱい観ようと決意したことは 3月30日付のエントリー に書いた通り。

他に『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃』を観た。以前、地上波放送で観たはずなのだが、たぶん在宅仕事をしながら観ていたからだろう、内容を全然覚えていなかった。ロートルマンガファンとして『サイボーグ009 地底帝国ヨミ編』を思い出したのは当然のことである。

その他、若き日のアナキンに件のドイツ人男性生徒を重ねてしまった。あいつイケメンだったのだ。講師の話によるとブラジル人女性生徒と仲がよかったとのことで、なんかマンガのような設定。しかし、それ以上の深い事情を知るすべがないのが、フィクションと現実の違うところである。

改めて考えると『スター・ウォーズ』シリーズにおいては「未熟な若者」というのが永遠のテーマだよね。エピソード4~のルーク、エピソード2~のアナキン、そしてエピソード7~のカイロ・レン…

なお、彼ら以外の生徒についても、少しは話をしてそれぞれの事情を垣間見た気がしたのだが、ブログには書ききれなかった。特に日本人男性生徒の事情は、本人が読むかも知れないから書くことができない。

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成田着。

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NZ航空はANAと提携しているからか、ANAとゲートが近かった。

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長い通路。

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通路が分かれているが、入国審査の手前で合流しているから意味がないような。

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再入国審査。

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ちょっと嫌だなと思ったのは、指紋をスキャンする装置が設置されていたことだ。外国人入国者は指紋のスキャンが義務付けられている。これはよく知られている通り、9.11以降、米国が外国人入国者に対して義務付けたことだ。世界で唯一、日本がそれに追従した。

この指紋をスキャンする装置は、再入国者向けゲートにも設置されている。在留特別許可を受けている外国籍者も再入国者向けゲートを利用するのだが、外国籍者は指紋読取りを義務付けられているのだ。

こんなものは、NZの入国審査時には見かけなかった。3年前にヨーロッパに行ったときにも、なかった。

こういうところに、日本という国家の、外国籍者に対する悪意をチラリと感じる。私はそれに強い抵抗感を覚える。ネットにはゼノフォビアを隠そうとしない者が少なくないから、なおさらである。国がネトウヨと同じレベルになってどうする!

 

ANA国内線のチェックイン窓口。トランジットの場合は利用しなくてもよかった。

国内線にも自動チェックイン機らしきものが設置されている。パスポートはいらないはずだが、どうやって使うんだろう?

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国内線への搭乗ゲート。ここのテレビで、大相撲春場所の鶴竜が優勝した場面を観た。引き技を使ったというのでちょっと話題になったシーンだ。

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搭乗にはバスを使った。バスを降りて、タラップを歩いて上った。

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海外から日本への観光客は激増しているというが、トランジットを利用してみると、搭乗者は日本人が圧倒的に多くて、まだまだなんじゃないかという気がする。

外国人は、白人ばかりが目についた。インド系、イスラム系、アフリカ系が、あまりに少ない。ここがオークランドと大きく違うところだと思った。日本人と見た目の似たアジア系の旅行者は、それなりにいたのかも知れないが。

またしても嫌な想像だが、白人やアジア系以外の外国人にとっては、日本という国は、あまり居心地のよい国ではないんじゃないか? そんなことはないと思いたいのだが…

もちろんこうしたアラは自国だからこそ見えることであって、どの国にも、その国なりの嫌なところはあるだろう。例えばNZの歴代首相は、全員が白人である。そこにはなにがしかの軋轢が、必ずやあったはずだ。

自国の嫌なところから目を逸らすのではなく、あえて声を上げ続けることこそが、迂遠であっても結局は自国をよりよくすることにつながるはずだと信じる次第である。

 

中部国際空港着。飛行機が飛んでいたのは、ものの20分ほどじゃなかっただろうか?

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ターンテーブルにこんな奴らがいた。ツイッターに写真を流してしまった。

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レンタル携帯電話を返却した窓口。3月25日付エントリー に先走ってツイートを載せたのと同じところだ。

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上の窓口は名鉄中部国際空港駅のすぐ隣にある。

ここからさらに、名鉄空港線の特急と本線の急行を乗り換えなければならなかった。

自宅には日付が変わる前に帰れたんだけど、一日中乗り換え乗り換えの連続で、さすがにうんざりした。

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ニュージーランド短期語学留学シリーズは、これで完結です。お読みいただいた方に感謝します。ありがとうございました。

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