帽子を失くしたが同じデザインの新品が買えた
お釜帽とかチューリップ帽とか呼ばれるデザインの帽子を常用している。
度の強いメガネをかけているので、背後からの光線の回り込みを軽減するためだ。
そういう実用的な目的があるので、デザインはシンプルな方がいい。
ときに、帽子の寿命はあんがい短い。身に着けるものの中でも寿命が短い方ではないかと思う。作家の浅田次郎氏はエッセイ『勇気凛凛ルリの色』のどこかで、帽子は1年で腐ってしまうと書いていた。私の場合、劣化する以前にどっかに置き忘れることの方が多いが。
そして、その置き忘れを久しぶりにやらかしてしまった。
あそこだったかな、それともあそこかな、と心当たり場所がないではないが、過去の経験に照らしてこういう時にあとから出てくることは、まずない。洗濯を繰り返してだいぶ型崩れしていたから、諦めるしかなかろう。
同じようなデザインの帽子を買い置きしている。ギャグマンガでいつも同じ服の登場人物がクローゼットを開けると、スペアの同じ服がずらりと並んでいるみたいなものである。
その買い置きが、これでとうとう残り一つになってしまった。
浅田氏は頭のサイズが人より大きいとのことで、帽子の入手にたいそう困難を感じておられることを、前記のエッセイで述べられていた。浅田氏ほどではなかろうが、気に入った帽子を入手することは案外難しいのだ。
勤め先は遠隔メインだが目下一時的に通勤している。ここのところ、この話ばっかりだな。
勤め先に近いショッピングセンターの衣料品売り場に行ってみた。以前、帽子を買ったところの一つである。
正直あまり期待はしてなかった。ショッピングセンターの経営母体が変わったりしていたので。店名を書いちゃうとピアゴだが、ユニーからドン・キホーテに売却された。自宅アパートから一番近い店は店名もドンキに変わったが、ここはなぜか店名ピアゴのままだった。なんで違いがあるのかは知らない。
なんと、店頭在庫が一個だけあった! デザインは何年か前に買ったものと、ほぼ一緒だった! ラッキー。
買い置きが1つから2つに増えた以上の安心感が得られた。店頭在庫を補充してくれるのではないかと期待を持つことができたから。
そう言えばこの店は、ユニー時代のプライベートブランド「StyleONE」〔スタイルワン〕が今でも置いてあった。拙宅最寄りのドンキは当然扱ってない。店名だけでなく、仕入れルートも違うのだろうか?
確認のため今ぐぐったら、スタイルワンは関西のイズミヤなどいくつかのスーパーチェーンの共同ブランドなのか。知らんかった。
周知のごとくドンキは「ピープル・ブランド(PB)」とか「情熱価格」とか称して強烈な自社ブランド押しである。
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マイナンバーカードを失くしたかと思ったがよく探したら出てきた
結論を先に書くと見出しのとおりである。子どもが何か失くしたときよく「よく探せ」と言われるけど、よく探したら出てきたことなど滅多にあることではない。それが今回はなぜか出てきてくれた。ありがたいにはありがたいのだが。
きっかけは PayPay ともう1社から、本人確認をしてくれ、しないと機能が制限されるぞ、という脅しまがいのメッセージが届いたことである。ほぼ同時期ということは、経産省かどっかから指示でもあったのかな?
確認したら PayPay のほうは本人確認済みだった。いつどうやったかは覚えていない。ブログでもなんでもいいから記録は残しておくに越したことはなかろう。
もう1社のほうは、もう何年も使っていない。この機会に解約してしまおうと思った。
だが解約するにも本人確認が必要だって? なんだそりゃ?
本人確認にはマイナンバーが必要とのことだった。
やれやれと思いながらマイナンバーカードがしまってあるはずの引き出しを見たら、ないではないか??
去年の年末に確定申告関係の書類を記入するときに使ったから、ないはずはないのだが??
しまってあるはずの引き出しと、ここかも知れないと思った別の引き出しを探し、それでも見つからないので同じ小物タンスの引き出しを全部引き出して調べ、他の場所かも知れないと仕事机周辺の物入れと、物入れに入ってない平積み書類をぜんぶ調べ、とっておく必要のなかったレシートなどを八つ当たり気味に廃棄し、小一時間どころではなく二、三時間ほどもじたばたしたが、出てこなかった。
こりゃ出てこないなと、マイナカード紛失時にどうすればいいかぐぐった。
隣接する某200万自治体のHPがトップに表示された。
ええっ、警察に紛失届を出さなきゃいけないの?
再交付手数料は1000円と、予想していたほど高くなかったことにはホッとしたが。
ちなみにこのHPには「マイナンバーカードが自宅内にはあるが見当たらない場合は、警察への遺失届は不要」と書いてあったが、うちの自治体のHPにはそんなことは書いてなかった。
届けは出しとくに越したことはないってことかと諦めて、惰性気味に何度めかの引き出しのチェックをしたところ、しまった可能性が2番目に高いと思っていた引き出しの底から出てきたではないか!
なんでだ??
最大の原因は、郵送されてきた封筒に入れたままでしまっていたと私が勘違いしていたことのようだった。実際には、封筒から取り出してビニールのカードケースに入った状態でしまっていた。そしてカードケースの色が濃い目で、しかもマイナンバー自体とか個人情報に類するところは目隠しに不透明にしてあり、一見してマイナカードとわからない目立たない外見になっていたためと思われる。
それにしても、何度か引き出しの中身をひっくり返して気づかなかったとは、どういうことだろう? 認知機能の衰えが進行しているんじゃないかと心配になってしまったが、どこに相談すりゃいいんだこゆことは?
いっぽうで再交付までの何日かかるかわからない手間をかけずに済んだことに対しては、少なからぬ安堵を感じた。不安だったり安心したり、人間の心理というのは複雑なものだ。
発端となった解約は、機能制限されてるならいいやと、まだやってない。
マイナンバーカードのイラスト、いらすとやさんにあるだろうと思ったらあったのでお借りしよう。だが今回のアイキャッチは、帽子のスマホ写真の方でいいかな。
マイナンバー・個人番号カードのイラスト(バラバラ) | かわいいフリー素材集 いらすとや より
じゃ何で貼るかというと、いらすとや さんのイラストが好きだからだ。
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