🍉しいたげられたしいたけ

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日東電工裁判をたたかう地域労組「亀山日東電工一般支部」のツイッターアカウントを見つけたのでフォローした

3月16日の鈴鹿大学裁判第2回公判期日の内容を受けて、支援団体のツイッターアカウントが新しい情報を少しずつ発信し始めているようだ。

「内包」云々というのは、もちろん被告側の独自理論である。

個人的には、裁判長が被告側に根拠を尋ねたことが、たった一言ではあったが重要情報だと感じた。

こちらには無期転換権を定めた労働契約法18条がある。あちらには何があるのか、ということだ。

だが私は法律を専門的に勉強したことのない素人である。このエントリーではこれ以上の深入りは避け、裁判の推移と支援団体から発信される情報を見守るしかない。

 

ところで鈴鹿大学裁判第2回期日は同裁判を支援する団体の一つが同時に支援している日東電工裁判の判決日と重なったため、両方の支援団体が合流し報告会場をタイムシェアしたりしたことを、3月17日付拙過去記事で述べた。

www.watto.nagoya

 

この拙記事を連携機能でツイッターに流したところ、Nitto Denko Kameyama Labor UNION ZENROREN KAMEI@DenkoLabor さんともう一人の方が「いいね!」してくださりリツイートしてくださった。

Nitto Denko Kameyama Labor UNION ZENROREN KAMEI@DenkoLabor さん(以下 @DenkoLabor さん)は日東電工裁判をたたかっている地域労働組合「亀山日東電工一般支部」のアカウント、もうお一方は原告団のお一人のようだった。

日本語表記はプロフィールの「自己紹介」に基づいています。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/w/watto/20230318/20230318234412.jpg

 

3月17日付拙記事に貼った日東電工裁判の判決を報じる東京新聞記事は、おそらく共同通信配信だろうと書いた。

@DenkoLabor さんの「返信」を拝見すると、共同通信公式のツイートへのリプがあった。そのツイートのリンク先が、まさしくその記事だった。

そして@DenkoLabor さんのいくつかのリプが、日東電工裁判の概要をコンパクトに伝えてくれているようだったので、弊ブログにもブログカードを貼り微力ながら拡散に協力したい。

 

弊ブログでは「日本は世界で一番解雇規制の厳しい国だ」という言説が虚妄であると、たびたび繰り返している。

2022年5月22日付日経新聞記事 によると、OECDの指標で正社員の個別解雇は37か国中緩い方から12番目、集団解雇は7~8番目。

それ以上に、違法な解雇が行われたとき日本では労働基準監督署に訴え地労委の調査委員会が開催されても、救済は遅々として進まず解雇された者は何ヶ月、何年も放置される。

 

海外の事例に関しては明るいわけではないが、思いつくのは5年ほど前にニュージーランドでの短期語学留学から帰った直後に知った、そのNZで起きた日本人経営者による不当労働行為に対し当局が示した毅然たる態度である。

2018年5月18日付拙記事 にブログカードを貼ったツイートと英文記事のリンク先が、まだ生きていたので再掲する。

www.nzherald.co.nz

英文記事中からの抜粋も再掲。

クライストチャーチの日本食レストランオーナーは、適正な年次休暇を付与せず、休日手当を支払わず、法定最低賃金を下回る賃金しか支払っていなかった。

オーナーはNZの法律には賛同しないと主張したが、検査官には協力し(罰金以外に)約190万円の未払い賃金の支払いにも応じた。

労働者は移民だったそうで、オーナーはビザを保証する権利も24ヶ月の停止となったとのこと。

NZ検査官のメッセージ拙訳。

「我々は、とりわけ未払い賃金を受け取ったのが無力な移民労働者であり、また支払ったのが意図的に年休や適切な休日も与えず勤務記録も残していなかった会社からであることを、嬉しく思っている」

「この巨額の罰金は、わが国の労働法を無視することは認められないという明確なメッセージである」

サンプル数1と言ってしまえばそれまでだが、日本における不当労働行為への対応が同じOECDの一国であるNZのそれより毅然かつ厳正であろうとは、どうしても思えない。

 

そして非正規労働者、外国人労働者、女性といった立場の弱い層にとっては、状況はより過酷であるとしか言えない。

 

そんなであまりに小さな一歩だが、まずは@DenkoLaborさんともうお一方のツイッターアカウントをフォローした。日東電工裁判は控訴の意向とのことだから、引き続きウォッチは必須と思われる。

「そんだけかい!」と脳内自己突っ込みをせずにはいられないところだが。

以下、戯言です。「日本は世界で一番うんぬん」つながりで、ネギ(id:ad2217)さんからの言及には言及返ししないわけにはいかなさそうだと思った。

ad2217.hatenablog.com

日本が世界で一番どうこうというのが信用おけないというのは承知というか前提のつもりというのが、私からの一応の反論である。それよりもしネギさんブログ中にあるwatto砲というのが実在するとしたら、自ブログのアクセスアップに使うわいというのは偽らざる本音ではあるが、今回に限っては鈴鹿大学裁判と日東電工裁判の原告側応援に全砲門を開きたい。

線香花火とどっちがマシかというレベルであろうが…

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