今年はスタートが早かったもんで、ようやく本来の年賀状業務が本格化してきたかなと思ったら、すでに折り返しをとっくに過ぎていた。
やってる内容は3年前とほぼ同じ。「取揃え」すなわち年賀ハガキの向きをそろえる作業。そうしなければ「区分機」と呼ばれる郵便番号読み取り&自動分別装置にかけられない。「差立」すなわち区分機にハガキを供給する作業。それから「抜き取り」すなわち区分機からハガキを取り出してカゴにしまう作業。それに「打鍵」すなわち機械読み取りできなかった郵便番号と宛先を端末から手入力する作業など。
3年前までは、毎年やることが微妙に変わったため、「ああ何かカイゼンやってんだな」と少し面白く感じたが、少なくとも年賀状業務では、だいたい落ち着いてきたのだろうか。もっとも本家のトヨタさんにならって「カイゼンは永遠にして無限である!」とやっているであろうことは想像に難くないが。
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打鍵作業をやっていると、いろいろと気づくことがある。例えば郵便番号の間違いだと、字ごとに郵便番号がある住所と字ごとの郵便番号がなくて「それ以外」にまとめて郵便番号がつけられている住所が混在している地域で、前者に後者の郵便番号が記入されているケースが実に多い。何を間違えたか見当がつかないデタラメな郵便番号が書いてあるケースは、ないわけではないが少数派だ。どっちも簡単に訂正可能なんだけど、機械からはじかれる分ほんのちょっとだけ配達が遅れることがあるかも知れない。自分で郵便物を出す時は、せいぜい気をつけるようにしよう。
まあ今日びは宛名書きもパソコンが多数派だから、郵便番号データベースが間違っていない限りそう間違いが多いわけでもなかろうが…と書きつつヘンなことを思い出した。
年賀状業務が本格化する前、通常の郵便物相手に打鍵作業をやっていたとき、宛名が機械印刷であるにもかかわらず郵便番号間違いが妙に多い郵便物があった。「ねんきん定期便」だ。郵便番号の自動変換機能ぐらいムックについてる年賀状ソフトでも備わっているのに、日本年金機構はどんなシステムを使っているんだろうと不思議に感じた。
そういえば以前、会社を経営しているマイミクさんが、旧社保庁はお役所の中でも際立ってダメダメなところだという意味の日記を書いていたのを思い出した。どんな文脈だったかは忘れた。もちろん年賀状の話ではない。
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