生活関係の小ネタです。レースのカーテンの、よく手で引くところがほつれてきた。
こんな感じ。
拙宅では、既製品のベランダサイズのカーテンを、居間と寝室で、厚手・レースそれぞれ二枚一組ずつ使っている。我ながらわかりにくい説明だな。合計八枚のうち一枚だけがこんなふうに傷んできたので、なんでだろうと訝しんだと言いたかっただけである。
ともあれ買い替えるしかあるまい。よく行く近所のショッピングセンターをあたってみた。今のアパートに越してきたときにも、ここで買ったはずだ。
あっさり見つかった。最安値の二枚一組980円(税別)というのを買った。
ここで心配性の悪癖が頭をもたげ、レジの店員さんに
「フックはついてますよね?」
と訊いてみた。フックのついてない既製品カーテンなんて、あるんだろうか?
「もちろんです。アジャスター付きのがちゃんとついてますよ」
との返答だった。
アジャスターって何だ??
帰宅して開封し、フックを確認してみた。うちのコンデジはマクロ機能を使っても接写が得意でないようで、写りがよくなくてすみません。
なんだプラスチック製か。プラ製は日に当たると劣化して折れるから、金属製のほうがよかったんだけどな、じゃ高いの買えよ、などと脳内ボケツッコミしつつ…
左側のカーテンを挟むところと、右側のカーテンレールに引っかけるところの段差が、スライドして変えられるようになっていた!
これがアジャスターというものらしい。これまでずっと気づかんかった!
ところがこれを、うっかりいじって全部押し下げてしまった!
調整用のノコギリの歯のようなギザギザが両側にがっちりついていて、広げられない。
カーテンの重さに耐えられるようにってことだろうけど、戻したくなったらどうやって戻せばいいんだ?
仕方がないので、ひとつだけ一番下まで下げたままのフックを元に戻して、カーテンをカーテンレールに取り付けた。バランスが悪くて気持ちよくない。
だがしかし、少し時間がたつと頭が冷える。もっと下まで下げたら、抜けるんじゃないか?
やってみた。
抜けた。
これで抜けた小さいほうを、大きいほうの一番上に戻せばいいんだな? 一方通行ってやつだ。
そもそもアジャスターと言いながら、調整可能な範囲はせいぜいフックの縦の長さだけなので、めいっぱい上下させてもたいした違いはないのだ。
解決すると、気にならなくなるものだ。揃えたけど。
それよりもっと重大なことに気づいた。
スポンサーリンク
衣類でもなんでも、布類は廃棄する前に一度洗濯する習慣がある。捨てるものを洗っても仕方がないが、「これまでありがとう」というつもりである。それにリサイクルボックスも増えていることだし。
ほつれたカーテンはリサイクルボックスに入るのか、それとも可燃ごみでいいか、いや化繊はプラごみなのか…という迷いは後回しにして…
カーテンずっと洗ってなかった!
いや今のアパートに引っ越したとき、持ってきたカーテンはその折に洗ったはずだが、それ以来? 買い足したのはずっとそのまま?
まだタバコを吸ってた若い頃、気まぐれでカーテンを洗ったら、洗い水が真っ黒になってゾッとした記憶がよみがえった。つかなんで忘れてたんだ?
残りの三組六枚のカーテンも、レールから外し洗濯機で順次、洗濯した。勢いというやつだ。
やってみると、全然たいした手間ではなかった。カーテンレールから外すのと戻すのがいちばん面倒くさかったくらいだ。幸い身長があるので、手は届く。よしんば届かなくても踏み台を用意するだけだが。
洗濯層の糸くず取りネットに残った糸くずを観察する限りでは、全然汚れてはいなかったようだ。禁煙の効果は思わぬところにも。さんざん苦労した甲斐があったと言うべきか。
だが目に見えないホコリは大量に吸着していたことであろう。こういうのって、どのくらいの周期で洗濯すればいいものだろうか? 花粉症持ちだから、花粉のシーズンが過ぎた頃には、一回やっといたほうがいいのかな? 前述の通り、たいした手間ではないのだから。
むしろプラのフックが劣化していて、ペキペキ折れる方が問題だ。今回も何本か折ってしまった。今のところ、金属製のフックの手持ちがあるので、それに交換してしのいでいる。この金属製のフックはどうやって入手したんだっけ? 将来足りなくなって買い足すとしたら、どこで売ってるんだ?
ささいなことばかりとは言え、心配性が発動し始めると、きりがない。
スポンサーリンク