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布団と座布団を拙宅アパートの自治体で処分した
実家に、使わない布団や座布団が大量にある。
なんでそんなものがあるのか、説明が必要な時代だろう。かつて田舎の旧家では、盆正月に親戚一同が泊まりにくるという習慣があったのだ。また法事のたぐいも自宅でやっていた。
そういう習慣は、何十年も前にすたれてしまった。盆正月は集まるにしても日帰りになったし、いまどき法事は葬儀会館を使うだろう。
だが高齢者にありがちなことで、身内はなかなかモノが捨てられないタイプなのだ。
ではどうして布団や座布団を処分する気になったかというと、いつぞやの雨漏りで一部が濡れたことに加えて…
物置きにしている離れに、ネコが入り込んだことも影響したようだ。
本人というか本ネコを私も一度、目撃したことがある。離れの引き戸を開けたら、ものすごい勢いで逃げて行った。
茶トラの小柄なネコだった。若いネコだと思う。
どこかの飼いネコなのか、地域ネコまたは野良ネコなのかはわからない。
安普請なので、上がり框の下に仕切りも何もなくすぐに縁の下だから、ここから入り込んだらしい。
なんとかならないかと言われたので、あり合わせのブロックで塞いだ。
それ以来、ネコは入り込まなくなった。
幸い部屋の中で粗相をしたことはなかったようだが、ネコが乗ったかも知れない布団や座布団は我慢がならなかったらしい。私はネコは嫌いではないが、身内は大嫌いなのだ。
だが問題がもう一つ発覚した。
ごく最近までは実家のある自治体のリサイクルセンターが有料で布団を引き取ってくれていたのだが、去年の10月だったか制度変更によりそういうサービスをやってくれなくなった。
制度変更以降は、自治体が大型ゴミ処理を委託している業者に相談してくれとのことだった。
連絡したところ、電話口に出た担当者の口調が明らかに好意的でなかった。
座布団一枚、手数料2000円とか言われた。ああ、これは断ってるんだなと思った。
民間は優秀だ、と一言くらい皮肉を言いたいものだ。ぶつぶつ。
仕方がないから、現住所のある自治体のゴミの出し方を調べてみた。
「しおり」によると、座布団は可燃ゴミ回収袋に入ればOK、布団は1辺60cmだったか袋に入るサイズに切断すれば出せるとのことだった。
一部を持って帰った。布団も座布団も、カバーが古びて変色していた。こんなのネコが乗らなくてもさっさと捨ててほしい。
座布団は自治体のゴミ袋に入れた。布団のほうは、ハサミかカッターナイフで切断できないか試みた。カバーを切り裂いたら、中の綿は手でちぎるのがいっとう早かった。
可燃ゴミ回収日に、座布団と切断した布団の入ったゴミ袋を出した。
翌日、ゴミ袋はなくなっていた。持って行ってくれたということだ。もし回収できないものが入っていたら、黄色い警告の張り紙がついた状態で回収所に残されている。
回収してもらえたと身内に伝えたところ、明らかにほっとした表情を見せた。
めでたしめでたしと言いたいところだが、まだあとどれだけ残っているかはっきりわからない。
全部処分するのに、いつまでかかることやら。やれやれ。
遅いのを承知で百梅園@岐阜県安八町へ
東海地方では、今週に入ってソメイヨシノの開花宣言が相次いであった。見ごろは来週あたりだと思う。だからサクラの花見には、まだ早い。
しかしウメは遅すぎると思った。
だけどたまたま天気がよく、前日までの季節外れの寒さはどこへやらといった暖かい日だったので、ダメモトで実家から近い百梅園に行ってみようということになった。過去記事で何度もネタにしているところである。
これは管理棟の前の木。ご覧のとおり大部分は萼しか残ってなかったが…
ごく一部に、花を残している遅咲きの木もあった。
どちらかというと白梅より紅梅のほうが多く残っていたようだ。
ソメイヨシノ一辺倒のサクラと違って、ウメは品種が多様だから早咲き遅咲きも様々なのだろう。
ダメモトのつもりだったから、これだけ見られればまあ満足である。
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