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近況|郵便局の年賀状アルバイトとか「自炊」とか

日記です。機会あるたびに繰り返していますが、うちのブログの主目的は自分用メモです。「この頃はこんなことをしていたな」ということを残しておくと、あとで案外役に立つので。

 

郵便局の年賀状アルバイトについて

12月18日付のエントリー に、細かいことだがヘンなことが相次いだので、人手が足りてないんじゃないか、面倒臭いことに巻き込まれなければいいがと杞憂を述べたが、今のところそんなことはなかった。

ただ3年ぶりに郵便局に通い始めると、あちこちちょっとしたシステムが変更されていた。支給された名札に多分 RFID タグが仕込まれていて、出退時に読み取り機にタッチするようになっていたとか。以前は出勤簿に出退時間を手書きして認め印を押していた。

 

仕事そのものは、3年前までと変わっていなかった。

「取揃え」…ポストに投函された年賀ハガキを同じ向きに揃える

「供給」…取り揃えたハガキを巨大な「区分機」と呼ばれる装置にフィードする

「抜き取り」…郵便番号ごとに自動区分されたハガキの束を区分機から抜き取る

「束帯」…ハガキの束を熱接着フィルムまたは輪ゴムで束ねてコンテナに入れる

でよかったかな? ぜんぜん難しい仕事ではない。しかしこういう仕事は、なかなか自動化できないようだ。

同じ時間帯のアルバイトは、私を入れて5人ほど。私以外はほとんどが30~40代の女性だ。一人だけ、たぶん70代くらいの男性がいる。元気な爺さんだ。だが私は自分がジジイなのに、過去の記憶に照らすとこの手のジジイがいちばん苦手だ。たいてい勝手にマイルールを作って他人に押し付けようとしたりする。今のところ私がトラブルに巻き込まれたことはないが、先日は区分済みのハガキの束を勝手にバラして、指導係の常勤職員(たぶん20代後半か30代前半)から「何をなさったんですか?」などと、抑えてはいたが大きめの声を出されたりしていた。空気が一瞬変わったのがわかった。

しかしアルバイトのリピーターって、私以外に見かけないな。時給が安いから、シーズン通して働いても、思うような額にならないからかな?

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アルバイトが終わった後のこと

勤務時間はあまり長くない。午後4時過ぎという中途半端な時間に終わる。ちょっと早めの夕食を済ませて(昼食抜きの一日二食)、少し眠って、夜中に目を覚まして、明け方近くまで今は「自炊」などの作業をしている。

こんな生活が、年明けまであと何日か続く予定。まともな社会人の生活とは思えんな。まともな社会人じゃないけど。

自炊というのは、蔵書を裁断機でバラしてページスキャナでPDF化するという作業で、「愛書家」とか「蔵書家」とか呼ばれる一部の人たちからは、蛇蝎のように忌み嫌われる行為である。だがこうでもしなくちゃ段ボール箱何十箱も貯まった本は、始末がつかない。

とは言うものの、1週間かけて電子化できる本はだいたい段ボール箱1箱か2箱分ほど。ぜんぜん減った気がしない。困ったもんだ。

今、手をつけているのは数学など自然科学関係の一般向け解説書のたぐいが多い。

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自炊の過程で、パラパラとだが内容を見返すことになる。今は電子書籍が急速に普及しつつあるが、紙の本しかなかった時代には「一冊の本を構成する」という必要に迫られた制限が存在したのだな、などと漠然と思った。

どういうことかというと、数学の解説書でいうなら、たいていはギリシア時代など古代から論じ始めて、「ポアンカレ予想」であればガウス、ロバチェフスキー、ボヤイ父子らの「非ユークリッド理論」であるとか、「ガロア理論」であるならフォンタナとカルダノの「3次方程式の解法」、フェラリの「4次方程式の解法」であるとか、いわば定番どころの「先史」を含めることによって、紙幅をふくらませるということをやっていることが多い。ガチ専門書だと、とうぜん話はまた違うけど。

「もう知ってるよ」と言いたいところだが、困ったことに、読んでみるとどれもそこそこ面白かったりするのだ。

だが新しい知識を入手したいと思うのであれば、いかにも効率が悪いという気がする。

本職の学者の研究室は、専門書でびっしりと埋まっているものだ。たまにインタビュアーが訪れて「すごい本ですね? これみんな読んだのですか?」と質問したりする。答えは決まっている。「No」だ。それらの本の中から、必要なところをインデックスしていて必要に応じて取り出しているのだ。

こちとら専門の学者でもなんでもないのだから、読みたいものを読みたいように読めばいいと開き直るいっぽう、これから電子書籍が主流になると、読書のし方も、また出版のあり方自体も、変わっていくのだろうかと思ったりもする。私個人について言えば、まだまだ電子化した書物を十分に活用しているとは、とても言えない。

 

すみません、今回も他人にはどうでもようさそうなことでした。分に過ぎた多くの方に読者登録してもらっているのに済まない気がするので、今回もまた古い日付で公開します。

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