東アジアと域外のいくつかの国につき Google が作成した新型コロナウイルス新規感染者数グラフのスクリーンショットを採取して、定点観測と称してツイッターとブログに貼り付けてきました。
これまでしばらく2週に1度スクショ採取とツイート、4週に1度ブログにまとめというペースでやっていましたが、東京オリンピック目前ということで週に1度スクショ&ツイート、2週に一度ブログという以前のペースに戻そうと思います。
前回の拙記事はこちら。ブログタイトルも「東アジア10か国」から「11国」に変更しています。
なんでペースを上げたかというと、言いたいことが次々と出てきたんですよね。
スクショ採取を2週間ごとから1週間ごとに戻そうと思いついたきっかけは、 Doug@宮古島 @doughimself さんのツイートでした。「はてなブックマーク」のホッテントリに入ったのは連続ツイートの最初のものでしたが、検索の便宜上トゥギャッターのブログカードを貼ります。
なんで検索したかというと、「関所」と表現してある場所の数を数えたかったのだ。12箇所あった。
連ツイを追っかけるだけでうんざりしそうだが、当事者はもっとうんざりしたことだろう。
核心的と思われるところだけツイートを貼ります。これだけやって水際対策としてはザルというのが、頭を抱えざるを得ない。
56. でも、出たら出たで完全に一般人(日本にいる普通の日本人の皆さん)と混じってしまいました。宅急便のカウンターは勿論のこと、私の動線と一般人の動線が同じなのです。(続↓)
— Doug@宮古島🐕 (@doughimself) 2021年6月5日
57. 宅急便を送り終えてグループに戻ると「それではバスに行きましょう」と言われてまたグループでぞろぞろと歩き始めました。しかしエレベーターも一般人と同じ。もちろん一般人とはどんどんすれ違いました。(続↓)
— Doug@宮古島🐕 (@doughimself) 2021年6月5日
ツイート主さん自らつけた連番が56~57に達しているのもまた…
そして続く58では、着陸してから4時間半ちょうど経過していたことと、JAL職員によると先日は9時間かかったことがつぶやかれていた。
Doug@宮古島 さんは後日の連ツイで自らの体験を振り返って、日本の制度設計の弱点として全体のコーディネーターの不在と縦割り、そして個々の担当者の「自分のところさえ責任を問われなければいい」という態度が見て取れることを指摘されていた。まことにごもっともと言わざるを得ない。
だれもまとめてくれなかったので、久しぶりに自分で雑にトゥギャりました。当該箇所は連番12~15すなわち最後の部分です。
もう一点、個々の局面では厳格過ぎる以上に厳格なのに全体としてザルだという指摘は、5月1日~6日の水泳飛び込みワールドカップの折にも出ていたのだった。
P2より一部、引用。
選手など関係者は大会への参加に当たり、「隔離免除」という特例で日本に入国した。欧州から来たチーム役員のひとりは、飛行機を降りたところに運営側誘導役の姿が見当たらないことに「これはおかしい」と感じたという。
≪中略≫
感染対策上、到着以降の空港内での動線は定まっているが、誘導のスタッフもいなければ、手続きの段取りを書いたペーパーも配られなかった。そうこうしているうちに、同じ便で着いた複数国の選手が混ざり合って手続きを受ける事態になっていた。それでなくても日本の検疫手続きは不合理なほどにチェックポイントが多い。
同ページによると、彼らは特例ルールで入国したにもかかわらず検疫、入国、税関審査に要した時間の合計は約3時間だったという。
飛び込みWCから Doug@宮古島 さん連ツイまでの1ヶ月の間に、事態は改善どころか悪化すらしているように見受けられる。
1ヶ月とちょっと後の東京オリンピック本番では、どういうことになるのだろうか? 訪日客数は桁違いだというのに。
これは6月10日付のニュース。サッカー女子ウクライナ代表の監督は「この暑さの時間帯でやるのは理解できない。5日間くらい暑さの後遺症と戦うと思い」激怒していたという。
hochi.news
スポーツ報知の記事は試合にしか触れていないが、入国する選手、関係者は入国時や滞在時全般を通して、苛酷な悪条件下に置かれる。
女子柔道メダリストでJOC理事の 山口香 氏は、来日後の本番直前の練習相手が思い通りにならないだけでも大変なハンディキャップになることを指摘されていた。
精密機械にも等しいと言われるトップアスリートにとって、アンフェアな条件は大変な数に上りそうだ。
文春オンラインによると、菅首相ら政府首脳部には、オリンピックが始まってしまえば日本国民は競技に夢中になり世論は一気に変わるだろうとの楽観論が根強くあるという。
6月9日の党首討論において菅総理が突然1964年東京オリンピックの思い出を語り始めた件については、FF外ですが K a n r e n @Kanren_sio さんが視覚的にわかりやすくまとめておられたので引用失礼します。ツイート内に文字起こしへのリンクもあります。
6月9日に行われた党首討論の一部をLINE風画像にまとめました。
— K a n r e n (@Kanren_sio) 2021年6月10日
すが首相vs枝野さん「ゼロコロナ」と「東京オリンピック・パラリンピック」の部分です。
菅首相は初参加 2年ぶりの党首討論(全文1)11月に希望者への接種終了を実現したい(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)https://t.co/DIz63Xf025 pic.twitter.com/H3NkzMALAw
こんな状況で次のオリンピックを強行して、感動するかな?
かつての緑の国(pya.cc)住人さんで現在ツイッターのFFさんである いじ @Ezeight さんは、熱烈なスワローズファンにして熱心なスポーツ愛好家ですが、私のツイにこんなリプをくれたことがありました。
スポーツはルールに則って公平に競うからこそ、その勝敗に意義があるのであって、その前提が成立しないのであれば競う意義がない。不公平な中で勝ち取った勝利には醜聞がついて回り、勝者をも不幸にする。スポーツを愛するからこそ、東京オリンピックには断固反対する。
— いじ(次の選挙でゼロ自民) (@Ezeight) 2021年6月12日
スキー板の長さに関するレギュレーションが変更になって日本勢がしばらく勝てなくなったり、F1でターボ禁止が決まって、ホンダが勝てなくなる。そういう理不尽さに悔しい思いをしてきたからこそ選手選定や選手を派遣する状況、練習環境等公平でないなら開催すべきじゃないと思う。
— いじ(次の選挙でゼロ自民) (@Ezeight) 2021年6月12日
私自身は、今シーズンのプロ野球は阪神と楽天が強いようだとか、大相撲の千秋楽が近づくと初優勝またはしばらく優勝から遠ざかっている力士を応援したくなるとか、その程度の関心の持ち主でしかなく決して熱心なスポーツファンとは言えないのだが、いじ さんのおっしゃる感覚も少しならわかる気がする。
もっとぶっちゃけ、自分の学生時代とかの数少ない運動経験に照らすと、スポーツで頑張っている奴らの中には並外れた負けん気、闘争心の持ち主が少なくなかった。一流になればなるほどそうしたファイトは資質の一つとして重要視されると聞く。
世界中のトップアスリートをぞんざいに扱うと、あとが怖いという気もする。
いつに増して多くの方のツイートを引用しましたが、拡散は拡散した者も発信内容に対して元発言者と同等以上の責任を負うという認識を持っています。 引用は私の意見の表明であることを改めてお断りします。
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日本、6月5日と11日。断りない限り以下同じ。


韓国。


台湾。


モンゴル。


ベトナム。


タイ。


シンガポール。


インドネシア。


フィリピン。


マレーシア。


カンボジア。感染爆発の海外報を聞いて東アジア11か国目としてウォッチを再開しました。


東アジア域外より。オーストラリア。6月6日と11日。


インド。6月5日と11日。ふたたび断りない限り以下同じ。


パキスタン。


ワクチン接種先進国として、米国。


イギリス。


フランス。6月5日と12日。


ドイツ。6月5日と11日。


イスラエル。6月5日と11日。


ワクチン接種がやや遅れていると言われた仏独で新規感染者数が激減しているのは朗報だが、米英のグラフからリバウンドの兆しを見取るのは心配のし過ぎか? (´Д`;;
なんとなくウイルスを根絶するにはワクチン一辺倒では不足で、他のもろもろの政策と組み合わせて初めて実現に近づくように思える。
エビデンスはない。
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