弊ブログ「花」カテゴリーの発端は、だいたい実家の身内である。NHK岐阜版のローカルニュースで百年公園の園内にある「しょうぶ園」のハナショウブが見頃を迎えたと言っていたとのことで、興味を示したのだった。
百年公園というのは置県100周年を記念して設立された県営公園で、検索すると岐阜県以外にも同じ名前を持つ公園がいくつかあるようだ。
無料駐車場があるようだったので、車を出した。つかここは別の目的で行ったことなかったっけ?
自ブログを検索すると9年前だった。
ただし丘陵地をまるごと公園化したような広いところであり、前回は北入口が近かったが今回は南入口から入ったので、まるっきり別の場所のように見えた。
無料駐車場には十分な空きがあった。
天気あまりよくなかったが、公園に滞在した午前中はかろうじて持った。
午後から崩れた。
駐車場を背にすると、公園入口に「花菖蒲まつり」という幟と、写真では小さくて見えないが「花しょうぶ園こちらです」という案内看板が立っていた。
園内案内図。上の写真の中央奥あたりに、ちらっと写っている。
写真は小さくて見づらいので、公式HPのマップのブログカードを貼る。
南入口駐車場から花しょうぶ園までは、アップダウンのあるやや距離のある小径を歩かなければならなかった。健常者は苦にならないだろうが、高齢で足弱の身内には、ちょっとキツかったようだ。
「児童園ゾーン」の遊具。
途上にシシオドシがあった。完動していた。
途上のあずまやとテーブル。バーベキュー用だろうか?
鮮やかなガクアジサイが咲いていた。
ようやく花しょうぶ園が見えてきた。丘に挟まれた谷間のような地形を利用しているようだった。
小高くなった小径から園を見下ろしたところ。
山側には「立入禁止 マムシが出ましたので入らないでください 百年公園」という看板が出ていた。
谷側。園内の通路へは階段で下りることもできるが、小径は坂になっていて、下に行くにつれ高低差が小さくなる。
説明書きとあずまや。
説明書きを接写。
OCR通りそうにないので手動で文字起こしした。改行位置、変更しています。
はなしょうぶ園
このはなしょうぶ園は優良種百種を集めて皆さんに鑑賞していただくように造られました
種類によっては五月下旬から咲き初め六月下旬までつぎつぎと咲きます
前半は江戸系・伊勢系 後半は肥後系に移っていきます
江戸系 東京の堀切地方で改良され色彩も花の形もさまざまですが どことなくあっさりした感じがします
肥後系 江戸末期より江戸系の中から改良されたもので大輪の豪華なものがたくさんあります
伊勢系 江戸時代より松阪地方で改良されたもので垂れ咲きの優しいものが特徴の一つです
坂を下り切ったところに看板があった。小径と小径から見下ろしていた園内の通路の高低差は、このあたりでなくなった。駐車場から見たら、いちばん遠くにあることになる。
看板には「しょうぶ園」と書いてあり、さきほどの説明書きには「はなしょうぶ園」と書いてあって表記に揺れがあるが、本来ショウブとハナショウブは別物である。
検索すれば説明サイトが多数ヒットするが、はてなブロガーでもある 岡部敬史(id:okataco)さんのエントリーが検索トップに表示されたので、せっかくですからブログカードを貼ります。IDコールお騒がせします。
「しょうぶ園」看板付近で出迎えてくれたハナショウブ。
多くはこんなふうに品種名を記した札が添えられていた。
「立入禁止」の注意書きがあったので、あまり接写はできなかった。
「紅鶴」。
「桃児童」。
「桜獅子」。
「唐子遊」。
「朝日雪」。
「涼夕」。
「初鏡」「春眠」。春眠種のほうは花が咲いてなかった。開花してない株は他にも多かったが、そういうところは写真は撮らなかった。
「愛知の輝き」。
いちばん手前は「初葵」。その左隣は「みちのく黄金」。
「桃山の宴」。
「初鏡」と「七福神」。
園内の通路から、あずまやを見たところ。流れもあるから本当に谷底だったのだ。
「みちのく黄金」。さっきも出てきたな。
園の端っこ。ここから階段を上ると、最初に園を見下ろしたあたりに戻る。
まとまって植えられていたわけではないが、そこかしこに植えられたアジサイもちょうど見頃だった。
帰途の道端に咲いていた可憐なヤマアジサイを接写して、今回の締めにしよう。
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