しいたげられたしいたけ

「戦争で領土問題の解決を」という意見に反対する。戦争は遥かに多くのものを失わせる

反児童虐待・書籍寄贈の旅(番外編2)岐阜市立中央図書館・羽島市立図書館

どうにも理解に苦しむニュースである。否、個人ブログといえども、おかしいことはおかしいと主張しなければならないと強く感じるニュースである。

私の目にした範囲では、 伊藤和子 弁護士のこの記事が詳しかったように思う。

news.yahoo.co.jp

伊藤弁護士によると、判決は父親による性虐待・暴行の存在を認めているとのこと。また娘が父親に経済的に依存しており支配状態にあったことも認めているとのこと。

それではなぜ無罪判決となったかというと、刑法178条の2項の条文にある「心神喪失」または「抗拒不能」という文言を

●「解離」という精神状態に至った
●生命・身体などに重大な危害を加えられる恐れがあった
●性交に応じるほかには選択肢が一切ないと思い込まされていた場合

上掲サイトより

という、極めて限定的な意味で解釈したからとのことであった。

伊藤氏は、諸外国の事例に照らすとこの解釈はあまりに非常識である旨を述べている。

 

朝日新聞デジタルの記事には、専門家からも疑問が呈されていることが書かれていた。

digital.asahi.com

この記事によると、園田寿 甲南大学法科大学院教授は「心理的な抗拒不能は広く認められており、過去の裁判例に照らしても疑問が残る」と述べたとのことであった。

また酩酊状態にあった女性と性交した男に対して3月12日に福岡地裁久留米支部が無罪判決を言い渡した事件に関して、園田教授 は「被告が『同意がある』と身勝手に誤信しても故意が否定されうる、刑法の仕組みに問題がある」と語り、性犯罪に詳しい村田智子弁護士は「鈍感な人ほど無罪になりやすい、ということになりかねない」と指摘し「性犯罪では故意の認定が厳しすぎる」と語ったとのことであった。

 

一審とは言えこうした無罪判決が下された影響は、予想外に大きいように思う。

最新のニュースに、こんなものがあった。

【魚拓】「ナンパ塾」の講師ら不起訴 女性を泥酔させ暴行の疑い - FNN.jpプライムオンライン

一部、引用。

自称、会社経営の男性(37)とタクシー運転手の男性(38)は2017年、大阪市中央区で、20代の女性にテキーラなどを飲ませて泥酔させ暴行した、準強制性交の疑いで3月に逮捕された。

≪中略≫

大阪地検は、男性2人を3月27日付で不起訴とし、理由については明らかにしていない。

日本の刑事裁判の有罪率は99.9%を超えると言われる。日本の検察に「起訴した以上は有罪にしなければならない」という固定観念があるとしたら、それはそれでおかしいと思うが、もし「性犯罪は無罪になる確率が高い」という理由で起訴を見送っているのだとしたら、この国から「正義」というものが速やかに失われつつある一つの現象形態なのではないのか?

 

もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて

もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて

 

 

 矢川冬 さんの 4月14日付エントリー によると、『もう、沈黙はしない』を蔵書してくれる図書館は続々と増え、特に人口順位1位の東京都から4位の愛知県までの公立図書館が蔵書してくれたことは、ありがたくも嬉しいことでした。

しかし私がこれまで寄贈したうちで東海四県中、岐阜県図書館だけが「寄贈本が多くて去年の分がまだ残っていて決定までに数か月かかるとのこと」(矢川さん 4月6日付エントリー)で、蔵書未定とのことでした。

岐阜県は私の実家のある県であり、「書籍寄贈の旅」シリーズで最初に訪れたところである。最初ということで、県立図書館1件だけしか寄贈しなかったり、送り状を持っていかなかったりなど、今にして思えば後悔することがある。

ならば、今からでも他の図書館にも贈っちゃえと考えた。まだ行っていない県に行けるのは GW を待たなければならないが、岐阜県だったら実家に行くときにちょっと足を伸ばせばいい。

 

追加の寄贈先は、岐阜市立中央図書館にした。2015年に新装なったばかりのところである。新しい図書館だったら収納スペースに余裕があるだろうという、小学生並みの発想である。

 

今回は、矢川さんのブログの文面に、日付と送り先を追加した送り状を持って行った。送り状を持参するようになったのは「その4」静岡県以降で、岐阜県立図書館には持っていかなかったのだ。いつもながら勝手に使ってすみません。

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http://yagawafuyu.hatenablog.com/entry/2019/02/28/140901 より

 

岐阜市立中央図書館を訪れるのは、3年ぶり2度目である。

www.watto.nagoya

 

だが3年前に停めた駐車場スペースは、現在何やら工事中で、車が停められなかった!

建物の周りをぐるぐる回ったら、幸い立体駐車場が見つかったので、そこに停めた。

これは駐車場を出たところの門柱。図書館は「みんなの森 ぎふメディアコスモス」という施設の中にある。

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振り返って駐車場を見たところ。左側が駐車場。奥に見えるのは金華山(稲葉山)の一部。

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そして右側に見えるのが旧岐阜県庁舎とのことであった。現在の岐阜県庁舎は、県立図書館の近所にある。

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弊ブログ勝手に恒例、文字起こし。

旧岐阜県庁舎
 この建物は、大正13年10月に第2代の岐阜県庁舎として建設されたもので、連続する幾何学模様によるアールデコ風の意匠でまとめられた秀逸な建築物であるとともに、国内に現存する鉄筋コンクリート造りの県庁舎としては最も初期の建築です。
 平面形状はE字型とし、南側中央部分に庁舎正面玄関を、北側には県会議事堂正面玄関をそれぞれ配していました。建築当時の資料からは、耐震耐火性能に優れた、広大で重厚な近代洋風建築として、その威容を誇っていたことが分かります。
 庁舎正面玄関とそれに続く中央ホールには、大垣市赤坂産の大理石が多く使われるとともに、飛騨アルプスを図案化したステンドグラスがはめ込まれており、この建物の最も美しい空間となっています。また、格調高い「正庁」やそれぞれ意匠を凝らした「知事室」などの幹部執務室が各所に在り、現在でも建築当時の様子を見ることができます。
 昭和41年に岐阜市薮田南に新庁舎が建設されるまで、岐阜県庁舎として、その後は県の現地機関が入居する総合庁舎として使用され、89年にわたり県政を担ってきましたが、平成25年3月31日をもって閉庁しました。

 

旧県庁舎ファサード。女子高生さん顔消し失礼。

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旧県庁舎の反対側が「みんなの森 ぎふメディアコスモス」である。

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売り物である木製ドームのあるテラス。上の写真の右端に見切れている部分である。

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エントランス。テラスの左にある。

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図書館は2Fにある。

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エスカレータホールの特徴的な天井と照明。

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図書館入口。ここから先は撮影禁止である。

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カウンターで寄贈を申し出た。いつもの通り処分一任・礼状不要の確認があり、A4フォームに住所氏名と資料名(書名)を記入した。控えは貰えなかった。

 

1Fにはスタバとかいろんなものがあるが、図書館の真下は「本の蔵」というスペースである。

この立て看板は、3枚上の写真の左端にも小さく写っている。これだけ収納スペースがあれば蔵書してくれるに違いないと、小学生並み発想。

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上の写真の反対側の出入口付近に、木製格子屋根模型があった。

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 木製格子屋根模型
 岐阜県産(東濃ヒノキ)の薄い木材を層状に編むことでファブリック(織物)のように軽やかな架構がつくられています。
 ヒノキが豊富に使用されている2階中央図書館に一歩足を踏み入れると、人の心をリラックスさせてくれる“フィトンチッド”という木の香りがいっぱいです。

 フィトンチッド
 消臭作用や浄化作用により、精神安定効果がある香りです。

 

反対側(出入口側)から全体像を撮ってみた。

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完成直後に雨漏りしたことがニュースになったんだよな、と一言多い悪癖。

 

寄贈を終え駐車場に戻ろうとしたとき、ヤエザクラが満開になっていたのを見かけた。

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接写してみた。

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   *       *       *

もう一件、羽島市立図書館にも寄贈した。一件でも多く寄贈すれば、その分蔵書してくれる可能性が高くなるだろうという小学生並(もういいわかった

 

岐阜県で2つめの都市として、なんで羽島市? 人口県2位の大垣市じゃなく、飛騨地方の中心都市・高山市でもなく、中央本線・中央自動車道沿いの東濃の代表都市・多治見市でもなく…ってことになるのだが、ちょうど経路上にあったことと、15年前に自分の本を出したとき、あちこちの図書館に寄贈に回って、蔵書してくれたのがここ含め数えるほどだったという極めてパーソナルな理由による。 大垣市、高山市、多治見市の名前を出すあたり、岐阜県のことがわかってるでしょ(誰に自慢する?

推理クイズ道場 ウミガメのスープ (電脳番外地)

推理クイズ道場 ウミガメのスープ (電脳番外地)

 

 

全景を車の中から撮ったので、フロントガラスの水滴が写っている。

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「ふれあい」と題された銅像。図書館にはヘンなオブジェか銅像がないと、だんだん物足りなく感じるようになった。

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別角度。ずっとそのカッコじゃ疲れるでしょ。

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エントランス。灯りがついているが、例によって閉館時間ぎりぎりである。近かろうが遠かろうが、その日最後に訪問する図書館は閉館時間ぎりぎりになるのが常になってしまう。

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出入口右手(上の写真の右に見切れているあたり)に「考える人」があった。

静岡県立美術館を訪れたとき に仕入れた知識によると、これはイミテーションのはずである。

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宛名だけ「羽島市立図書館」に変えた送り状を持って行った。ここも市立中央図書館ほかとほぼ同様の手順により、寄贈を受け入れてくれた。

 

あとは審査を通ることを祈るばかり。岐阜県にお住いの方がいらっしゃいましたら、お近くの公立図書館にお寄りになる機会があれば、予約票を出していただけるとありがたいです。要望があると審査を通りやすくなるとのことなので。

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