- 作者: 子母沢寛
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/01/18
- メディア: 文庫
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新選組三部作の二作目。子母澤の三部作はそれぞれ一作ずつで完結しており、第一作で新選組の発足から解体までを一通り述べた後、本書で再び時間をさかのぼって存命中の関係者からの聴き取ったエピソードを並べていく。子母澤の地の文は読みやすいが、伊東甲子太郎の実弟・鈴木三樹三郎の日誌など多くの文章が引用されており、それがいわゆる候文であったり、場合によっては漢文の白文であったりするため、読むのにやたらと時間がかかった。漢和辞典もたくさん引いたし。白雪皚々なんて日本語、知ってますか?「はくせつがいがい」と読み雪の白いさまを表わす言葉だそうです。
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