X旧ツイッター、長い目で見たらダメなんじゃないかと思っている。
かつて「webサービスのユーザーは驚くほど保守的」「仕様変更で 離れるユーザー>>新規に獲得するユーザー」という趣旨のことを書いたことがある。
新しいデザインやUIは、どうしても好みが分かれる。「いい」という人と「嫌だ」という人の比率はケースバイケースであろうが、後者がゼロということはあるまい。仕様変更がきっかけで離れてゆくユーザーを、ゼロにすることはできないのだ。いっぽう仕様を変えたって、そのサービスを使ったことのない人にとっては「知らんがな」でしかない。それで新規ユーザーの獲得につながるとは考えづらい。
1週間ほど前、驚きのニュースがあった。
そゆえば私は何人ブロックしてたかなと調べたら2人しかいなくて、ちょっとホッとした。それぞれしかるべき理由があって「こりゃブロックするしかない」と思ったのだった。
しかし脅迫とかセクハラとかの被害を受けて、やむにやまれずブロック機能を多用している人は決して少なくないと考えられる。
政府の要職にありながらブロックを使いまくっている通称 ブロック太郎 氏はじめ、内心「ざまぁ」と思うユーザーは何人もいるが、といらんこと言いの悪癖発揮。
何が言いたいかというと、マスク氏の「意味がない」という言葉は事実誤認としか思えない。そのことは多数のユーザーの離脱によって証明されるだろうと予言する。
一昨日には、こんな報道もあった。
細かいところでは「ツイート」⇒「ポスト」、「リツイート」⇒「リポスト」など用語の変更も目につく。マスク氏の美意識のなせる技かも知れないが、ツイッター買収時の「収益化」というのが虚構に見えてしまう。誰かが言っていた「大富豪が高価なオモチャを手に入れた」というようにしか見えない。
少し前には、こんなニュースもあったし。マスク氏のやってることがユーザーのためではない、という傍証の一つになろう。
そんなことを考えていたところに、驚愕のニュースが飛び込んできた!
今回の拙稿の論旨からは外れるが、これはいけないだろう! 多くの人命を危険に晒すという行為が、第一義的に最悪である。経営という意味でも、米欧において軍人への社会的尊敬はたいへん高いと聞く。彼らの生命をビジネスの取引材料にしたとしたら、マスク氏の社会的イメージは地に落ちるのではないか。
追記:
8/25付ニュース。
X旧ツイッターの投稿で知ったのだが、マスク氏自身も移民1世とのこと。
追記おわり
だが All About NEWS さんによると、日本では依然旧ツイッターの利用者数が国際比較でも多めとのことである。
その理由については上掲記事P3に書いてあるが、私はそれ以外にNHKなどが「X旧ツイッターのハッシュタグは#×××」なんてやってるのが権威付けになっているのではないかとも想像している。よく言われるように、日本人は権威が大好きなのだろう。
しかし日本でガラパゴス的にユーザーが残存したとしても、世界の大勢からそっぽを向かれてはサービスの維持は難しかろう。
先月、旧ツイッターユーザーの一部にこんな動きがあったので、私も乗っかった。1日24時間、旧ツイッターから離れてみたのである。
提唱者と思われる Sgt Pepper@MzSgtPepper さんは、マスク氏への抗議という意味合いで行動提起されたようだ。
今はこんなことをやっておられる。
Don’t forget: #TweetlessTuesday is tomorrow for all who celebrate pic.twitter.com/EjRERN1PlK
— Sgt Pepper (@MzSgtPepper) 2023年8月8日
英語では頭韻を踏むのでハッシュタグ #TeetlessTuesday ということだろう。
前回7月31日拙記事中に書いた通り、「ツイ断ち」=「ついたち」、「×1日」≒「X旧」ということで、定期アクションを起こすとしたら1日がよいのではないか。頻度週一と月一ではだいぶ違うけど。
残念ながら記号×はハッシュタグに使えないらしいので「×1日X旧ツイッター」はハッシュタグにできなかった。
もう一つ大きな違いは、Sgt Pepper さんはプロテストのようだが、私の場合ツイッターがなくなっても困らないようにという段階的デトックスが主目的である。
X detox をもじって #XetoX(ゼトックス)というハッシュタグも考えたが、Xerox と酷似しているし単独では意味不明の嫌いがあるので、やめておく。
妙にノって、Sgt Pepper さんの#AUGUST1STTWEETOUTDAYのバナーを真似て、こんなサムネイル画像を作ってしまった。Sgt Pepper さんにメンション飛ばしているので、もしクレームがついたら消します。
フォロワー数約1500、バズった経験もない私が何か提唱しても、影響力はないだろう。
それを知りつつ当日までちょうど1週間、昨日の鈴鹿大学裁判ツイートともども1日1ツイートくらいするかも知れない。
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