しいたげられたしいたけ

自助してない奴はいない!

建設現場手伝いの短期アルバイトに関する今さらのまとめみたいなもの

連休明けから仕事が再開された。わけのわからんリモートワークだが。とは言え元々在宅仕事が多かったか。

緊急事態宣言も、わが愛知県では解除の運びとなりそうである。

仕事の再開がどうなるか不安で始めた建設現場手伝い、いわゆるガテン系の短期アルバイトについて、思いついたまま順不同に自分用のまとめを作っておこうと思った。古い言葉を使うと「総括」ってやつかな? ちょっと違うか?

前回までの関連エントリーは、ここから芋づる式に辿れるはず。

www.watto.nagoya

 

読み返してみると、思ったほど記事を書いてなかった。4月10日だったかに緊急事態宣言が発動されて、中旬以降は仕事が貰えなくなってしまったのだ。

それまでも、仕事を始めた第1週目だけはウイークデー5日のうち4日ほど仕事を貰えたが、それ以降は週に1日か2日程度に激減していた。もともと日雇いとっぱらいという不安定極まりない雇用形態とは言え、もしこれがメインだったら、とても生活はできないだろう。

あるいは私がコロナ禍というものを、軽く見すぎていたかも知れない。

 

休みばっかりだったので、少なくとも体力的にはあまり問題なかった。いちばんキツかったのは、覚悟していたが現場で叱られることだった。慣れないので指示の意味がわからないことがしょっちゅうだし、時間的に余裕があるわけではないから、大声で罵声を浴びせられることは茶飯事である。

ただし何度か書いた通り、現場の人は基本的に気のいい人ばっかりで、休憩時間になるとケロっとしているのが救いだった。根に持たないというやつだ。

 

誤解の理由としては、道具の名前がわからなかったことが多い。

電動ドライバーのことを「インパクト」というのはなぜか知っていたが、回転刃のカッターを「サンダー」っていうの、知ってました? 最初に聞いたときには「カミナリ」の " thunder" かなと思ったが、研磨剤の「砂」すなわち "sand" から来ているのかも知れない。ざっと検索してみたが、よくわからない。

 

しかし現場で動いている道具を見ることは、実に面白い。

一例だが、前回の関連エントリー以降ではコンクリート工事の現場に二度ほど入ったが、そこでは「高周波」または「バイブ」と呼ばれる道具が活躍しているのを初めて見た! 柄の長さを含めて全長1m半ほどの振動棒である。

コンクリートミキサー車からポンプ車を経由して流し込まれる生コンは、粘度が高いのですぐにその場で停滞してしまう。そこにこの振動棒を突っ込むと、半径約2メートルの範囲が一気に再流動化するのだ!

こんな物理現象、見たことがあるようなないような…やっぱりないんじゃないかな? 辛うじて、震災のニュースで耳にしたことがある「液状化」という言葉を思い出した。あれはきっと、こんな現象なのではないだろうか? 違うかな?

 

そういう現場に、何の特殊技能もない素人が入って何をやるかというと、一度はコンクリートを流し込んだ木製の型枠を、木づちでひたすらコンコン叩くという仕事をおおせつかった。コンクリートを流動化させて隙間なく行き渡らせるためだそうだ。一人でやるのではなく、三人がかりくらいだった。それくらい重要な仕事だったようだ。

「コンクリートを打つ」というのは、こういうことかと思った。多分違うと思うけど。

もう一度は、先に述べた振動棒の電源ケーブルを、ただ持つだけの仕事だった。インバーターで昇圧された電流を流す、ぶっといケーブルである。これも地味だが必要な仕事らしく、私を含め二人が派遣された。

 

現場に入る派遣社員の年齢はさまざまだが、意外と70代くらいの高齢者が多いのに少し驚いた。弊ブログに何度か登場いただいた元自衛官にしてネコ多頭飼いのPさんの外にも、何人かいた。また他社から派遣されて現場で一緒になった交通誘導員が、ほとんど高齢者だったこともあった。

自分の老後の生活設計に考えを巡らすと、まあ恵まれている方だとは思うが、この先何があるかわからないから働けるうちは働かなきゃいけないだろうなと少し覚悟した。

 

元受けの社員は、30代~40代くらいの人が多かった。ユンボにしろコンクリ打ちにしろ、現場を仕切る技能を持っている人は、やはり生き生きしているという印象。当然ながら。

  

元受け、派遣とも、現場作業員は喫煙者率が高いことにも、ちょっと驚いた。休憩時間になると、電子タバコか昔ながらの紙巻きタバコを、ひっきりなしにふかしている人が多かった。電子タバコと紙巻きタバコを交互に吸っている人もいた。

私は元喫煙者で辛うじて禁煙に成功したクチだが、他人の喫煙には抵抗のないタイプなので、まあ幸いといえば幸いと言えよう。

気持ちはよくわかるのだ。肉体的に疲れたときのニコチンの美味さは、格別だ。いかんいかん、思い出してはいけない! 万一喫煙がぶり返したら、また禁煙しなければならないとなった時の苦痛と、それから禁煙に成功しかかった時の「もうタバコが吸えないんだ」という喪失感は、経験のない人への説明はなかなかに難しい。

 

いっぽう現場でマスクを着用している人は、ほとんどいなかったことも、これまた印象的だった。いつもマスクをしていたのは派遣社員で一人いたくらいだったかな。

私はときどきネタにするメガネの曇らない防塵マスクを愛用していたが、「外した方がいいよ」とアドバイスされたことも一、二度あった。体を動かすと息苦しいのだ、やっぱり。

 

そんなこんなで、稼ぎとしては「ないよりマシ」レベルであったが、こういう非常事態において急遽探した短期バイトとしては「まあ面白かった」とまとめてよかろうと思っている。

しかし、副業としてずっと続けるかとなると微妙。つか長く続ける副業なら、もうちょっとちゃんと探したい。自分の本業からすると遠かったし、それに言っちゃ悪いが「これブラックなのでは?」と思わせる部分がなきにしもあらずだった。万一事故があったとき、ちゃんと補償されるのか、であるとか…

 

何か思い出したら、また追記する予定。

サムネイルは今回も いらすとや さんからお借りしよう。

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ミキサー車のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや より

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