まずは大阪北部地震の被害に遭われた方に、心よりのお見舞いを申し上げます。
地震発生後、1、2日して、震源に近く被害が大きかったと言われる自治体のいくつかから、災害ボランティアセンター開設のニュースが発信された。
スマホのスクショ。高槻市。
茨木市。他にもあります。
ここ何年か、年に一度のペースで災害ボランティアに行っている。去年は大分に、一昨年は熊本に 行った。うちからは九州に比べると大阪は近い。新幹線とJR東海道線を使うと、本当に便利なのだ。だから週末にはボランティアに行くつもりで、準備を始めた。私がボランティア活動に割けるのは、週末のうち一日が精いっぱいである。
ところが、ボラセン開設以降、ボランティア活動のニュースをヲチしているのだが、あまり報じられない。痛ましいブロック塀の件など、地震にまつわる報道全体の量は決して少なくないのだが。
これまでの経験に照らして、被害は比較的軽微だった方ではないかという気がした。もちろん災害に遭われた当事者の方々にとっては、よそと比べてマシと言われても、何の救いにもならないだろうけど。
だがとりあえず週末までに、ボランティアに出る準備だけはしておこうと思った。
準備と言ってもたいしたことはない。まずは住んでいる自治体の社会福祉協議会に行って、ボランティア保険を更新。「天災プラン」一年単位500円。いつも直前にやっている。
窓口の担当者さんから、「出かける前に確認の電話をかけてくださいね」と言われた。そのつもりです。
すでにブログタイトルに書いてしまった通り、その電話がつながらなかったので、今回は見送ることにしたというのが今回の結論である。
装備のうち、今回はヘルメットだけ新調した。近所の作業着ショップで980円。
これまではオートバイ用のハーフヘルメットを使用していたが、去年の大分で他のボランティアさんから「暑いでしょ?」と言われ「暑いです!」なんてやりとりをしたのだった。暑いとそれだけで体力の消耗が早まる。
作業着ショップ店頭で試着してみると、内部にクッション材が充填されていないだけ確かに涼しい。もうちょっと早く気づいていればよかった。
水と昼食のたぐい。熱中症が怖いので水分多め。使わなかったらそのまま備蓄食料になるだけだ。
その他の装備、準備に関しては、「ねとらぼ」さんのところに3年前の常総市水害ボランティア のまとめが残っていたので、参考までにリンクを貼ります。
ということで、当日(今日だ!)朝、現地ボラセンの電話番号に、需要があるか問い合わせの電話をかけてみた。
一件目の自治体は携帯の番号で、「電源が切られているか、電波の届かないところにいます」という自動音声の応答が返ってきた。
二件目の自治体は固定電話の番号だったが、どこかに転送しようとしているのか聞きなれない発信音がして、そのまま切れてしまった。
30分ほど時間をおいて、2度ほどかけてみたが、2度とも反応は同じだった。
つまり、いずれも活動していないようだった。
他にも災害ボランティアセンターを開設している自治体はあるが、JR東海道線一本では行けない場所になる。
という訳で、今回のボランティア出動は見送ることにした。この決断が正しかったかどうかは、わからない。
「災害ボランティアは、ないのが一番」と言われるが、今回はなかったからよかったと言えるのか? という疑問が晴れないのだ。
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