しいたげられたしいたけ

「戦争で領土問題の解決を」という意見に反対する。戦争は遥かに多くのものを失わせる

反児童虐待・書籍寄贈の旅(7:前編)福井県立図書館と福井市立美術館および福井駅周辺

このシリーズをどこまでやるかだが、以前冗談で「織田信長の最大勢力範囲」なんてことを書いた。4月10付 だった。

ふと考えると、名古屋から特急が出ている範囲と信長の勢力範囲って、よく重なっているんだよな。JR北陸本線の福井・石川、高山本線の富山(名古屋発しらさぎは金沢止まりなのだが在来線特急&新幹線とどっちが早いだろう?)、中央本線の長野・山梨、近鉄特急の奈良(JR急行「かすが」なくなっちゃったなぁ)、近鉄線またはJR紀勢本線の和歌山…なんとなく地理的な必然性みたいなものが、ありそうな気がする。

ただし山梨とか和歌山とかになると、日帰りだと本当に行って帰ってくるだけになっちゃいそうだ。山梨は東京からの方がずっと近いし。

とりあえず目下の予定として 4月18日付拙記事 のコメント欄に、予定は未定だがGW前半に福井、中盤~後半に奈良、そしてなぜかGW明け5月中旬に石川を予定していると書いた。それ以外は本当に未定である。

 

GW2日目に、本当に福井まで行ってきた。今回と次回はその経緯を書く。結論を先に述べると、県立図書館と市立図書館に、つつがなく寄贈をすませました。

この際ついでに記録しておくと、GW初日は北風が強くて「これが4月下旬か?」と思うくらい寒かった。たまたまこの日は新しいスマホが届いて、設定に丸一日(それ以上?)費やしたことは前回と前々回のエントリーに書いた通り。

 

遠出するときもぐずぐずしてなかなか出かけないのが数ある私の悪癖の一つだが、この日は珍しく、福井着の一番列車である米原発「しらさぎ51号」に間に合った。米原までは新幹線を利用した。

「しらさぎ」金沢行きは一時間に一本で、ヒトケタ奇数の名古屋発、50番台の米原発が交互に出ている。

これは「しらさぎ2号」名古屋行きが向かいのホームを出るところ。金沢発はヒトケタ偶数が名古屋行き、50番台が米原どまりで、やはり一時間に一本、交互に出ている。

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しらさぎ51号自由席車内。ぜんぜん混んでなくて余裕で座れた。

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米原から福井まで1時間とちょっと。近い!

これは金沢に向けて旅立つしらさぎを撮ったところ。

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駅のホームで立ち食いソバのいい匂いがした。珍しく朝が早かったので小腹が空いていると感じ、入ってみた。

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かけそば300円。安い! 

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しかしメニューをじっくり眺めたら「にしんそば450円」というのがあった。せっかく海産物が名物の北陸路に来たのだから、150円差ならそっちにすればよかったと、ちょっと後悔。

海のものが食べたければ、あとでしっかりした店を探せばいいと自分で自分を慰めたが、土地勘のない街で適当な店を見つけられるか? 結果はたぶん次回。

 

福井駅東口。新幹線高架の工事中だった。

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ローカル私鉄「えちぜん鉄道」の福井駅。今回はたぶん乗る機会がない。残念! なにまた来るさ。来てみたらこんなに近かったんだもん。

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高架工事の安全壁には、北陸新幹線のPRがいっぱい貼ってあった。これはその一枚。

福井は恐竜の化石を多く産出する「恐竜王国」とのことで、恐竜はこのあともいっぱい出てくる予定。

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駅の向こうに見える西口の高いビルは、あとで調べたら「ハピリン」という半官半民の複合施設らしい。「セーレンプラネット」という文字が見えるのは、福井市自然史博物館分館の愛称だそうだ。見とけばよかった。

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県立図書館へは東口バスターミナルから「フレンドリーバス」という無料バスが出ていることを、出発前にネットで調べていた。

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バスが到着した。

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このシリーズで恒例となった埋め込みマップを。

 

コミュニティバスのことで入り組んだ経路をゆっくり走りながら、15分ほどで県立図書館に到着した。

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県立図書館は、福井県文書館、福井県ふるさと文学館という施設と同居しているようだ。

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エントランス。

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今回も矢川さんのブログから送り状の文面をお借りして、日付と送り先を追加したものを持参しました。いつもながら勝手に使ってすみません。

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http://yagawafuyu.hatenablog.com/entry/2019/02/28/140901 より

 

寄贈はつつがなく済んだ。定例の「処分は図書館に一任する」「礼状は出さない」の確認は口頭であり、書類は書かなかった。送り状はどこでも必ず受け取ってもらえた。

 

中庭に木彫りの動物がいた。あと鯉のぼりが吊るしてあった。

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読書をするゴリラと、それから右端のクマ(?) の上目づかいが可愛くないですか?

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門標。帰り際に撮った。福井平野の水田では田植えが始まっていた。

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もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて

もう、沈黙はしない・・性虐待トラウマを超えて

 

 

徒歩圏内に市立美術館があった。上のマップでは左上の凡例に隠れているあたりの、「下馬中央公園」の中である。

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科学特捜隊本部のような下細りの独特の建物である。

↑ この喩えを即座に理解できる人は、かなりの年配のはず。

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市立美術館と県立図書館は徒歩圏内にある。 

次回登場する予定だが、県立美術館と市立図書館は、やはり徒歩圏内にある。

両ペアは相当に離れている。マップにモノサシを当てると約5kmくらい。

ちょっと不思議なつくりだ。福井市に縁のある人はすでに何万人も言及していることであろうが。

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入ってみた。常設展は地元に縁の深い 高田博厚〔たかだひろあつ〕 という彫刻家のコレクション中心だった。入場料100円。企画展は市民サークルの展示スペースになっているようで、入場無料だったが入らなかった。

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これも勝手に恒例のスキャンしたチケット貼り。恒例を増やしすぎると、きゅうくつではあるのだが。

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高田博厚 に関しては、ウィキペディアにも項目がある。石川県出身だが少年期を福井市で過ごし、彫刻家であるとともに文化人とも広く交わった人だそうだ。

高田博厚 - Wikipedia

常設展示室は台形というか変形五角形の第1室、三角形の第2室、第2室を取り囲むような細長い第3室とあり、第1室と第2室には20点ほどのブロンズ像など高田の作品が展示されていた。第1室、第2室というのは私が便宜的にそう呼んでみただけであり、正式名称ではありません。

作品は、裸婦像、トルソなどのほかに、有名な文化人の肖像が多かった。裸婦像やトルソは等身大だが、肖像は台座を除くと3~40cmほどの小さいものが多かった。

第1室には岩波茂男、萩原朔太郎、佐藤春夫、室町澄子など。室町澄子って誰だ? スマホで検索したらNHK「ラジオ深夜便」などを担当したアナウンサーとのことだった。

ちょっと面白いなと思ったのは中原中也の肖像で、中也というと帽子をかぶったつるんとした美少年の写真しか思い浮かばないが、ここに収蔵されたブロンズ像はおっさんの容貌をしていた。

写真禁止なので、メモ帳に描いた拙いクロッキーを。どのくらい再現性があるかは保証の限りでない。

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第2室にはロマン・ロラン夫妻、ガンジー、アランら、海外の知識人の肖像と、トルソ、踊り子像など。フランス人が多いようだったのは、作者がフランス留学経験者だからだろうか。

第3室には、ブロンズ像の作り方のサンプルなどがあった。粘土で原型を作り、石膏型を採り、溶けた合金を流し込むというのが大雑把な手順で、ブロンズの厚さはたいへん薄いようだったことが印象に残った。

その他、堀田清治という人の油絵が3点、上出穂美という人の抽象画が1点、雨田光平という人のブロンズ像つか仏像が2点、それに斎藤雅緒という人の、写真かと思ったらスーパーリアルイラストレーションという絵なんだそうだ、それが2点、それぞれ展示されていた。斎藤氏以外は福井県出身で明治・大正期出生の物故者だが、斎藤氏だけは福井県出身じゃないし現役なのに、どういうセレクション? いいけど。

 

館内は撮影禁止だが、庭に高田作品と思われるブロンズ像がいっぱいあったので、撮ってみた。どれも館内で見たものと同じようだったが、イミテーションなのか同じ型から採ったものなのかは、わからない。

 

右下の案内板には「空 Le Ciel 1978 ブロンズ」と書いてある。

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一部文字が欠けていて間違っているかも知れないが「憩う Reposer 1976 ブロンズ」。

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「地 Terre 1978 ブロンズ」

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「水浴 La Baigneuse 1969 ブロンズ」

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「在I Etre I 1980 ブロンズ」

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これだけは、ちょっと離れたところにあった別の人の作品。左の銘板に「山本正道 風と少女 '91 1991」とあった。

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さて市立図書館に行くためには、福井駅まで引き返さなければならない。どうやって引き返そう? フレンドリーバスは30分に1本しかない。

トロトロ歩いて戻るかと思っていたら、ちょうど「すまいるバス」というコミュニティバスが通りかかってくれた。こちらは100円と有料だったが、惜しむ額じゃない。乗せてもらった。

乗ったバスの写真は撮れなかった。これは駅西口のバスターミナルで撮った運行ルート。

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西口と言えば、福井鉄道の路面電車の始発駅がある。いっぱい撮ってしまった。

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車止め。こういうのが嬉しい人もいるんですすみません。

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福井鉄道の路面電車には、市立図書館に近い田原町に向かう路線と、JR武生駅前の越前武生という駅を終点とする路線の2つがある。

いま出て行ったのは(多分)田原町方面行き(つまり目の前で逃してしまったということだ

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こちらは越前武生方面行きだったかな? 車掌さんが乗っていて、田原町には行かないと言われた。

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市立図書館方面にはコミュニティバスも出ていたが、こちらも時間が合わない。どちらも30分に1本だったのだ。

まあいいや、まだ午前中と時間が早かったので、経路の福井城址を見ながら歩いてみようと思った。

 

いらんことだが、2枚上の左奥に写っているのは、こんなエア遊具である。

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この項つづく。

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